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Human and Cosmic Evolution 宇宙と人類の進化

こんにちは。烏有です。

今回は、タイトルにもありますように、私たち人類に関する基礎的なトピックをご紹介します。

以前から当ブログで扱っている内容になりますが、この基礎をしっかりと固めておくことで、後に翻訳する記事をスムーズに繋ぎ合わせることができます。過去の記事はご覧いただかなくても大丈夫です。

では早速本題に入りますと、今回の記事ではGigi Young(ジジ・ヤング)さんのYoutube動画を翻訳していきます。約半年前の動画です。当時から翻訳を予定していましたので、ようやく記事にできて嬉しい限りです。


それでは、よろしくお願いします。


✧︎ 宇宙の秩序 ✧︎

皆さん、こんにちは。

今日は講義にお付き合いいただき、本当にありがとうございます。皆さんとご一緒できることを嬉しく思います。

さて、今日は宇宙と人間の進化についてお話します。それが今日の講義のテーマです。

そして、始める前にお知らせがあります。この講義をよりスムーズに理解して頂くために資料をご用意しています。PDFをダウンロードして下さい。…(中略)…※

(※随時、必要な資料を貼っていきます。ダウンロードは不要)


この講義の焦点は、人間と宇宙の進化段階と、それらがどのように互いに反映し合っているかということです。

というのも、今後数十年の間に私たちが直面することのひとつに、私たちの原点が変わってしまう、あるいは原点を混同してしまう、あるいは「創造」について非常に外来的な唯物論的バージョンに置き換えられてしまうプロパガンダが横行するため、このことについてはっきりさせておきたいのです。

私たちの精神性を成長させるためには、この古代の知恵と再び繋がる必要があります。
今お話ししていることはすべて、神秘の知恵です。古代の叡智です。

地に足のついていない空想的なチャネリング情報ではありません。これは、私たちの神秘的な実践と世界に対する考え方の基礎をなすべき知恵なのです。私はこれを人智学や精神科学を基礎にご紹介しようと思っています。

というわけで、ここからが本題です。

なぜこの議論が重要かというと、私たちはいつも、「私はアセンションしている」「私は5次元に行く」「私は4次元にいる」「私はこの宇宙空間にいる」「私はこの種の特定の次元に行く」といった会話を聞いているからです。

これらの概念は、私たちが特定のイニシエーションや特定の進化を経験することを示唆しながらも、実際には何の構造も与えられていないような場所にぶら下がっているようなものです。

「私はこの次元やあの次元にアセンションするんだ」というような空疎な言葉で語られるこの概念を真に理解するためには、真剣に構造を学ぶ必要があります。

私たちは、この構造を持っていないと、このことを理解することができませんし、どうやってここに来たのかも理解できません。

ですから、これについて議論することはとても重要なのです。

私たちの創造の構造、人類の進化の構造、宇宙の進化の構造を知れば、自分がどのように発展していくかを理解できるため、緊張感が和らぎ、堅実に生きることができます。

私たちがある種の進化段階にあることがわかると、ある種の謎が明らかになり、私たちはそのイニシエーションを認識しながら人生を送ることができるようになるのです。

例えば、今 私たちは終末期の状況にあり、社会の闇に直面していますが、なぜこの段階にいるのかを秘教的に理解すれば、平和と意識と叡智を持ってそれに立ち向かう力を持つことができるのです。

なぜ私たちが混乱に陥るのかというと、個人として、また社会として、地球として、発展のサイクルの中で自分がどこに位置しているのか理解できていないからです。

鬱病や不安を引き起こす最大の原因は、自分が物事の流れの中で、どこにいるのかがわかっていないことと関係しています。

無意識のうちに自分自身を正しい宇宙線の中に位置づけることができていないため、大きな不安が生じるのです。

私たちは、宇宙の中での自分の存在の正しい位置づけを示すことができていません。
そしてそのことが、私たちという存在の中に計り知れない大きな不安を引き起こすのです。

ですから、このことを理解することが非常に重要です。

さらに、このことを理解することによって、
「スピリチュアルなイニシエーションとは何か?」「宇宙的なイニシエーションとは何か?」 ということも把握することができます。

イニシエーションとは、現代では「アセンション」や「スピリチュアル・アウェイクニング(霊的覚醒)」といったキャッチフレーズで表現されていますが、これらはすべて、私たちの存在に統合されている宇宙の側面、あるいはエネルギー体の側面の俗称であり、恒星と星系のさまざまな惑星に従って非常に明確な順序で霊化されていく進化過程を表しています。

私たちの惑星と宇宙におけるイニシエーションのシステムは非常に特殊なものです。

これは科学です。

私たちがどのように物質面から上昇して霊性を発揮できるかを理解するためには、この基礎が必要なのです。これが必要なのです。

というのも、今日お話しするこの構造は、秘教的なワークにおいて、「時間(多次元的世界)」を感じ取る手段であるからです。

サイキック、神秘主義者、そして自分を神秘主義者とは思っていない人も含みますが、誰もが自分の中に潜在的なサイキック的側面を持っており、皆このように機能しているのです。

ただ、それと統合されていないだけなのです。この構造を理解することで、「時間」の感覚を認識できるようになります。

これによって、個人的なエネルギーや主観に基づいた物語ではなく、アカシックレコードを実際に正しく読み取ることができるようになります。個人的なエネルギーに基づく空想的なものではなく、集合体の本当のパターンを理解することができるのです。

私たちは実際にアカシャの中に入って個人的にアクセスするだけでなく、自分よりも大きなもの、つまり「時間」を視て、それを真に理解することができるのです。そのためにはこのシステムが必要なのです。

サイキックが「時間」を体験するとき、それは実は直線的なものではありません。

それは、特定の時間軸の中で起こる一連の出来事やパターンのことです。そして、その時代には非常に特殊な振動数があります。

これは古代の叡智であり、私たちの魂の中にあるものです。私たちの潜在意識は、アカシックレコードの読み方や、特定の時代のエネルギーによる「時間」の読み方を知っているのです。

直線的な時間ではなく、その時代を構成する宇宙線の特定の組み合わせによって構成されたエネルギーから「時間」を読み取るのです。

これによって密度を計算し、私たちが時間として認識しているものを計算することができるのです。しかし、それは直線的な時間ではなく、私たちが考える直線的な時間を超えて、もっと大きな一連の出来事として計算されるのです。

つまり、創造の一連の出来事を理解しない限り、アカシックレコードを正しく読み取ることはできないのです。

では、なぜ一連の出来事を理解する必要があるのでしょうか?

