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思い出補正をアプデ

小学生のときにドハマリした「ヒカルの碁」。15年以上の時を経て、ようやっとマンガ全巻揃えました!大人買いしちゃいました。それも2ヶ月連続。……思い返すと5月にも大人買いした気がします(笑)

「ヒカルの碁」の単行本第1巻が販売されたのは、2000年ごろです。つまりは、自分が生まれたごろと同時期になります。ぼくと同世代で「ヒカルの碁」を知っている人は少ないでしょう。
また、先日、なにかを記念した20周年イベントもやってました。それを喜ぶかつ懐かしい気持ちになれる20代なんて、そうは多くないはず。20代後半ならあり得るかも?

主題歌である「Get Over」と「I'll be the one」も好きですね〜。当時から英語を習っていた(習わされていた)ので、どういう意味なんだろう?と疑問に思ったものです。

そもそもなんで「ヒカルの碁」に出会ったのかというと、とあるゆっくり実況(機械音声でゲームなどを実況するもの)の動画がきっかけでした。
OPの楽曲に使用されていて、なんとなぁく「いい曲だなぁ」と感じ、曲名を検索しました。それでどうやら「ヒカルの碁」というアニメの主題歌らしいとなって、「ヒカルの碁」と検索。そして一気にハマったという訳です。
なんでおもしろいと思ったのか。それを言語化するのは、思い出補正がかかって感情的な言葉しか出てこないため難しいです。

小学生を卒業した後も、ちょくちょく「ヒカルの碁」を思い出すことがあり、マンガ全巻揃えたいなぁとぼんやり考えていました。
定期的に来る「ヒカルの碁」想起が社会人2年目のこのタイミングで来たので、思いっきて購入しました!

数巻読んだだけですが、いまなら「思い出補正がかかったおもしろさ」を言語化できる気がします。

まず、囲碁の石を盤面に打つときの動作がカッコいい!中指を二等辺三角形の鋭角の頂点として、人差し指と薬指で石を挟みます。そして、その状態を保ったまま打つ。その後、鳴り響く「パチンッ」の音。これがカッコいい!囲碁のプロっぽく見えて、カッコよくないですか?
つぎに、作者さんの話の組み立て方が非常に上手いこと。囲碁って、正直に言って、あまり馴染みがないじゃないですか。ルールもよく分かんないし、なんか難しそう。そんな先行イメージがあると思います。だからこそ、読者を惹きつけるのが難しい。
(おそらく)アニメ全話を観たぼくですが、囲碁のルールは全然分かりません(笑) 「よく分かんないけど、引き込まれる」話の展開になっています。これを成り立たせるのには、相当緻密に考えないと難しいのではないでしょうか。

大人になってから気づくこともある側面もあると思いますが、言語化しようとする試み自体が大人になってからの変化、とも言えるかもしれません。
言語化できる範囲が増えれば、思い出補正と片すしかなかったことを明瞭化できると思います。

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