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第8領域(シュタイナー 深淵 下層アストラル ダークエンティティ 偽の光)#1

「第8領域」
英語では「The 8th Sphere」と表現されるのですが、どちらにしてもあまり聴き慣れない言葉だと思います。
この概念は、哲学者ルドルフ・シュタイナーによって広められ、1915年に彼が行った「The Occult Movement in the 19th Century and Its Relation to Modern Culture(19世紀のオカルト運動と現代文化との関係)」という講義で紹介されました。

第8領域とは一体何なのか?
いっしょに見ていきましょう。


挨拶と序論

皆さんこんにちは!本日の講義にようこそ。
ご参加ありがとうございます。
(チャット欄を見ながら)こんにちは〜!
こんにちは、Eternal Growth。こんにちは、Maggie Cass。Laurie Laqua, Lisa Scott Anders, Clarewin Mind, Sarah Taylor, 皆さんこんにちは!

お集まり頂き本当にありがとうございます。今日は実際に講義を行います。

この講義についていくために、概要欄にある小冊子をダウンロードすることをおすすめします。スクロールして、概要欄の中にあるリンクをクリックするとPDFが出てきます。この講義を真に理解するためには千里眼のような視覚的な力が必要です。ですから、そのPDFを実際にご覧下さい。

💡もし閲覧できないということがあればコメント下さい。以下、講義後のQ&Aに関するお話が続くため省略いたします。

第8領域、第8層という言葉を聞いたことがある方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。第8領域は非常にベールに包まれたテーマです。そのトピックの性質上、隠されてきたのです。

このテーマは「死」を扱っているため非常に複雑です。時間の経過に伴った魂の様態、寄生する存在や悪魔を扱っています。今日、私たちが議論するアーリマンもそうです。さらにこのコンセプトは、人類や宇宙の暗黒面に関する新しい価値体系を提唱しています。これは非常に複雑なテーマなため、多くの神秘主義者たちは、人類はまず簡素なもの、もっと心地よいものを理解しなければならないと考え、このテーマを大きく覆い隠してきました。

なぜなら、第8領域やその周りにいる存在、さらには第8領域と地球との関連性に触れるということは、非常に厳しい問いを自分自身に投げかけることを意味するからです。つまり、第8領域を探究し、理解することで、私たちの宇宙や自分自身、神秘主義に対する考えを深め発展させることができるのです。しかしそれは、ネガティブなテーマと真正面から向き合い自分に責任を持つことを意味するため、ニューエイジにとっては酔いも覚めるような幕引きとなるでしょう。というわけで、早速講義に入ります。今日のテーマは第8領域です。


第8領域とは?

① 第8領域 

[00:04:06]

第8領域は、人類と惑星の発展のための別領域、分岐圏です。つまり今、私たちは地球にいて、地球圏にいる、あるいは特定の生息圏にいると言えます。これは第4領域または地球圏と呼ばれています。

そして第8領域は、実は分岐球あるいは人工球と呼ばれるものです。地球と平行に存在する球体ですが、乖離した球体です。

第8領域は、宇宙や地球の進化を扱った、拡大した宇宙の教えに関する古代の書物で実際に言及されています。西洋では、主に神智学と人智学を通して、東洋では、宇宙論に基づいた秘教的な伝統の中で、この教えを知ることができます。これは宇宙論なので非常に古い原理です。私たちの宇宙観の一部なのです。決してこの20年間にチャネラーによってチャネリングされたものではありません。新しい概念ではないのです。ある意味、私たちにとっては新しいことですが、寺院文化では非常に長い間、宇宙や地球が様々な段階を経るとき、地球は特定の領域を形成し、特定の層と多面的な方法で相互作用する、いわば錬金術のようなものとして伝えられてきたものなのです。

私たちの地球は、肉眼で見れる惑星や、第8領域のような、実際には見ることは出来ないけれど私たちに強い圧力をかけてくる惑星と、常に錬金術を行っているわけです。

ですから、第8領域は、別の現実、あるいは地球の並行現実、パラレルリアリティのようなものとして解釈することもできます。もし、これが地球のパラレルリアリティのようなものだとしたら、それは一体何と共鳴しているのでしょうか。

ニューエイジや現代的な言葉で言えば、「下層アストラル面と共鳴している」「下層アストラル面と繋がっている」と言えます。つまり、第8領域は、ニューエイジや現代のスピリチュアリティで理解されているような、下層アストラル面の側面を担っているのです。

そしてそれは通常、暗い球体のようなもので、時にはその周りに赤いものを帯びた存在として知られています。さらにそれは、必ずしも地球の近くにあるわけでも、地球の衛生というわけでもなく、通常は地球を取り囲んでいるか、地球と月を包んでいるかのように見えます。