それは、私たちの進化段階はすべて、何度も何度も少しずつ違う形で繰り返されているからです。

これらの再現が何であるか、これらの段階が何であるか、それらが何を表しているかを知る必要があります。

そうすることで、「自分の過去世を見た!」とか、そういうことではなく、本当に見ているものを理解しながら、非常に正確にアカシックレコードを読み取ることができるのです。

なぜこの構造が重要であり、なぜ基礎となるのか ご理解いただけたでしょうか?

いいですか?これは精神科学です。

これは基本的に、あらゆる神秘的な実践を構成する秘教的な科学です。

これがなければ、私たちの霊的発展において次のレベルに到達することはできません。

今日お話しすることはすべて、基本的に地球をベースにした視点です。地球で生活しながら、プレアデス人の視点、金星人の視点、火星人の視点で世界を見ることはできません。

そのような認識を持つためには、その惑星圏にいるか、その恒星に直接関連していなければなりません。その星を通して、その星の上で転生しなければなりません。

私たちは地球の太陽を通して転生しているので、この話はすべて太陽に基づいて行われることになります。※

(※訳者による注略…
太陽系惑星は、他の恒星のエネルギーを直接認識することができない。彼らは完全に別次元にあり、彼らの視点で物事を認識することはできない。そのため、意識的に認識できない他の恒星のエネルギーを太陽が下ろし、太陽が翻訳者となってしか理解することができない。)

さて、最も驚くべきことの一つは、実は「7」という数字です。これを聞いたことがあるかもしれませんし、スピリチュアルな文献で気づいたかもしれませんが、人々はいつも、「7は聖なる数字である」というようなことを言います。

後で説明しますが、7つのチャクラ、7つの曜日など、私たちには常に「7」があります。聖書でも「7」という数字は重要です。※

(※その他
・錬金術の「7種の金属」
・イシュタルの冥界下り 「7つの門」 
・偉大なイニシエートの言葉「777の謎を学べ」 【H・P・ブラヴァツキー著『シークレット・ドクトリン』より】など)

このように、数秘術が登場するのです。 

なぜ「7」という数字は重要なのでしょうか?

それは、私たちは常に7つの進化段階を経ているからです。私たちの進化はすべて7つのサイクルで行われます。

つまり、7つの進化段階を通して下方に投影し、さらに上方に投影して霊化する。これが、私たちの地球での進化の数であり、特徴です。

私たち自身と、私たちが住む宇宙について理解しなければならないことは、私たちは皆、同じ進化の法則、同じ宇宙の法則、同じ衝動に従うということです。

その法則に従わない人はいません。

あなたが隣人や他の人との唯一の違いは、それを理解した場合にどれだけうまく統合できるかということです。それが唯一の違いです。

私たちは皆、宇宙の法則に従属しています。そして、私たちが進化するためには、それらの宇宙の法則を実際に統合しなければなりません。

宇宙の法則を理解し、統合し、マスターしなければならないのです。

そしてこれが私たちの進化を引き起こすのです。

このように、私たちは常に宇宙とともに進化していることを理解する必要があります。

私たちは常に宇宙的な衝動とともに進化しているのです。この衝動はキリストの衝動と呼ばれることもあります。また、太陽の衝動と呼ばれることもあります。

いいですか?このように、私たちは常にその衝動とともに進化しているのです。

さて、その自然な衝動から外れた瞬間、つまり私たちを創り出した有機的で自然な宇宙的衝動から外れてしまった場合、どうなるのでしょうか?

その道に前進するにつれて何が起こるかというと、退化し始め、進化の下方サイクルや複雑な暗黒サイクルに入り始めます。※
暗黒といっても、後に説明するような暗黒ではなく、反転した暗黒です。

(※関連記事)

ですから、私たちが調和し、進化するための有機的な衝動が宇宙の中にあり、それが私たちの内側にあることを理解することが非常に重要です。

それは、キリスト意識(ハート)と呼ばれています。

それが、宇宙の進化の衝動を体験的に理解する方法なのです。私たちはそれを自分の中のキリスト意識として経験するのです。

これはまた、私たちの太陽系や惑星も同じ衝動を経験しており、 私たちと共にそれらを統合して進化していることを意味しています。

ですから、私たちが宇宙で見ている惑星でさえも、恒星である太陽でさえも、私たちと同様にこれらの衝動をすべて経験しているのです。

私たちは皆、そのような経験をしているのです。鉱物界、植物界、動物界も、こうした進化の衝動を受けて進化し、私たちと全く同じ経験をしています。しかし、彼らは私たちよりも少し単純な方法でそれを経験しているのです。

この7つの進化段階を視覚化し、一種の変容として見るのが最適です。つまり、毎回まったく新しい形になっているわけではないのです。すべての進化段階がリセットされ、断片的に進んでいるわけではありません。

1つのサイクルを経るたびに、次のサイクルは前回のサイクルの積み重ねとして連続しているのです。

ですから、人類の進化段階は、ある種の変容の明確なサイクルであると考えることができます。

次回の講義では、このことをもう少し具体的に説明する予定です。しかし、今日は理解するために、このことについて触れるだけにしておきます。

種が土に落ち、それが成長して葉や茎ができ、さらに大きな花に成長し、最終的にはまた循環するようなものです。これは、人間も同じです。可塑性の時代と硬質の時代を経て、私たちもそれを見ることができるわけです。

私たちは可塑性の時期(レムリア)を経て、形態が変わり、進化してきました。前の時代と同じ意識・同じ形態ではありません。 

そして、次の時代には、その上に構築されるのです。このように、私たちの形がより洗練されたものに変化する可塑性の時期があるのです。

そして、ある種の硬さに沈み(アトランティス)、形があまり変わらなくなる時期(現代のポスト・アトランティス)もあります。
そして、再び霊化され、形が再び変化します。

今ある形、今ある物理的な肉体が、実はとても違って見えていたということを理解するのは非常に難しいことかと思います。

そして、今ある形は、本当にこの時代の形態に過ぎないのです。

これは、驚くべきことでしょう。レムリアに戻って、私たちの形がどのようなものだったか、何が発展し、何を残したのかを考えると、とても驚かされます。

また、アトランティス時代に思いを馳せると、私たちの姿はどうなっていたのでしょうか?私たちは何を発展させ、何を残したのでしょうか?

