体のことを、少し。

今日は病院に行きました。

病院、と言っても婦人科です。

婦人科のお医者さんに初めてかかったのは、今から1０年年以上前のこと。

仕事のストレスで、生理が来なくなってしまって。

その時はそれっきり。薬を処方してもらって、生理が戻ってきたので、そこから数年はかかることもなく過ごしました。

そして数年後。またお世話になることになります。

元々、生理がとても重く、生理痛は始まる前からひどく、一週間くらい続く。排卵痛もあるから、月の半分はお腹が痛い。

それに加え、排卵の時に出血。

でもその時は、若さと、そして仕事の忙しさを理由にしばらくは楽観視していました。でも排卵時の出血が回を増すごとに増えていき、さすがに可笑しいと思い、

数年ぶりに婦人科に行くことに。

診断結果は、子宮内膜ポリープと、チョコレート嚢胞。

その時にかかった病院では、手術が出来ないからと大きい病院へ紹介状を書いてもらい、そちらにかかることになりました。

クリスマスイブでした。病院の建物を出て、泣きながら母に電話をかけました。

そしてそこから三ヶ月の間に、紹介された病院で検査を受け、手術し、その後は再発防止と生理を安定させ、軽くするために低容量ピルを飲む日々が始まりました。

手術後は数日で退院しましたが、術後、麻酔が切れてからすごく痛かったし、ご飯も食べられないしで、辛かったです。

そしてピルですが、海外に住んでいる時は飲んでいなかったり、地元に住んでいた時はお医者さんになぜか処方してもらえなくて飲んでいなかったり、もありますが、

今はまた信頼できるお医者さんに出会い、処方をしてもらい、定期的に検診を受けています。生理前から続く痛みはかなり軽減し、生理自体も今までと比べたらずっと楽になりました。以前は倒れるくらいに痛かった。

なんでこんな話を書いているかと言うと。

今でもピルを飲んでいると言うことで、偏見の目を向けられることが多々あるからです。

それは、同性からも異性からもあります。

そして生理は自然現象だから、生理痛は我慢出来ると思われていることもあるし。

そう思われている限り、痛みがあっても我慢をせねばならない、と言う人たちも存在する。

私も中学生の頃、体育の先生が女性で。あまりに生理痛がひどくて授業を見学したいと申し出たところ、サボりたいと判断されてしまい、とても辛かった記憶があります。フラフラになって授業を受けました。

同性から「生理は病気じゃないから大丈夫」と言われると本当にキツイし、それ以上何も言えなくなってしまって、病気を見逃す可能性もあります。

実際、生理痛が酷い人は、痛みに強くなってしまって、痛いことを言い出せなくなり、後は強めの鎮痛剤を飲んでいる人も。私もその1人でした。

痛みの感じ方は人それぞれなので、決して同じものは存在しないのでしょうが。

でも痛みを感じている時点で、体からのSOSの可能性もあります。

我慢して、放って置いて、私みたいに手術をすることになっている人もいます。

治療のため、痛みを軽くするため、の低容量ピルが人からの偏見で使いたくない、とか、婦人科にかかるハードルが上がってしまう、そんなこともあります。

私たちは、この肉体がないと生きていけないのだから。

痛みや苦しみを我慢しすぎないで、もっと自分にも他人にも寛容になり、ジャッジをしなくなれば、少しずつよくなるのかな。

こんな時代だからこそ、少しでも自分の体に目を向けて、後は人それぞれ、色んな事情があるんだな、と認め合って、暮らせる日々になることを心から願います。