図1


もしあなたが第8領域の画像を見たいなら、概要欄からダウンロードできるPDFの3ページ目にあります。(図1を参照)。

この絵はルドルフ・シュタイナー(Rudolf Steiner)によって描かれたものです。

ルドルフ・シュタイナー

赤色の球体が第8領域、そしてその中に緑色の惑星がありますが、これが私たちの地球、第4領域です。そして、その隣に青い球が見えると思いますが、これは月を包んでいるようなものです。第8領域は地球と重なっていますが、月も含まれています。

その下の画像でも同じように見ることができます。これは3ページ目です(図1)。この小冊子をまだダウンロードしていないのですね。ぜひ、ダウンロードしてください。これに付随する小さな画像もすべて見たいはずです。

これが、第8領域のビジュアルです。地球と月、そして地球と月と第8領域との間で生じる奇妙な錬金術のプロセスを見ると、まるで無限大のシンボルのように、このように2つの惑星間を行き来しています。この部分にねじれと引力を生み出しているのです。

そしてさらには、このねじれと引力が第8領域を形作ることなります。つまり、地球と第8領域との間で大規模なエネルギー交換が行われているのです。重なり合っています。お互いを包み込んでいるのです。第8領域は地球より少し高次元ですが、少し高い次元と言っても、高次元の中では最も低い次元と言えるでしょう。
この画像から、地球と月は第8領域と繋がっていることがわかりますが、このエネルギーの吸引力、そして第8領域の物理学は、実際には何によって生み出されているのでしょうか?
 

② 第8領域の構造 

第8領域は地球の過去の相でできています。もしあなたが時間を超えてそれを見るならば、です。
ですから、もしあなたが心の中で時間を超越した空間に行き、第8領域が何であるかを観察すると、3次元ではそれが月と地球を包んでいることがはっきりとわかるはずです。そして、それはここにあるのです。3次元を超えると、第8領域はそこにも存在することがわかりますが、それは地球の過去に存在するようなものです。第8領域を見ると、他の時間軸が見えてくるのです。

つまり第8領域は、地球の過去の時代を含んだすべての時間軸によって形成されており、それが人類のカルマの吸引力を生み出しているのです。

このチャンネルをご覧になっている方、私のワークをご覧になっている方は、私たちの周りに見える惑星は、地球と相互関係にあることをご存じだと思います。宇宙は切り離されたシステム、物理的なシステムではないのです。宇宙は有機的な身体なのです。惑星や月は、それ自身が持つ他のタイムライン、または次元からエネルギーを運んできたり、自分自身の側面を宇宙に保存して相互作用しているのです。

第8領域が過去を体現している惑星の要素とどのように繋がっているかを見てみると、これらの位相、過去の位相は、月の中に保持されているとはっきり分かりますが、さらに洞察を進めると、土星の中にも保持されており、太陽の中にも保持されていることがわかります。つまり、月のエネルギー、土星のエネルギー、太陽の歪んだエネルギー、不完全なエネルギーが残っているのです。本当は太陽ではなく、ブラック・サン、黒い太陽です。ですから、この3つの天体が人類の中に、宇宙全体の中にこの緊張を作り出し、第8領域のメカニズムを作り出しているのです。

これが月、土星、そして黒い太陽です。小冊子の6ページを開いていただくと、第8領域がどのようなものであるか示した図があります(図2を参照)。

図2

一番下に地球が見えますが、この地球は第8領域を表す赤いエネルギーに包まれています。そして、月と土星が見えますが、土星の一番上にあるこのゲートは、黒い太陽の扉を表しています。この3つの惑星の間で非常に神秘的な錬金術が行われ、この真空軸と、第8領域のメカニズム、第8領域の形成となる非常に特殊なエネルギーが作り出されています。

さて、このコンセプトは、ある人々にとっては本当に理解し難いものです。ある惑星がある惑星と関連していると言った瞬間、人々はすぐに、月が悪い、土星が悪い、黒い太陽が悪いと言いたくなるのですが、実際は月そのものが悪いわけではありません。

月そのものでもなく、土星でもなく、黒い太陽でもなく、それはただ、これらの惑星の影の側面なのです。これらの惑星がイニシエーションに合格しなかったために残ったエネルギーなのです。ですから同じように、地球には進化している側面があり、これは白い太陽に動かされていることもありますが、このように密度を下げて進化している側面があることもわかります。

寺院文化によると、私たちはすでに地球の4回目の進化を遂げています。しかし、地球がある段階を経るたびに、イニシエーションの通過を拒絶したり、失敗に終わったタイムラインもあります。