そして、私たちは今どこにいるのだろうかと考え、私たちは今どんな形を発展させ、何を残しているのだろうかと考えます。そして、その次の時代、私たちはそこでどう発展しているのか?

それがわかったとき、私たちは本当にその時点で創造を理解することになりますね。私たちが取り組んでいるのは、それくらい大きなスケールなのです。


✧︎ 7つの進化段階 ✧︎

では、宇宙レベルの話に入っていきましょう。

太陽系にはさまざまな進化段階を表す7つの惑星(7つの領域)があります。※

(※地球と人類は「土星(土星紀)」「太陽(太陽紀)」「月(月紀…以下省略)」「地球」「木星」「金星」「バルカン」の7つの段階を経て進化するという、ルドルフ・シュタイナーによって広められた宇宙論

以下シュタイナーの講演録より抜粋

地球は、私たちの知っている惑星になる前は、全く別の惑星であった。太古の昔、オカルト科学では、地球は「土星」と呼ばれる惑星だった。地球は4回生まれ変わった。

私たちの太陽は恒星だが、昔の「太陽」は惑星で、転生の過程で惑星の実体や存在から恒星になるように働きかけられた。同じように、私たちが「月」と呼んでいるものは、現在の月と同じものではなく、地球の3度目の転生である。土星も同様で、地球の進化の第一段階である。

これらの惑星を、それぞれ別の惑星と考えるのではなく、同じ惑星の4つの異なる状態と考える。それらはひとつの惑星の真の変容であり、その惑星に属するすべての存在が共に変容しているのだ。)
AT THE GATES OF SPIRITUAL SCIENCE
GA 95


これは、太陽や恒星の表現であると理解することもできます。そして、すべての惑星は互いに関連し合い、人類や太陽系における進化の様々な段階を表しています。

つまり、私たちが目にする惑星は、人間と宇宙の進化段階を表しているのです。

例えば木星は、物質主義的な科学が私たちに信じさせようとしているような、「あれはただのガスの塊なんだ」というようなものではないのです。

もっと複雑なもの、もっと古いもの、もっと神聖なものを見ているのです。

天使のような意識、高次の意識は、地球の進化段階と相関していますが、それは人間の中の発展サイクルとも相関しているのです。つまり、人間の特定の進化段階を見ているわけです。

木星を支配する高次の存在たちは、ある特定のものを象徴しており、それ自体がイニシエーション・フォースなのです。金星も、月も、土星も、私たちの太陽でさえも同じです。

これが生命のシステムなのです。

ですから、宇宙は単なる物理的な空間ではなく、私たちの内なる世界と密接に絡み合っているのです。それくらいスピリチュアルなものなのです。

Edgar Cayce(エドガー・ケイシー)は『Planetary Influences & Sojourns』という本の中で、長い時間をかけて、この構造を革命的に、現代の意識で理解できるような言葉で言及しています。※

(※ 私たちが地球から見ている3次元の惑星は、実は4次元や5次元の領域でもあり、太陽系という学校の中で特定の研究をする魂の大学のように機能している)
エドガー・ケイシー

彼の言う「太陽系学校」とは、すべての惑星が人類のイニシエーションを表していて、私たちはこれらすべての惑星の中を循環し、さまざまな進化段階を経て、非常に時間をかけて自分自身を統合していく、という意味です。

このように、宇宙を最もシンプルに表現すると、宇宙は学校であるということです。そう考えた瞬間、私たちは突然、正確な秩序の中に身を置くことになるのです。なぜなら、私たちは自分たちがいるシステムを実際に理解しているからです。

一方、このことを理解していなければ、死のプロセスが何なのか、つまり自分自身を宇宙に解放することとはどういうことなのか理解できません。輪廻転生がどのようなものであるかも理解できません。これを理解しないと、非常に不明瞭で空疎なものになってしまいます。

さて、PDFの図1をご覧下さい。これは、伝統的に「惑星の連鎖」と呼ばれているものを非常に単純化した図です。

図1

この教えはもちろん、東洋の密教から続くものです。インドやチベットから、太陽系や人類の進化に関する古代の研究を持ち出し、西洋に持ち込まれたのです。これが神智学者が行ったことです。

ですからこの講義では、伝統的な神智学の絵を少し現代風にアレンジしたものを使っています。それから、人智学の絵も使っていますが、こちらはもう少し近代化されています。

さて、話を戻しましょう。

図1ですが、7つの惑星があるのがわかりますね?左には1から3の惑星があり、下降して密度が濃くなっています。そして惑星4がありますが、これは一種の統合惑星として独立しています。そして5、6、7が最後の連鎖で、これは上昇の連鎖、あるいは霊化の連鎖です。

(見やすいように再度貼り付け)図1

もう一度言います。

惑星1、2、3があり、これらは物質の中に深く入っていきます。これらは物質化しています。まず惑星1から始めますが、色でわかるように、最も軽い密度、高次の密度です。

つまり、その本質においては最もスピリチュアルな惑星なのです。火のような、あるいは温もりのようなものです。まだ物質的でないことは確かです。

そして、2番目の惑星は、空気と関連しています。少し密度が濃くなっていますね。そして、第3の惑星は水に関連しています。

そして第4の惑星、これは私たちが今いる地球です。そして、5、6、7は、それぞれ3、2、1と平行しています。つまり、1、2、3は物質化の弧であり、5、6、7は霊化の弧なのです。

