見出し画像

イギリスで出会った不思議なおばあちゃん4

今日の写真もグラストンベリー。

チャリスの井戸のところです。ジョンレノンが、イマジンのインスピレーションが降りてきた、と言うところのようです。



今日も昨日の続き。イギリス生活において、本当にお世話になっていたおばあちゃん、Bとの出会いのお話です。

昨日のお話はこちら→イギリスで出会った不思議なおばあちゃん3



Bの家で、日本人のお姉さんTさんと占いをしてもらうことに。

タロット占いでした。

私はタロット占いというものがいまいちよく分かっていなくて。

なぜならカードの種類が沢山有って、それの意味を全部覚えないといけないと思っていたから。

でもBにそれを聞いてみたら、そんなことはなくて、カードには色やシンボルや数字や、色んな情報があるから、覚えなくてもそれらの情報からいくらでも読み取れる、というような事を言われました。

その頃の私はまだ英語も全然話せないので、本当にそう言っていたは定かではないのだけど。


さて占いをしてもらい、近くで見せてもらい、色々Bからも質問されて。

私はなんだかよく分からないし、

「何も知らないじゃん、この人。」

と思われても嫌なので、一生懸命知っている事を話しました。

知らない事が怖いから、そして、こんな事も知らないのか、なんて思われたら嫌だから。無駄なプライドの高さです。

今思えば、本当にしょうもない。

でもその時の私は、知らない土地の知らない人との会話で、舐められては困る、私だって知ってるんだ、という事を見せねばと思っていたのです。


そんな感じでしばらく話をしていたら、Bがおもむろに本を持ってきました。

英語の本、それは古い教えの書かれた分厚い本でした。

全て英語で書かれていて、あとは所々に挿絵がありました。


その本をパラパラめくっていると、私もみた事のある絵が出てきました。

これはチャンス!と思い、Bに「私、これ知ってる!!」と言いました。


本当はよく分かっていないけど、でもその絵自体は知っているものだったし、

それに関連する日本語の本も読んだ事がありました。

だから、これは「知っている」と言って良いものだ!と判断したのです。


そこで、Bの顔色が少し変わりました。



続く。

よろしければ、サポートお願いいたします!いただいたサポートは今後の活動資金とさせて頂きます◎