そのため、それら全てのエネルギーや魂の断片、思考形態が残っていて、基本的に不調和なのです。つまり、キリスト意識や自然とも調和しない、不自然なものなのです。そして、これらは最終的に、下層アストラル面に押し詰められ、飲み込まれます。宇宙の低次元の波のようなものに飲み込まれるのです。高次元に移行したり、突然変異なしで進化を続けるには、あまりにも断片的で、密度が濃く、不調和なのです。

こうしてエネルギーは集積・膨張し、現在私たちが見ている第8領域としてスピンを形成し始めました。ですから、第8領域は月ではないことを知ることは非常に重要です。

私たちが目にする月は第8領域ではありませんが、第8領域の形成に貢献している月の側面があります。それは人類の過去によるものです。必ずしも現在の月が放射しているエネルギーではありませんが関与しています。土星も同じです。第8領域は土星ではありません。土星は多くの情報を持っていますが、決して悪の星ではありません。たとえ、それが歪曲され、黒い太陽と同じことになったとしてもです。黒い太陽は単なるメカニズムに過ぎません。これらの惑星はすべて、人類の影の側面を含む中立的なメカニズムに過ぎず、それが第8領域を構成しているのです。

それぞれの惑星を半分に切って、ある片方は暗く、もう片方は明るいと想像していただければ、第8領域は意識の下半分、惑星の下半分、変容できなかったものとして理解していただけるかと思います。

私たち人類は今、最大のイニシエーションに直面しています。個の主権を持ち、彗星の尾のように私たちに付いて回るこれらの側面をすべて解放するために、真に錬金術を行うことです。私たちはこれらのものを解放しなければなりません。


③ 第8領域と人類 

なぜカルマが私たちに付きまとうのか、なぜ惑星にカルマがあるのか、なぜ第8領域が存在するのか、そこにはスピリチュアルなメカニズムがあります。

これまで述べてきたことからも分かるように、第8領域がかなりひどい場所であることは想像がつくと思います。第8領域は、私たちがよく「地獄」や、天国と地獄の間にある「煉獄」と呼んでいるもので、私たちの次元である3Dの地球にもそのような雰囲気が漂っています。第8領域と最も関連性の高い位相は月です。今日はルドルフ・シュタイナーの洞察を深く掘り下げ、第8領域に対する彼の見解を見ていきます。彼は月紀(※1)や月に焦点を当てていますが、それは月が最も第8領域と関連性が高く、第8領域の最初のゲートであり、鍵だからです。

(※1)月紀
シュタイナーは、人間、自然界、惑星、宇宙すべての被造物は、それらに内在する霊的な力によって、長い時間をかけて四つの異なる段階を経て進化してきたと述べています。これについての詳細は、シュタイナーの四大著書の一冊である『神秘学概論』に記載されており、この四段階の遊星物体化を土星紀(第一段階)、太陽紀(第二段階)、月紀(第三段階)、地球紀(第四段階)と名付けています。

なぜ月を議題に挙げるのかというと、第8領域の背後にあるメカニズムを理解する必要があるからです。土星と黒い太陽は月よりも前の段階を表しているので月の外側にあり、黒い太陽は一番外側にあります。この点については、これまで多くの混乱がありましたので、絶対にはっきりさせておきます。

第8領域を最初に発表したのは、アルフレッド・パーシー・シネット(Alfred Percy Sinnett)という神智学者でした。

アルフレッド・パーシー・シネット

彼は自身の著書『Esoteric Buddhism(秘教的仏教)』で、「第8領域は月である」と述べ、非常に大きな間違いを犯してしまったのです。多くの神秘主義者がこの件で彼に抗議しました。「第8領域は月ではない」と。第8領域は過去の月のネガティブなエネルギーを含んでいて、よりエーテル的な印象を受けますが、月ではないのです。
第8領域は月でも、土星でも、黒い太陽でもないにも関わらず、シネットは自身の本を増刷し続け、神智学界では多くの分断が起こりました。

この3つの惑星は、明らかに地球の古いネガティブなカルマをたくさん背負っていますが、その3つの惑星自体は、いずれも闇ではありません。

私たちは惑星との関わり方を理解し、それぞれの惑星には光と闇という側面があることを理解しなければなりません。それが実はこの領域から出るためのイニシエーション・プロセスであり、今日からそのプロセスのスタートを切ることになるのです。

第8領域は球体の形を保って地球の周りに形成されています。しかし、多次元的に見ると、実際にはこのような領域が周囲に連なっていて、それらの乖離したエネルギーが錬金術を行い、引力を作り出しているのです。つまり、この3つの惑星と地球との間には、吸引メカニズムを作り出す闇の錬金術が起こっているのです。

最も関連性が高いのは、月、土星、そして黒い太陽です。彼らの相互関係は宇宙の錬金術を生み出し、私たちは各惑星の影の部分、地球上での過去の転生の影の部分を通るポータル、あるいはトンネルとして体験することになります。
では、この暗い影の連鎖は、どのように人類と関連しているのでしょうか?

