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ミニマリストなオタクは存在するのか

存在しないに一票。

オタクという生物は、推しのグッズが販売さればお財布事情を考慮せずに購入しています。
思考を行わない、行えない。心の赴くままに購入していまず。

そして、そんなオタクたちが集うコミックマーケット、通称コミケにおいては、思考の存在すらありません。
「あ、これ気になる」と思った3秒後には、戦利品が手に収まっており、お金はなくなっています。この感覚は、実際にコミケに参加した方なら共感していただけるはず…!

とどのつまり、オタクは収集癖が強い生物なのです。

「オタクでもあまりグッズとか買わないよ」
「もっぱら電子書籍で読んでるから、紙の本はなくなったよ」

そんな方もいらっしゃるでしょう。
ですが、そこで言われているのは、自分の好きなものに対する特段のこだわりがない人です。

言葉の定義はあいまいですので、一言でオタクと言っても各々によって区分基準が違ってきます。
たとえば、有名どころのアニメしか観ない方をオタクと区分せずに、ただのアニメ好きと区分するでしょうか。
プロトタイプ的な区分かもしれませんが、オタクはただ好きなものがある存在ではなく、特別好きなものを有している存在だと思います。時には、ヘンタイ的なレベルで好きな気持ちが溢れていますが、それだけ夢中になれるのはいいことです(もちろん、周りに危害を加えるのはNGです)。

というか、ヒトには好みが存在しているはずです。これまでオタクにしか触れてませんが、先の電子書籍派への反対意見として、「紙の本の手触りが好き」「ページをめくる感覚が好き」とかあります。
頭では電子書籍が便利であることを理解しています。けれど、その人にとって譲れない価値が紙の本にあるから、不便とされる紙の本を選んでいます。

オタクのような1つのことに熱中できる方々や、あるメリットを承知した上であえてもう一方を選んでいる方々は、強いこだわりを持っているとうことです。
そんな方々がミニマリストの「必要最低限のものだけを持つ生活」に馴染めるとは思いません。

私たちがそれぞれ有している趣味の領域の中で、合理的な取捨選択ができる訳がありません。趣味には人一倍こだわりがあると思うからです。
逆に言えば、ミニマリストの生活を送ることが趣味になれば、どんどんものを取捨選択できることにもなります(ミニマリストの生活において、非合理な取捨選択ってあるんですかね)。

もので溢れかえるオタクや、何かしら強いこだわりがある方々は、ものを所有することで精神的豊かさを享受しています。それは、ミニマリストがものを取捨選択してスッキリさせることで精神的豊かさを享受しているのと同義です。

精神的豊かさを左右するのに、ものの多さは関係ないのかもしれません。

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