垢抜けるって何ですか？

「しばらく見ないうちに、垢抜けて立派になったね」
「大学生（または社会人）になって、急に垢抜けて別人みたいになったね」

僕の身の回りでよく聞こえてきました。垢抜ける前後の写真を見せられるんですが、たしかにビフォーアフターしているのが見て取れます。

垢抜ける、というのは、「その人から子供っぽさや幼稚感がなくなり、より大人らしく見えるようになった」ことを言うんだと思います。

垢抜けるとは……

容姿・動作や技芸などが洗練されている。いきですっきりしている。「—・けた着こなし」

goo辞書

だそうです。
類語として、洗練があるので、やはり何かが取り除かれた状態を表しています。

つまり、洗練される前には、ある種の不純物があるということになります。

自分的には、洗練される過程で取り除かれる要素は、先程書いた子供っぽさや幼稚さに加え、未成年感もあると思います。

とはいえ、自分がまっーーーーたく垢抜けてないので、というか興味がないので、除去因子が何なのか全く分かりません。

「垢抜けた」方の写真を拝見したことは多々ありますが、抱いた印象はすべからく、「なんなカッコよくなった」「なんかオシャレになった」「なんか大人びた」でした。

形容詞の前に、"なんか"を付けていることからも、垢抜けるという概念を理解していないことが出現してます。

加齢につれて、自動的に垢抜けるとは思えません。なにせ自分がその代表格なので。たぶん、高校生と名乗っても違和感ないし、大学生と名乗っても通用すると思います。

垢抜けていたら、22歳で高校生は流石に無理じゃないかなと思います。大学生はいけそうですが。

だから、垢抜けるには、ある日何かのきっかけをもって、洗練に目覚めないといけません。パッと思いつくのは、モテたいとオシャレしたいの２つの欲求ですかね……。

これもまた、何をもってオシャレと言うのか、モテたいと言っても何をどうやって変化を生じさせるのか……などなど、考えるべき変数が多いです。

もはや人の数だけそうした考えはあるので、垢抜けるという概念は無限に広い気がします。

しかし、無限に広いと感じる一方で、私たちは「垢抜ける」という１つの概念を共有できています。でなければ、「垢抜ける」と相手に伝えても、理解されず意思疎通ができないからです。

一体全体、垢抜けるとは何なのでしょうか？