実は、第8領域は人類と共に構築され、形成されてきたのです。人類が第4の地球、つまり今の地球圏で最も密度が濃くなったとき、人類はその状態に気がつくほどに低次の状態になったのです。

第8領域の高密度化については後でシュタイナーについて触れる際にお話するつもりですが、地球が進化して、鉱物界(※2)がより濃くはっきりと形成されて初めて、宇宙空間はより全体的で、より可視化できるものへと凝結されました。

(※2)鉱物界
鉱物界は自然界の四つの形態ー鉱物界、植物界、動物界、人間界ーのうち最も低い位置にあり、その基盤は土星紀に形成された。
人類は、鉱物界の形態があって初めて、自身を形作る宇宙の諸力を受容することができる。
食事で吸収する鉱物質(ミネラル)のエネルギーをエーテル体まで上手く引き繋げなかったり、過剰だったりした場合、病気が生じる。
参考: 『神秘学概論』
『宝石と四季のお祭りーシュタイナー鉱物論入門』
資料1 Mineral Kingdom
資料2 R.シュタイナーから学ぶ

つまり、この3次元の領域ではエネルギーの密度が高いため、すべてのエネルギーが濃縮されているのです。人類の痛み、トラウマ、ネガティブなカルマ、自然の摂理や神(宇宙の真理)にそぐわないものを吸収するために大気圏が形成され、人類と共に構築されるわけです。そして、人類は以前の惑星の段階を経て発展してきたため、これらの段階は人間の魂と意識の中に含まれているのです。

私たちと第8領域との繋がりは宇宙的なものですが、それは私たち自身の中にもあります。なぜなら、月はある条件下で私たちの中に存在しているからです。あなたの中には、まさに月の波動周波数があります。宇宙のあらゆる側面が、文字通りあなたの中にあるのです。サイキックワークをするとき、あなたは文字通り宇宙を横断し、さまざまな惑星から情報を得て、錬金術を生み出しています。そして、それがあなた個人の中でどのように機能するか、ということです。サイキック能力というのは、もともと宇宙的なものです。月はある条件下であなたの中に存在するのです。

自分の中の月が癒されている人もいれば、とても悪い状態の人もいます。土星はある状態であなたの中にあります。土星は集合体としての人類そのものの中にあります。黒い太陽のエネルギーは、ある状態であなたの中にあります。あなたはそれと一定の関係、一定の歴史を持っており、それはまた、一定の状態で人類の中にあります。ですから、第8領域は私たちの中に存在し、また私たちの外にも存在しているのです。私たちと惑星との関係、特に私が述べた3つの惑星との関係が、第8領域との関係、そしてあなた個人との関係を決定するのです。

その後、集合体として、集合意識がこれらの惑星とどのように関係しているか、そして第8領域がどれだけ私たちと密接な関係にあるかを認識することができます。ですから、私たち人類の進化の一部は、過去の地球のカルマをクリアすること、あるいは私たちが持つカルマをクリアすることだとも言えるでしょう。そしてこれにクリアするということは、第8領域を超えたことを意味します。

PDFの7ページ目(図3を参照)には、人体のイメージのようなものが描かれていて、その上に惑星が重ねっているのが分かるかと思いますが、それは下部のチャクラ・システム、つまり低次のチャクラの上に重なっています。

図3

これが私たちを第8領域に結びつける方法の一種であることがわかるでしょう。私たちはすでにそれに繋がっています。誰もが、誰もがそれと繋がっています。本当の問題は、あなたがそれとどのようなつながりを持っているか、そしてそのエネルギーを上手く使えているかということです。

各惑星のエネルギーは人間の中にあります。その状態が、私たちのスピリチュアルな能力とイニシエーションのレベルを決定するのです。

💡一般的にも知られていますが、ジジさんは他のフィードで、私たちの経験や幼少期のトラウマ、エゴ、抑圧された感情は、第三チャクラに対応する胃腸に蓄積されるとおっしゃっていました。さらに、私たちの過去やカルマと結びついている土星と照応関係にある第一チャクラに問題を抱えたまま古い性魔術のようなものを実践し続けた結果、 ますます多くの未解決のエネルギーが世に放出されることになったそうです。

