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点での評価、線での評価

SNSを開けば、そこはありとあらゆる評価が散在しています。SNSだけでなくとも、インターネットショッピングにおけるレビューもその1つ。
いい評価や星の数が多いほど、それは優れた商品であることを表します。反対に悪い評価や星の数が少ないほど、それは好まれない商品になります。

評判が高ければ高いほど売れやすくなるため、企業はお金を払ってでもいい評価を書いてもらおうとします。いわゆる、サクラ(架空のレビューやヤラセのレビュー)ってやつです。
レビューをちょこっと覗けば「え?そんなのレビューじゃなくない?」なんてのがざまにあります。
「段ボールが破れていた」「開けただけだが、見た目がいいから星5つ」みたいな。前者は商品自体の評価ではないですし、後者はそんなのは商品画像見れば分かります。

よし分かった。ショッピングのプラットフォームがダメなら、商品を比較しいる記事を探せばいいじゃない。
一昔前までは信頼に足る記事も発見できたことでしょう。それがいまではアフィリエイト記事ばっか。ようは、ネット記事でのサクラ行為みたいなもの。
本当に比較検討しているのか不明な記事ばっか。まあ、アフィリエイト記事を書いてそこから購入されれば、お金が入りますからね。それが悪いとは言いませんが、テキトーに比較検討した記事を検索トップに表示しないでほしい……。

こうやって見ると巷に溢れかえっている評価とかが、いかに「点」での評価であることがイヤでも実感できます。
100%正確な評価は、絶対に誰にもできません。ある人には合っても、またある人には合わないなんてざらです。それは、各々の置かれた状況や好み等があるからです。
とはいえ、極力正確な評価ができるように努めるべきです。あなたが買った商品は、あなたと同じような方も購入を検討します。あなたが精度の高い評価をしていれば、別の人を助けることに繋がります。

じゃあ、どんな評価がいいのか。

ある1点での評価ではなく、時間をおいてからの評価、つまりは線での評価が好ましいです。
しばらく使い続けているからこそ、その商品のオモテ・ウラが分かるようになります。買ってからすぐの評価なんて、当てにならないんです。
買った背景、使い始めの感想、継続使用による評価。この3つがあるのが、いい評価になるのではないでしょうか。だいたいある評価は、2つ目の使い始めの感想(中には使う前の感想もありますが)です。

自分が評価を書く際には、上記3つのような過去(買った背景)、現在(使い始めの感想)、未来(継続使用による評価)が揃った、線で評価をしたいです。
自分が評価を読む側だったら、それらが含まれているかを確認すればより正確な決断ができるようになります。

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