これが私たちの進化のサイクルです。

図2を見てください。これは伝統的な神智学で描かれた惑星の図です。これは、私たちが地球として、そして人間として経験した物質への降下、さらにこれから経験する上昇を表しています。

図2

明らかに、惑星1は非常に軽く、風通しがよく、スピリチュアルな領域であることがわかります。そして、空気(惑星2)、水(惑星3)、そして地球が形成されているのがわかります。そして次はスピリチュアルな領域へと上昇していくのです。私は本当にこの図が好きです。

3つ目の図は、より高度な図になります。
最初に私たちは、意識にはさまざまな段階があり、物質への落下と物質からの上昇を繰り返すという宇宙の秩序を学びましたね?この図3では、これらの1〜7の球体に、私たちの進化段階を表す7つの惑星を当てはめています。

図3
進化の第1段階「土星」   第7段階「バルカン」
         第2段階「太陽」   第6段階「金星」
         第3段階「月」      第5段階「木星」
                     第4段階「地球」

このように、私たちの地球は、この7つの段階を経ていると見ることができます。

最初の段階、最初の進化の段階は、「土星」でした。そして、「土星」はこの情報への入り口であり、この特定の概念を表す入り口として存在しています。

いいですか?「土星」はこのエネルギーを持ち、この知恵を持っているのです。その門番、あるいはそれを表現するためのしおりのようなものです。「土星」のエネルギーは時間とともに錬金術的な変換を経て、「太陽」のエネルギーに変容し、非常に長い時間をかけて「太陽」となりました。そして、その次は「月」に進化しました。

「土星」はただの暖かさと表現されることもありますね。そして、「太陽」は、火とか空気とか、よく表現されます。そして、「月」は何として表現されますか?そうです。水です。
潮の満ち引きは月の満ち欠けと対応していることは、よく知られていますよね?

これが「下降の弧」です。これは物質への移行の弧です。

さて、「地球」は第4の進化段階で、完全な固体の物質です。「地球」というのは、固形物、完全な物質化という意味です。

錬金術的に言えば、地球とはそういう意味です。鉱物も固形物もすべて「地球」です。そして私たちは現在、ご存知の通り、進化の第4段階にいます。「地球」の段階にいるのです。

そして、この後、「木星」や「ニュー・ジュピター」と呼ばれる段階に上昇します。つまり、地球が「木星」に霊的に変化するのを見ることになります。そして、その「木星」は「金星」に霊化していきます。「金星」は「バルカン星」に霊化されますが、そのエネルギーはあまりにも高いため、私たちの段階ではそれを知覚することすらできません。

いいですか?
これが、7つの進化段階です。

そしてこれは、惑星の進化の連鎖です。私たちの「地球」が何であったかを示しています。私たちの「地球」は、以前は「月」でした。「月」は「地球」の前段階を表しており、実際には、「地球」でありながら「太陽」でもあった原始的な素材から形成されています。そして、その前には「土星」がありました。

これらの惑星はすべて、私たちが現在いる場所と相対する、その段階の象徴なのです。そして、「地球」では物質化の最終段階に達します。

「地球」は単独で存在していますが、その最下部には常に単独で存在している段階があります。第4段階は常に単独で存在します。そして、「木星」「金星」「バルカン」へと霊的に変化していきます。

これが私たちの創造の弧です。

そして今、下降する弧の中にいた私たちが、上昇する弧の中にいるのです。※

※私たちは現在、下降の孤、物質化の孤にいるのではなく、霊化の孤のはじまりにいる。
私たちは霊化の孤の中にいるにも関わらず、物質化の孤に執着し、囚われている。
私たちは過去と混同してしまい、まだ物質化に身を投じている段階だと思い込んでいる。 

整形やルッキズム、トランスヒューマニズムなどが推進される理由の1つは、レムリア・アトランティスの衝動と一部関係している。それらは、物質化段階の名残であり、彼らは自分の魂が入り込むための形を作らなければならないと思っている。

レムリア時代とアトランティス時代、私たちは魂や霊体を意識的に肉体と物質面に深く織り込み、目や識別力を発達させ、現在のように個性を経験できるようになった。

当時の人間はアストラル的な存在だったため、私たちは自分自身を肉体化する方法を学ばなければならなかった。そしてこのプロセスは、程度の差こそあれ、私たちにとっては一種のトラウマのような出来事であった。

私たちの進化の時代、現在の時代に入ることができる唯一の方法は、自分の内側を深く見つめ、霊的な変容と責任、そしてハートを理解し、そのハートの本質を使って自分を変容させるために、霊的に識別力を発達させることだ。

その他 過去の時代の名残
・自分が「いいと感じる」ことやものしか選択しない→思考力や識別力がなかったレムリア時代の名残
・ただ、スピリチュアル・ティーチャーやインフルエンサーの元に座って話を聞いていれば成長できる
・救世主が来て何とかしてくれる。
→識別力が発達していなかったレムリア初期は、高次の存在からの働きかけに依存していた
The Materialist's Religion  | Gigi Young
その他Q&A動画
シュタイナー講演録


これらの、どの段階もひとつひとつ特徴的で、人類に何か要素を与え、進化させるために特定の要素を与えてきました。

そして、これらの過去の段階はすべて、今も私たちの中に残っています。それらはまだ非常に深いレベルで私たちの内部で機能しているのです。

たとえ、私たちが最初の段階から大きく進化してきたとしても、これらのすべてがまだ私たちの中で循環しているのです。

だから、これは基礎となる教えなのです。そしてこれは、全生物が経験する共有されたサイクルであることを、もう一度強調しておきたいと思います。鉱物界、植物界、動物界など、さまざまな生命界が、同じ段階を経て進化しています。

このことは、おそらく将来的に非常に興味深い講義を行うための材料となることでしょう。
これは動物が人間や植物や鉱物のようなあるレベルに到達することも意味します。

ですから、これは人間だけが経験することではなく、全生物が経験することだと理解しなければなりません。宇宙は私たちだけのものではありません。私たちは皆この影響を受けているのです。

