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#15 温度によって味の感じ方が違う

おはようございます。

今日は「温度によって味の感じ方が違う」というテーマにお話しさせていただきます。

皆さん、こういった経験はございませんか?

「キンキンに冷えたサイダーを飲み、しばらくした後にもう一度飲むと、甘ったるく感じる。」
「アイスも冷凍庫から出したばかりよりも、少し5分ぐらいおいてから食べたほうが美味しい。」

いずれも、商品の「温度」に関係があるんです。

それでは、ご説明していきましょう。


味蕾(みらい)と5味

人間の舌には「味蕾(みらい)」というものがあるのですが、ここで様々な現象が起き、味を感じています。

味には5種類の味が存在します。

「甘味」、「酸味」、「苦味」、「塩味」、「旨味」の5つです。


5味と温度の関係

先ほど記載した「5味」「温度」には以下のような関係があります。

・「甘味」と「旨味」は温度が低いと感じにくくなり、体温に近くなると感じやすくなる
・「酸味」は温度によって感じ方は変わらない
・「塩味」は温度が高いと感じにくく、低いほうが感じやすい。

このような関係があることが知られています。

飲料とアイスの現象について

最初に書かせていただいた、現象について説明していくと、

「キンキンに冷えたサイダーを飲み、しばらくした後にもう一度飲むと、甘ったるく感じる。」

⇒サイダーが冷えているときは、甘さを感じにくく、しばらく置くことでサイダーの温度があがり、甘さを感じやすくなり、甘ったるく感じた。


「アイスも冷凍庫から出したばかりよりも、少し5分ぐらいおいてから食べたほうが美味しい。」

⇒冷凍庫から出したばかりは温度が低いため、甘さを感じにくい。そのため、5分ほど出して、アイスの温度を少し上げてから、食べたほうが甘さを感じやすくなり、美味しく感じやすい。

このように「温度」が変わることで味の感じ方が変わっているんですね!

試作をする際も、実際にお客様が食べるときの温度を想定して味づくりをしています。

最後に

今日は「味」に関してお伝えしてきました。

いかがだったでしょうか?

温度によって味の雰囲気が多少変わるので、味の評価をする際の試飲なども「温度」に注意しています。

今日、飲料を飲む際、アイスを食べる際は意識してみてはいかがでしょうか?

それでは、また。


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