私は自分の腸に焦点を合わせる瞑想をした後、押し込まれていたエネルギーが自発的に表面化され、それらと向き合う機会を得ました。以下やり方をご紹介します。

腸に焦点を合わせます。次にその状態で腸に耳を傾けます。第三チャクラが時計回りに回転するのをイメージしながら、あなたの腸(あなたのインナーチャイルド)が欲している言葉を腸に送ります。この高振動のエネルギーを維持したまま、ゆっくりと、心臓、喉の順に押し上げます。何かが出たがっているのを感じるので、そこでスッキリするまで大きく息を吐きます。私の場合、一種のトランス状態になり、まるで走馬灯のようにシャドウが表面化され癒すことができました。過去に投影したり再現しないよう、常に「今」に留まっている状態で進めて下さい。
参考: 星と人間 精神科学と天体
Tantra, Sex Magic&Sacred Sexuality | Gigi Young


④ 第8領域と地球 

[00:19:52]

では、第8領域は地球とどのように関係しているのでしょうか?第8領域は人間と同じように地球と関係しているのです。しかし、最も興味深いのは、第8領域が地球のエネルギーから離れるようにファンネルを形成していることです。

第8領域は地球とある種の寄生関係にあり、神や自然の秩序、キリスト意識と調和していないものはすべて、第8領域に分離されて流れ込むことになります。ルドルフ・シュタイナーが第8領域について語ったとき、それが人工的な惑星であると言ったのはこのためです。彼は、不自然な惑星、合成惑星だと言っています。それは、そこに引き込まれるものが何であれ、自然なものではないからです。それは、私たちが考える思考形態が、私たち自身の本質に反しているからです。そしてそれはある意味、整合性がとれていないことによって失いかけている自分自身の断片でさえあるのです。

つまり、地球のイニシエーションに合格できないエネルギー、思考、あるいは自分自身の側面を作り出すものはすべて、基本的に整合性がとれていないのです。ですから、第8領域は、進歩するにはあまりにも損傷している思考形態や魂の断片を吸収していると捉えることができます。

つまり、これらは私たち自身や私たちの世界の変形した側面であり、そしてそれは充分に調和していないために文字通り高次に移行できないということです。それは理にかなっています。

第8領域についてもう一つ言えることは、魂のリサイクル場、あるいは不調和なエネルギーのリサイクル場と解釈することもできます。つまり、バランスがとれていないもの、神の秩序(宇宙の秩序)に反するものを吸い込んでしまうのです。吸収するものすべてが、暗くて不気味で、邪悪と呼べるものであるため、ただあなたをリサイクルするような、不吉なエネルギーで満ちています。

しかし、それはまた、「イニシエーション」の合否が決まる前から、一定期間、この機能を形成しています。このリサイクル性が形成されているのです。ですから、ネガティブな面が存在している一方で、より強い宇宙的な機能を形成していることを忘れてはいけません。それは実際に一定期間起こります。そして、「その時」を迎えると、また異なることが起こります。それはまた別の講義で触れることにしましょう。

先程述べたことをまとめると、第8領域は宇宙がアンバランスな意識のバランスをとるための手段なのです。そういう見方もできます。

もうひとつの見方として、第8領域を経験的な視点から見ることもできます。これまで私たちは、その空間、体系、エネルギーを構成する様々な惑星について話してきましたが、すべての魂が死に際に通過しなければならない入り口として解釈することもできます。ですから、第8領域は、私たちの最も身近な存在であることを忘れないでください。

この第8領域は、地球をしっかりと包み込んでいます。私たちは、例えば5次元や高次の面、私たちが非常に愛している場所と主に比較される面、つまり私たちが本当に行きたい場所に飛び込むために、そのエネルギーを通り抜けなければならないのです。そして、それはサイキックとして真に活用したい場所であり、ハートがある場所なのです。ですから、私たちは皆、そのレベルに到達する前に、この第8領域を通過しなければなりません。
第8領域はイニシエーション・ボディでありながら、基準値、分岐点なのです。その分岐点の住人や、それに関する神話について調べて見てください。それはこのメカニズムを説明しているのです。そしてご想像の通り、人間は第8領域とエネルギー的な関係を持っています。つまり、第8領域との関係によって、あなたの霊的段階、どれだけ克服したか、あるいはどれだけ克服していないかが決まるのです。

ですから、もしあなたが第8領域に大きく共鳴しているとしたら、おそらくあなたはその中に閉じ込められるということを示しています。そして、あなたはきっと、生命力のエネルギーや霊的な力をあまり持っていないでしょう。あなたはきっと、何らかの劣化の段階にあるのでしょう。しかし、もしあなたが多くの力を持っているならば、この分岐点を通過することができます。

そして、第8領域は、あなたが現世でどれだけ魂を統合し、どれだけイニシアチブを発揮できるようになったかを示すことができます。ですから、第8領域は暗いけれども、機能的です。そして、進化を続けるにはあまりにも断片的な人類の側面を吸収していきます。第8領域は惑星サイクルの終わりになると地球に非常に接近し始めます。私たちが死ぬときに必ず通過しなければならない分岐点として体験します。