いいですか?では、まとめましょう。

私たち人類と宇宙の進化は、7つの段階を経て行われます。7つの惑星は、太陽系と人類における進化の明確な段階を表しています。

人類は宇宙のサイクルを自然に体現しています。人類は宇宙を直接的に表現しているのです。つまり、私たちは長い時間をかけてこれらの異なる惑星の段階に合わせて形成されてきたため、私たちの身体、特に肉体の形態は、これらの変容のすべての結果であるということです。

そしてそれはまた、宇宙の直接的な表現でもあるのです。なぜならそれは、宇宙のメカニズムによって形成されたものだからです。宇宙が自分自身をひっくり返し、私たちがそれに反応することで、さまざまな段階を経て形成されたのです。

つまり、私たちは宇宙を体現しているのです。
人間は宇宙の体現者なのです。


いいですか?ですから、私たちの姿をそのように見ること、それが私たちの姿だと理解することが非常に重要です。

だから、あらゆる教団で、「体は神殿である」という教えが多く見られます。これは正しいことです。

また、さまざまなミステリースクールでは寺院が建てられています。人間の身体と同じ比率の神殿を建てるのは、私たちがここまで進化して、宇宙や太陽を完全に表現する肉体を持つようになったことを誇りに思うからです。

わお!内側に向かいたくなりますね。

さて、先ほど下降する孤と上昇する孤があるという話をしました。1〜3までの惑星は明らかに濃くなっていましたね。そして、5から7は軽くなっていきます。

つまりこれは、物質への降下、「夢の中に入ると」いうことです。※そしてそれはまた、物質から昇る、立ち上がるという意味でもあります。それがこの意味です。

(※ シャーマニズムの伝統では、物質へ下降することを「夢の中に入る」と表現される。キリスト教の秘教では「堕落」と呼ばれている)

これは私たちの進化の段階の一部であり、私たちは何度も様々なことを行ってきました。

さて、ここからさらに深く入っていきましょう。

✧ 7つのグローブ✧


私たちは今、地球は「土星紀」、「太陽紀」、「月紀」、「地球紀」、「木星紀」、「金星紀」、「バルカン星紀」の7つの段階を経て進化していくこと学びました。

そしてこのそれぞれの紀には、さらに7つのサイクルがあるのです。

いいですか?7つの進化段階があります。そしてこの1つの進化段階が7つの異なる形態をとるのです。

これは非常に興味深いことです。これは、神聖な「7」が再び現れるということです。つまり、それぞれの惑星紀の中に7つの小さなサイクルがあるのです。

あるいは、それぞれの惑星が7つの転生、7つの表現をしていると見ることもできます。

神智学の文献では、惑星の7つの表現は(Globes)グローブと呼ばれていました。つまり、各惑星(進化段階)には7つのグローブがあり、それは密度を軽くしたり濃くしたりする7つのユニークな表現なのです。※

この最も原型的な状態をグローブ1、またはグローブAと呼ぶことが多いです。そして、密度が濃くなるにつれて、グローブB、C、D、と呼び、そして上昇するにつれてグローブE、F、Gとなります。つまり、私たちの地球はグローブA、B、C、Dを経て、これらの段階を経て進化しているのです。

図4

これは次に知っておくべき重要なことです。
ある惑星の7つのグローブをすべて通過するとき、それは(Round)ラウンドと表現されます。

いいですか?つまり、グローブAからグローブGに至るまでの時間、AからGを一周することをラウンドと呼びます。それは1つの完全なサイクルとも呼ばれます。

これは図5のものですが、最初に見た図1や図2とは少し形が異なっていることがわかりますね?

図5

V字型ではなく、円形になっているのがわかると思います。これは本当に重要なことで、地球を1つのサイクルとして進めていくわけです。つまり、Aまたは1から始めて、Gまで循環させるのです。

これは「車輪の一回転」とも呼ばれています。昔は、東洋の伝統でも、1つのサイクルを通過したときに、クールな名称がつけられていました。グローブAからグローブGを1周すること(ラウンド)を、かつては「時の輪の1回転」と呼んでいました。そして、これを7回繰り返すのです。7という数字がまた出てくるわけですね。

いいですか?次の発展の連鎖に移行するためには、それぞれのグローブを7回通過しなければならないのです。

これは東洋の伝統的な言い方で「Manvantara(マヌヴァンタラ) 」とも呼ばれていますね。「One Day of Brahma / Age of Brahma(ブラフマーの1日・カルパ)」とも呼ばれていました。彼らはこのような考え方で時間を刻んでいたのです。これは、転生してさまざまな惑星をすべて回るのに必要な時間があまりにも膨大なため、このように呼ばれていました。でも、彼らには計算もありました。彼らは信じられないほど高度な技術を持っていました。なぜなら、グローブAやGのように、あまり物質的でない、よりスピリチュアルな惑星に入ると、時間はC、D、Eのように同じように機能しなくなるからです。

いいですか?「地球」の7つのグローブを1周すること(1周する時間)をラウンドと呼びました。そしてこのラウンドを7回繰り返すわけです。
そして、7回終えると、まったく新しい惑星へと進化します。

さあ、図3に戻ってみてください。
私たちが地球にいて、7つのグローブを7周終えたらどの惑星に進化するのでしょうか?

図3

そうです。第5段階の「木星」です。そしてまた、「木星」の7つのグローブを7回通過するのです。そして、次はどの惑星に行くのでしょうか?「金星」7つのグローブを7回。「バルカン」 7つのグローブを7回。そして、別の惑星へ。「バルカン」の時点まで太陽系惑星です。

では、どうやってこの中を移動するのでしょうか?もしあなたがAからスタートしたとしたら、あなたは自分自身を、特に最初の頃は、スピリチュアルなエッセンスのようなものだと思うでしょう。

図4

これはモナドという言葉で表現されることもありますが、当時の人間はまさに幽玄な霊的本質であり、まだ神と非常に密接に絡み合っていました。

そして、B、C、Dへと下降していくにつれて、あなたはどんどん密度が濃くなっていきますよね?そして、あなたのモナドは、ますます自分自身を洗練させていきます。そして、それは物質の中に完全に定着するのです。

