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フランス3度目の産婦人科

フランスに来て3度目の産婦人科です。

本日もアレックスさんは半日休暇を取り
病院へ同行してくれました。感謝。

パリ14区にある病院なんやけど、
本日現地で待ち合わせ。

『病院前にラクラック(?)食べよう』

と言われてて、
どんなフランスのランチなんかなー
ってワクワクしてたら、

思っ切りベトナム料理でした。
なんやその名前

ルクラック(?) は
サイコロ牛肉炒めみたいなんでした。

私はフォーを食べました。
もやしの食感すき。

私の味覚というか食の好みはやっぱ少し変で、
食感が大事なのかも。最近気付いた。
イチゴの種とか数の子とか
ホントは一粒一粒噛みたい。

フォーのもやし多分生やとおもうねんけど
茹でもやしよりシャキシャキで嬉しい。

シャキシャキ。

で、前回通ってた語学学校もこのへんなんやけど
アジアンショップが多い。

タピオカ屋さん見つけて、
どうしても飲みたくてちょい並ぶ。

はーこの後は買い物かなーなんて思って
タピオカにわくわくしてたんやけど

まだかまだかって様子のアレックス。

どしたん?って聞いたら

いや、病院の予約もうやで!

言われてハッと思い出した

今日病院の為に来たんやった。

こやって本来の目的すら頭から消える事ある。

これもADHDの症状っぽい
この話はまた今度気が向いたら。

アレックスさん大変ね。
申し訳ないなぁ。

今日は優しそうな森泉似の女医さん。

病院のドクターやナースも
タトゥー入りまくってたり
ピアスいっぱい付いてたりする。

今日の先生は膝上ミニスカワンピの私服に
ちょいウェッジソールのサンダルに白衣でした。

いや、そうやんな、
服装なんて本来何ら問題ない訳やもん。

ピアスタトゥーだらけでもさ。

それぞれ白衣の下に個性が見えて、
先生や看護師さんである以上に1人の人間やん
って当たり前なんやけど改めて思ったよ。

日本やと肩書きによって
こうあるべき姿みたいなものが
皆の共通認識としてあって、
店員さんでも学校の先生でも
無意識的に皆が、そこから逸脱しないように
何かを守ってるんやなあって。

綺麗な足を黄色の可愛いワンピースから
覗かせる女医さんとアレックスの
フランス語を
聞いてるフリしながら

また、自分の中の日本人を見てた。

服装や見た目なんて些細な違いやけど、
考えると奥深いところからの
感覚の違いが見えてくる。

それは、もう海外での生活節々で
感じる事なんやけど、
日本もこうあるべき!とか
そういう類いの感覚では無くて

違いを知ると、じゃあなんで
日本はこうでこの国はこうなの?とか
色んな疑問が生まれてくる。

そこには必ずそれぞれの理由がある。

初めて海外に出た時、
日本とは違う価値観や文化に衝撃を受けて
羨ましい部分や新しい感覚を知っては
日本と比べて、日本もこうなればいいのに
ここがダメ。あっちはこう。
なんて、知った気になったりしてたんやけど。

隣の芝は青く見えるもので。

今は、簡単に
日本は凄い素晴らしい!とも
海外に比べて日本は劣ってる!とも
どちらとも言えないと思っている。

色んな国の色んな状況
人とか家庭とか宗教とかマナーとか
全てにおいて歴史があり文化があり
違う事は当たり前という事を
実際に目で見て体感したからこそ、
それぞれが優越ではかれる事じゃないって
心から思えるようになった。

インドの街もパリの街も
変わらない目で見られるフラットな気持ちが
旅に出て経験して得られた事なのかも。

自分の普通は相手の普通とは
違うかもしれない。

何事も広い視野で柔軟に受け入れて
考えたいし、それを面白がれたら最高。

違いは面白い。

話はかなり逸れましたが、

やると思ってなかった内診?ありました。

さー、椅子登ってー
はい、旦那さん出て行ってー

とアレックスは部屋から出され、

壁いっぱい曇りガラスの窓から
外光が差し込む病室。

綺麗な女医さんと2人。

少し角度を付けて寝転ぶことのできる椅子から
足置きらしきものがにょきっと生えてる。

足置くんか?引っ掛けるんか?

わからん

引っ掛けてみた。

違った。間違ってたっぽい。

置くのよーと言われて
照れながらポジション変更する。

『ちょっとよく分からなくてすみません。
日本だと椅子が動くんですー。。。』

と言い訳したら、それはいいね!やて。

日本の場合、
お腹から向こうはカーテンで区切られて
何が行われるのかは全く見えない。

しかも座ると勝手にウィーンと開脚してくれる
画期的な椅子付き。

しかしこちらは服を置く場所も見当たらず
しっかり外からの太陽光と、別のライトに
照らされながら自らイスに座り開脚する方式。

思えば日本のあれは
日本人の羞恥心に合わせて出来た
システムなのかもしれないなぁと思いながら。
身を委ねる。

女医さんの、

OK.
Perfect.

の呟きだけが 響く病室。

戸惑いはあったものの、
不思議な事に日本方式より
こちらの方が安心出来て
緊張もせず痛くもなくスムーズに終わりました。

先生が同性だったから?
カーテンで仕切られてなかったから?
理由はわかりませんが、
リラックスってきっととても大事。

これってきっとお産にも言えるんやろうなぁ。

初めてのフランスでの内診も終わり
一安心。

最初検尿したのに、
帰りにまた検尿せえ言われる。

コップの水渡され、がぶ飲み。

2時間程病院滞在して終了。

ZARAとH&Mで買い物。

結局バックパッカー並みの服しか持ってきてなくて
少し買い足した。

そんな1日でした。

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