私たちは、第8領域に対してどれだけの自分を失ったかを確認しなければなりません。それによって、私たちの霊的な力のレベル、結束力のレベルが決まります。

この講義では、異次元にもついても触れていきます。1800年代から1900年代にかけては、異次元存在に関してそれほど大きく取り上げられいませんでした。

その情報の多くは、基本的に難読化されていたのです。人類はまだそのような見方をする準備ができていませんでした。複雑さを帯びた惑星や魂の多面的な時間軸について熟考する準備ができていなかったのです。そのため、異次元人や宇宙人についての情報は、非常に不明瞭なままでした。それが、今世紀に入ってから少しずつ出てきました。それは「この時代」のために開示され始めているのです。私たちは今、 その時代にいるのです。それは水瓶座の時代に向けて、とても大きな意味を持つようになるでしょう。

そしてさらに、第8領域は、分岐したタイムラインと分岐した存在という概念にも適用できます。
乖離性異次元と乖離性実体。つまり乖離した異次元とは、地球でのイニシエーションというものを通過しなかった異次元ということです。そして、彼らはこうして変異を始めたのです。イニシエーションに合格しなかった場合、第8領域のリサイクル場に閉じ込められるのです。

そして時が経つにつれて、あなたの魂と意識はどんどん崩壊し始めます。あなたがイニシエーションに合格しなかった場合、それは言ってみれば、太陽はあなたから離れていき、あなたに栄養を与えることが出来なくなるのです。この場合のあなたの道にはキリスト意識はありません。キリスト意識はあなたに起こりません。あなたは、自分自身に背を向け、神に背を向けることによって、このようなことを何度も何度も繰り返しているのです。あなたが生きるすべての人生は、魂を肉体に、高次の自己を肉体に統合するための分岐点でありチャンスであるため、自分の自由意志で、何度も何度も人生をやり直し、自分の精神、高次の自己、高次の能力を肉体の姿に統合しない限り、このパターンは繰り返します。

自動的に自分の魂と繋がったままになるわけではないのです。だからこそ、これはとても難しいことなのです。

あなたが断片化し、切断し始めると、この第8領域システムに巻き込まれます。そしてこれに巻き込まれるのは、霊や魂、思考形態だけではありません。異次元的な存在も巻き込まれます。異次元的存在もこの第8領域システムの一部です。

そして、第8領域システムの一部である存在たちは、乖離した存在たちです。彼らは自分の星でイニシエーションに合格しなかった存在で、絶滅から逃れるために突然変異や変形を起こさなければなりませんでした。こうして、私たちの合成、切断、破壊の道が始まったわけです。そして、これが第8領域で最も不穏な部分です。私のチャンネルでは何度も述べてきたことですが、多くの人々は自分自身を発見するためでもなく、自分自身に取り組むためでもなく、勇気を出して恐怖に直面するためでもなく、隠れるためにスピリチュアリティに参入するため、この第8領域のトピックは非常に分極化しています。
スピリチュアリティの新しい時代の危険な点は、スピリチュアリティを隠すために使うことも、迂回するために使うこともできるという点です。そして、隠れるために、心地よい気分になるためにスピリチュアリティを使用している場合、あなたは自分自身を教育しているわけでも、情報や知恵を得ているわけでもなく、ただ文字通りスピリチュアリティを松葉杖として使用しているのです。

この話題は多くの人が対処できないものです。
自分の人生の目的・存在・魂を否定した場合、魂を自分の肉体に統合しなかった場合、自身を開発し高次の世界と自分を結びつける努力をしなかった場合、霊的なワークをしなかった場合、あなたは転生するための充分なエネルギーがないため自分自身を解体し、地球・月・土星・黒い太陽の第8領域に再び吸収されます。

そしてあなたは再合体され、溶かされ、再び始めるのです。あなたはまた始めなければなりません。魂が永遠に失われるとか、そんなドラマチックなことではなく、人生の一番最初から、すべてをやり直さなければなりません。つまり、人生そのもののがまた始まるのです。

エドガー・ケイシーによる土星の見解 

[00:36:05]

今から紹介するのは、エドガー・ケイシー(Edgar Cayce)が土星について語ったものです。

エドガー・ケイシー

彼はここで、第8領域について話しています。

資料 : 
ケイシーによると、この死後の領域は、「地上の苦悩の領域」とされている。この領域は、カトリックで「煉獄」と呼ばれる「浄化の場」「やり直しの場」として知られる死後の世界と似ており、土星人の死後の領域は、決して平穏な場所ではない。
ここはすべての不十分な肉体がやり直しに行く領域であり、魂はリスタートするために自らを土星界に追放する場合がある。この場所は、グレート・チェンジャー、やり直しのための偉大な力としても知られている。ケイシーはリーディングを始める際、その人の魂が地球に入る前に経験した最後の死後の世界が何であったかを特定する"