そして、私たちはE、F、Gに入ると、よりエーテル的な形態に戻って再び霊化し始めます。

いいですか?これは全て経験なのです。

下降する孤が個性を伸ばす経験をし、一番下のDは非常に物理的な経験をします。そして、E、F、Gはあなたの存在を霊化するものです。

そして、この進化のサイクルの中で、また同じことを繰り返すのです。想像できるように、私たちは常に自分自身を書き換え、進化させているので、私たちの発達のある側面は、思い出すのも理解するのも難しいものです。

ですから、そのことを心に留めておいてください。また、AからGまでのグローブを移動しているとき、私たちは「life waves(生命の波)」と呼ばれるものと共に移動しています。

私たちは、天空の蛇に乗っているようなものです。私たちは生命の波に従っているのです。自分の中や宇宙の中の有機的な衝動に従っているのです。

私たちは生命の波を追っています。
下降するときは生命の波を追いかけ、上昇するときは物質から離れる波を追いかけます。

つまり、私たちは生命を追いかけているのです。そのことを知ることが重要です。そして、私たちが通過する全ての惑星、その7のすべての側面は、私たちが統合しているより大きな要素、より大きなパターン、より大きなアーキタイプを表しているのです。

 そして、すべての惑星の中に、その惑星の特定の要素を表す7つのサイクルがあり、それを発展させていくのです。

「学校」と呼ばれるのはそういことです。その惑星をマスターするためには、これら7つのイニシエーションポイントをすべて通過することができなければなりません。7つのグローブを7回通過し、太陽系の7つの惑星を通過し、そのすべてを通過できるようにならなければならないのです。※

(※私たちの惑星系は、7×7×7 計343回の変容を重ねる)

つまり、私たちは常に何かを統合しているのです。この地球の一つを通過するたびに、私たちは常に何かを統合しているのです。そして、進化しながら常に何かを解放しています。

この太陽系という学校では、絶え間ない進化が起こっているのです。

さらに、すべての地球は、高次の存在によって導かれています。高次の存在たちは惑星と深く結びついていて、惑星の人格を代表するような存在です。

では、それを要約してみましょう。私たちは7つの異なるグローブを移動しますね?

私たち自身、このようなサイクルを経験します。幼い赤ちゃん、幼児、子供、青年、そして成人期がピークで、その後、丘を越え、高齢者になるのです。

そして、それらも7つのフェーズに分けることができましたね?つまり、地球の一生を見るようなものです。これはあなたが経験していることであり、あなたが惑星と非常に深く融合していることだと見ることができます。私たちは地球と融合しているのです。私たちは地球の生命の波動に入り、そして、地球とともにプロセスを進めているのです。いいですか?これが私たちがやっていることです。

そして、次の惑星、次のシステム、次の学校、次の生命の形態に進化するために、このすべてを経験しなければならないのです。それらはすべて互いに影響し合っているのです。そこから離れることはできません。私たちの唯物論的思考は、「特定のことをする必要はない」などと言いますが、私たちはこのシステムの一部であり、それにサインしているのです。

私たちは、惑星の7つのグローブを7回循環させ、宇宙の構造である惑星での進化と人類の発展を完成させるのです。さて、これを受けて、さらに「地球」を深く掘り下げてみましょう。


✧ 7つのエポック ✧

私たちには惑星的進化段階がありました。
「土星」「太陽」「月」「地球」「木星」「金星」「バルカン」です。
そして、各惑星的進化段階の中に7つのグローブがあることを学びましたね。

そして今度は、私たちがいるラウンドの中のエポック(時代)に深く入っていきます。

早速ですが、図6をご覧ください。これは人智学、ルドルフ・シュタイナーの作品から引用したものです。ルドルフ・シュタイナーの講義はとても楽しくて、私はこの図もとても気に入っています。

図6


話を戻しましょう。
私たちのラウンドには、7つのエポックがあります。そしてそのエポックの中には7つの文化期もあります。※

これは時代と同時に、人間の意識が特定の能力を発達させる時期でもあります。「地球」のエポックに触れることで、何が起きているのかが見えてきます。

では、「地球」の一般的なエポックを7つ見てみましょう。そして、さらに深く掘り下げて、7つの文化期も見てみましょう。

これらはおそらくあなたにとって聞き覚えのあるものではないでしょうか?おそらく聞いたことがあると思いますが、この順番や文脈では聞いたことがないかもしれません。

地球が持つ最初のエポックというのは、(The Polarian Epoch)ポラール時代と呼ばれるものなんです。

いいですか?この時代は、非常にスピリチュアルでエーテル的な時代でした。

第2の時代は(The Hyperborean)ヒュペルボレオイ時代と呼ばれるもので、ポラール時代より少し物質に深く入り込んでいますが、それでも非常に形態をもっていない時代でした。

最初の2つの時代、ポーラル時代とヒュペルボレオイ時代は物質化されていませんでした。基本的にアストラル形態です。私たちがまだ肉体を持っていなかった「土星紀」と「太陽紀」を再現しているのです。このような時代は非常に幽玄なもので、私たちはその記憶をあまり持ち合わせていません。

そして、次の第3の時代、それがレムリア時代です。レムリア時代は、人類が初めて物質化した時代です。人類が初めて姿を現した時です。

しかし、それは濃い形ではありませんでした。よくゼリーのようだと言われます。とても水っぽいのです。※

(※ルドルフ・シュタイナーによれば、当時の肉体はゼリーや卵白のようなものだったという)

第3の時代には「月紀」の再現があり、「水」と関連しています。

つまり、私たちは非常に水のような液体のような形をしていて、これを「堕落」と解釈しているのです。私たちは、堕落をレムリア時代と結びつけて考えています。私たちの宇宙的な記憶では、より高いスピリチュアルな形態からより物質的な形態に凝縮された堕落として捉えているのです。そしてそれは「月紀」や、多くの点で女性性と関連しています。

そして、膨大な時間と進化を経て、第4の時代、アトランティス時代に突入するのです。

この時代は、私たちが物質化を続ける時代ですが、同時に性別が完全に分かれて、最終的に2つの性別が存在する時代でもあります。

これらの時代のひとつひとつが、先にも述べたように、私たちの形態を変えているのです。そして、アトランティス時代を経て、現在に至っています。

アトランティス時代は私たちにとって非常に土台のようなもので、ある意味、私がこの講義で言い続けているように、進化の第4段階の「地球」は常に単独で、前の3段階と未来の3段階は互いに形を変えた再現に過ぎないのです。

アトランティスの時代には、私たちはある種のピークに達しており、個性やマインドの発達に関して、今のようなものはありませんでした。

しかし、この時期にある程度統合され、アトランタ時代以降の上昇する時代、あるいはより高い時代に引き継がれる意識の芽のようなものが作られたのです。

図6

いいですか?図6を見ると、第1と第2の時代、つまりポラール時代とピュペルボレオイ時代、そして第3、第4の時代のレムリアとアトランティスがあることがわかります。

そして、私たちがいる第5の時代には、さらに7つの文化期に分けられているのがわかります。いいですか?では、その中に入ってみましょう。



✧ 7つの文化期 ✧

私たちは今、第5の時代、ポスト・アトランティス時代にいます。私たちが今いるのは、この時代です。

この時代、つまりポスト・アトランティス時代は7つの異なる文化、7つの異なる文明に分けられています。

それぞれは約2160年続きます。そして、ここでもさらに、それぞれの7つの文明が「土星」「太陽」「月」「地球」「木星」「金星」「バルカン」を再現しているのです。それぞれを「木星」「金星」「バルカン」というように捉える必要はありません。最初の3つを再現したものと考えればいいのです。※

(※ここで惑星的進化段階に戻ってみる。「月紀」を例にとると、「月紀」の1ラウンド目は、「土星紀」の再現であった。そして、2ラウンド目は「太陽紀」の再現で、3ラウンド目から「月紀」の要素が現れ始めた。
上なる如く、下もまた然り。各時代・各文化期も同じように再現される)

私たちは基本的な宇宙のパターンや原型、実際のメカニズムを見ているのですが、それは時間と密度が深くなるにつれて、何度も何度も繰り返されるものなのです。私たちは同じ7つの条件を繰り返しているのです。この7つの条件は、最終的には元素として見ることもできます。

土、空気、火、水がありますね。これは「土星」から地球への進化の弧を表しています。そして、次に開発される元素は「木星」に関連するもので、エーテル、第5の元素になります。エーテルは5番目の元素です。これは錬金術や儀式の要素とも関連付けることができますね?

すべての文明や偉大な文化は、より高い状態、つまり地球上の以前の段階を再現したものなのです。すべての文化は、2160年ごとに、偉大な年の12分の1、または黄道帯の12分の1です。つまり、ひとつひとつが黄道十二宮の年齢を表しているのです。

今日、私たちがこの問題に取り組んでいるように、これは精密な精神科学なんですよ。それを理解しなければなりません。

また、私がここで使っているシステムは、必ずしも他の人が使うシステムではないことを申し上げたいと思います。

様々な文明が栄え、衰退し、蟹座の時代、双子座の時代など、様々な時代を見ると、様々な学問がそれらを異なる時代に位置づけていることに気づくでしょう。私が使っているのは、人智学のシステムです。

なぜこのシステムを使うかというと、このシステムは高次の知識に基づいているからです。他の多くのシステムは、物質的な密度が高くなりすぎて、これらの時代を決定し創造する高次の意識領域から切り離されてしまっているようです。

しかし、私は、さまざまなシステム(学問)がさまざまな期間を示していることを強調しておきたいです。どのシステムに従うかによって、異なる日付になるのです。

いいですか?もう一度、図6をご覧下さい。

図6

最初の文明は、インド文化期であることがわかります。これはアトランティス大陸の崩壊後で、大洪水の後です。

小さな星が、ポスト・アトランティス時代に挟まれているのがわかると思います。大洪水の前に、「万物の戦争(the War of All against All)」と呼ばれる戦争が起こります。これはとても神秘的な言葉で、おそらく今日の私たちは脱線しすぎてしまうでしょう。※

(※エンキとエンリル戦争など )

ですから、そのことには触れません。しかし、すべての時代の終わりに、このような始まりの出来事があることはおわかりいただけると思います。

アトランティス時代の終わりには、大洪水がありました。レムリア時代の終わりには火山の噴火や大きな火災がありました。

いいですか?アトランティスの終わりには大洪水が起こり、アトランティスは崩壊しました。

これは、意識が変化し、人類が新しい進化段階、新しい時代、ポスト・アトランティス時代へと移行することを象徴しています。

というのも、先ほど申し上げたように、地球はあらゆる変化を経験し、私たちもまた、あらゆる変化を経験するからです。動物界も植物界も鉱物界も変化しています。元素はこれらの変化を経ています。水も、空気も、火も、すべてがこれらの変化を経験しているのです。

そのため、土地が隆起することもあります。土地が消えていくこともあります。なぜでしょう?なぜなら、私たちは皆、同じ衝動を経験し、反応しているからです。

いいですか?熱と火の要素と関係していたポラール時代やヒュペルボレオイ時代がありましたね。そして、レムリア時代があり、アトランタ時代の後、大洪水で終わるのです。

私はいつも、「太陽紀」と「土星紀」つまりポーラル時代とヒュペルボレオイ時代が、熱と火に非常に関係しているということが面白いと思っています。

レムリア時代は火で終わました。そのレムリア時代は水と関連していました。そしてアトランタ時代は水で終わりました。これは興味深いことですね。

つまり、その時代の終わり方は、その前に起きた時代のエネルギーによって決まるということです。

陰陽のバランスが取れているのです。 

さて、最初の文化期を見て下さい。インド文化期です。これは「蟹座の時代」にあたります。そして、アトランティスから来た偉大な賢人たちが行った場所です。

(何回目かな)図6

アトランティスの偉大なイニシエートはインドに行き、そこで文明を形成したと書かれています。そして、これは「蟹座の時代」のことです。その時期は、紀元前7227年頃から紀元前5067年までとされています。これは古代インド文明と関連しています。その文明は栄華を極め、衰退します。