ジジ : 
それがその人のイニシエーションのレベルであり、死後の世界の領域を特定することになるのです。私たちは死後、イニシエーションのレベルに基づいて特定の領域に移動します。
今、私たちはすべての領域、すべての次元を経験していますが、転生するときは、自分のイニシエーションと霊性のレベルに合った惑星にしか転生しません。

資料:
彼は、その人の前世を地球上のものに限定せず、宇宙での人生も含めて考える。彼は、リーディングで土星での前歴があると確認した人に、「土星から来る人は自らを鍛え直すことを望んでいる。神はそのような人を慈しんでいる」と言ったそうだ。

ジジ:
土星も黒い太陽も、まやかしでもなんでもありません。

私たちは魂を失うわけではありません。私たちの魂がどこかの真空地帯に吸い込まれ、二度と見ることができなくなるということではありません。これは、私たちの中に実存的なパニックを引き起こすべき概念ではありませんが、私たちが理解する必要があるものです。高次の自己と繋がらないことがもたらす結果があるように、自分を断片化し、文字通り肉体に転生するのに充分な生体エネルギーを持っていないことがもたらす結果もあるのです。
この場合、魂のない存在、魂のない人間になり始め、エネルギーがほとんど残っていない状態になります。そしておそらく、彼らが人生を終える頃には文字通り何も残っていないでしょう。ただそこに残るのは、所有と権威を求める人間の抜け殻だけです。これは、魂が栄養を受容できずキリスト意識の高次のエネルギーと繋がらないことによって、時間とともに劣化していく際に起こることです。何度人生を繰り返しても、魂は何も残らなくなるまで劣化していくのです。だから3次元はとても深刻なのです。だからこそ、ルドルフ・シュタイナーがジャブを打つことについて警告したとき、彼はこう言ったのです。

「エーテル体が魂から解放される」と。

💡やつろぐ さんが、シュタイナーによるワクチンの見解を紹介して下さっています。

               シュタイナーが語るワクチン

そのようなワクチンを使用すると、身体の中で簡単にエーテル体をはずす事ができます。エーテル体が切り離されると、宇宙とエーテル体の関係が極めて不安定になり、人間は自動ロボットになります。しかし、人の身体はこの地球では自分の精神的な意思で磨きをかけなければなりません。だからワクチンはある意味、苦痛を強制されることになります。人はもはや植え付けられた「物」であるという感覚と気持ちから逃れることはできません。人間はスピリチャルな存在になることができず、モノとしての構造物に成り下がります。
引用:Lightworkermike 翻訳、江野本 稔
引用:ワクチンは人の魂を削っていく ワクチンの霊的な解釈 : ルドルフ・シュタイナー | やつろぐ

これは、人類を第8領域に直接結びつけることになるのです。もしあなたが自分の体に何かを入れて生体エネルギー磁場の流れを変化させたり、生物学的に変化を加えるなどして高次の自己からの切断が活発になった場合、自分の霊魂を感じることが難しくなるでしょう。そうすると、それを統合することも難しくなります。私たちは皆、霊魂を持っており、それは保証されています。しかし、私たちが獲得しなければならないのは、自分自身を癒すことによって、身体の中にある高次の自己との繋がり、統合です。

第8領域には、過去のカルマ、前の時代の傷のすべてが含まれていることを忘れないでください。私たちは、降伏して大気に吸い込まれるようなことはしてはいけません。私たちは、その力、つまりネガティブな力を使って、痛みを変容させ、上昇し、自分の魂を肉体に深く統合できる存在なのです。私たちの本質は魂であり、それはもちろんそうなのですが、魂を体に定着させることは保証されていません。魂とのつながりを失う可能性があるのです。

アビス (深淵 奈落の底)

では、私たちは第8領域へどのように踏み入ることになるのか、もう少し詳しく説明しましょう。

文化や文学、芸術の中に第8領域の小さな断片を見ることは非常に重要です。それは、引力や惑星、新しいサイクルといった高尚な惑星の概念だけでなく、具体的にどういったものか、どのように言及されているのか理解する必要があります。

第8領域は文学の世界ではしばしば「アビス(深淵・奈落の底)」と表現されています。深淵の暗い塊のようなものとして描かれることがあるのです。

この深淵を越えなければならないのです。ある神話に、「高い平原に行くためにこの深淵を越えなければならない」というものがあります。
深淵に入ると、私たちは最大の恐怖に直面することになります。深淵は、私たちの最大の恐怖を含む、転がり動くものです。
さまざまな作家や芸術家が、深淵に関係する人間を描いているのをよく見かけます。また、黒魔術に熱中している人は深淵に取り憑かれてしまうこともあります。さらには深淵が女神であると信じ始め、そこから何かを呼び出そうとする場合もあります。
しかしこれは、実際には何に憑依されているのでしょうか?