その後、ペルシャ文化期と呼ばれるものが築き上げられました。紀元前5067年から紀元前2907年までです。これは「双子座の時代」で、偉大なペルシャ文明と関連しています。そして、インドの知恵とインド文明の進化版です。

次の文化期は古代バビロニア文化期で、エジプト・カルデア文化期とも呼ばれています。これは「牡牛座の時代」で、紀元前2907年から紀元前747年まで起こりました。キリストの受肉までゆっくりと進んでいます。※

もちろん、どの文明にも偉大なアバターが存在し、その美しいサイクルを経ています。それは人類と地球に対する美しい貢献です。

第4の文化期、それはグレコ・ラテン文化期(ギリシャ・ローマ文化期)です。 そして、紀元前747年から紀元後1413年までで、「牡羊座の時代」です。

このグレコ・ラテン文化期には、キリストの受肉があるわけです。そしてそれは、特別な第4のグローブ(グローブD)、特別な第4の進化段階と一致します。

物質に降りるには3つの進化段階が必要でしたね?「土星」「太陽」「月」です。

第4の進化段階である「地球」は、最も物質化され、最も統合されたものです。この惑星で起こっていることが何であれ、ある程度完成し、ある程度統合され、そして霊化される段階にある時です。

いいですか?第5、第6、第7段階が霊化の孤であることを思い出してください。

第1、第2、第3は、堕落の下降です。第4段階は、そのすべての統合です。そして、第4段階では、通常、私たちは上昇するための素晴らしい贈り物を得ます。キリストの誕生が第4の「地球」、第4の変容サイクルのちょうど中心点で起きました。

さて、これで理解できましたか?キリストが私たちに与えてくれた贈り物は、すべてを外側の体験から内側の体験に変える能力なのです。

そして、その内なる経験によって、私たちは物質的な平面から上昇することができるのです。キリストの犠牲と受肉がなければ、私たちは内側に向かい、自分自身に働きかけ、霊化する能力を得られなかったでしょう。※

(※キリストの犠牲については、後の記事で扱う予定)

1413年ですから、私たちの現代に移行しているわけです。それほど昔のことではありませんね。

さて、いよいよ私たちの時代です。私たちがいる文化期は、アングロサクソン・ゲルマン文化期と呼ばれ、1413年から3573年です。「魚座の時代」です。

私たちは7つの文化期のうちの第5文化期にいるので、あと2つの文明があるということです。

私たちの未来には、あと2つの偉大な文明、2つの偉大な文化期が待ち受けているのです。そして、この2つの文化的段階を経て、私たちは全く別の時代に突入するのです。

では、未来の2つの文化期とは何でしょうか?第6の文化期は、ロシア文化期と呼ばれ、3573年から5733年まで続きます。「水瓶座の時代」です。人智学や伝統的な神秘学で多くの人が気づいたことかと思いますが、「水瓶座の時代」が始まるのは3573年からなんです。

これは、他の人たちが配置するものとは違う区分で、まだ私たちは「水瓶座の時代」にはいないんですね。

そして、最後の第7文化期は、アメリカ文化期と呼ばれています。

5733年から7893年までとなります。そしてもちろん、前の文化期が「水瓶座の時代」なら、今回は「山羊座の時代」です。

このように、私たちが通過する文化期があるのです。

私たちがいる「アングロサクソン・ゲルマン文化期」は3573年まで続き、そこから水瓶座の時代が始まります。水瓶座の準備のために1000年以上の年月があり、次の文明に移行することになるわけです。そして、惑星の全周期、全時代を終えるのは、山羊座が完成する7893年です。

すごい。宇宙線がどのように私たちに降り注ぎ、私たちを進化させているのか、そして、その進化にはどのくらいの歳月がかかるのかを知るたびに、すべてが興味深く感じられます。

 では、これをまとめてみましょう。どの惑星的進化段階にも7つの時代や7つの文化期があります。これらのエポックはすべて、高次の宇宙サイクルの表現です。

例えば、「月紀」はレムリア時代に再現され、レムリア時代はエジプト・バビロニア文明に再現される、というように。

各時代は前時代の上に築かれ、意識の要素が常に開発されています。そして、意識もまた異なっているのです。  

ですから、私たちが今いる現在の第五文明で持っている意識を、インド文化期に当てはめることはできません。 

当時彼らが持っていた意識は、私たちのものとは全く異なっていたのです。私たちの現在の時代の意識がペルシャ文化期のようだとも、エジプト・カルデア文化期のようだとも、グレコ・ラテン文化期のようだとも言えません。

なぜか?

なぜなら、私たちは常に何かが開発され、進化しているからです。

そして、次に来る第6、第7の偉大な文化期に向けて進化しているのです。
いいですか?今ある意識は、その時のものとしか機能しないのです。

ですから、私たちは常にこの変容が起こっていることを理解しなければなりません。そして、私たちがどこから来て、どこで進化してきたかを振り返り、私たちの進化の要素を理解する必要があります。

私たちが今持っている意識や視点は、エジプト・カルデア文化期に適用することはできません。ローマ文化期にも当てはめられません。ペルシャやインドにも当てはめることはできません。インド文化紀は9000年前のものです。

ですから、私たちは発展途上であり、今持っている意識は今のためのものだということを理解しなければなりません。

私たちはこれから、まったく別の種類の意識で活動することになることを理解しなければなりません。そして私たちはもう過去の時代の中にいないのですから、当時のことを完全に理解することはできないのです。

ですから、常に「今」いる場所に基づいて進化することになります。ご理解いただけたでしょうか?

文化期には謎が多く、「ロシア文化期」と聞くと、「だからロシアはいつもニュースになっているのか?」と思うでしょう。なぜロシアと戦争になるのか?何か関係しているのでしょうか?

また、アメリカ文化期とは何でしょうか?ポスト・アトランティス時代最後の文化期です。

これらは非常にミステリアスで、スピリチュアル・ティーチャーがそれらを持ち出し、その一部を伝えただけで非常に混乱してしまうでしょう。私たちはその意味を知るべきでないのです。

ただ、私たちは何が来るのかをなんとなく知っているはずで、「今」を生きていれば、自ずと私たちのところにやってくるでしょう。

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