これは第8領域に取り憑かれれているのです。
あなた自身の闇、あなたの中にある闇のチャンネルに取り憑かれているのです。人類が直面していることとして解釈することもできますが、魔術師のように深淵から物を引き出したり、呼び出したりすることもあります。深淵はある意味、中立的で魔法のようなものですが、ダークな形而上学的な文学の中では人格を持っている傾向があります。

深淵について非常に興味深いことは、そこに入るとき、つまり第8領域に入るとき、それがサイキックワークであれ、神秘主義者として遭遇しなければならない場合であれ、死のときであれ、その雰囲気は非常に興味深い感覚を与え、私たちの身体、心、魂、エネルギー体に非常に興味深い影響を与えるということです。

第8領域は過去のすべての時代、すべての過去の軌跡を含んでいるため、逆方向のエネルギーのようなものが形成されています。そのため、私たちの内側を表出させ、ジッパーをこじ開け、まさに私たちを反転させるのです。言ってみれば、切開するようなものです。

ジッパーが開かれて、あなたのエネルギーが反転します。そして、これが実際にイニシエーションである理由です。なぜなら、あなたがジッパーを開けるとすぐに、あなたの内側が表面化するとすぐに、あなたが反転するとすぐに、あなたが持っているすべての恐怖とあなたの中の深部に潜むものを見ることになるからです。あなたの中にある最も恐ろしい思考が、ジッパーを開けて表面に出てくるのです。

こうして、あなたの中の最も暗い部分が、光に変換されるのです。第8領域があなたのジッパーを開けてくれるわけです。多くの人が第8領域を通過できないのはそのためです。彼らはジッパーを外されたとき、バラバラにされたとき、彼ら自身から表出した闇があまりにも大きく元に戻すことができないため、第8領域に取り憑かれてしまうのです。
反転した後に元に戻る充分な力 ー霊的修行を通じて統合された「氣」ー が足りないのです。
一方で、第8領域を通過できた場合、ある意味で文字通りバラバラに吹き飛ばされます。第8領域を通過したということは、イニシエーションに合格したという見方ができます。

古代人はこれを知っていました。
チベット死者の書』や古代エジプトの『死者の書』にも記述があります。
寺院文化の主要な部分は、人々が死ぬための準備をすることでした。深淵を渡るための準備。つまり、深淵を渡るための渡し舟、黄泉の国への準備です。多くの初期の文化はこれを知っていて、私たちが霊魂として経験する心理的なプロセスを理解していました。

このジッパーを開けることには目的があり、それは、どんなカルマもどんな傷も次の人生に持ち運べるようにすることでもあります。この分離が必要なのです。ある意味で自分自身を浄化するためにも、この反転が必要なのです。

しかし残念ながら、すべての魂がそのプロセスを経られるわけではありません。こうして、地球が「監獄の星」であるという話を耳にするようになるのです。
魂のない存在について耳にすることがありますが、もし、チャックを閉めたまま何もワークをしなかった場合、あなたは生涯にわたって、あなたの存在そのものを消耗するプロセスを歩むことになるでしょう。

こうしてあなたは文字通り何度も何度も断片化されます。しかしこれは、第8領域そのものによって断片化されるのではありません。

これは、死のプロセスそのものを生き抜くために、キリスト意識の磁力を自身の中に構築する努力が足りなかったというあなたの現実です。

だから誰もこのことについて話したがらないのです。これが誰もこのことについて話したがらない理由です。

私たちの世界にはこのような兆候があるにもかかわらず、生命力のエネルギーが僅かな者、純粋にサイコパスな人たちがいます。
彼らは、「自分のシャドーが浮き上がることに苦痛を感じる」といったような感情体を持っていません。全く違う形で機能している人たちです。彼らはもう完全に第8領域に憑依しているのです。

私たちの多くは自分の中の影を見たくありません。闇を見たくないから避けるのです。
そしてそれは、私たちに利益をもたらすどころか損失を生みます。
いいですか?私たちは宇宙がどのように機能しているかを理解しなければなりません。自分の魂がどのように働くのかを理解しなければなりません。それを避けても現実は変わりません。それを避けても、魂の構造、宇宙を通じた魂のイニシエーション・プロセスは変わりません。

ですから、私たちはこのことを理解しなければならないのです。なぜなら、私たちが「その時」に到達すると、第8領域が地球に接近し、どんどん密度が濃くなるからです。そして、私たちの持つ技術によって、地球上に第8領域が形成されつつあるのです。しかし、それはまた別の講義でお話しすることにしましょう。今日は基本的なことだけです。

[00:50:10 まで]


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