見出し画像

マンガをスッスッスと読む

願わくば、マンガを紙で揃えたい。だけど、部屋の許容収納力を容易に超過してしまうので、もっぱら電子で買ってます。ほぼ無限に買えるのは、電子書籍の利点。

電子で読むことは、スマホ(またはタブレット端末)で読むことをさします。親指か人差し指で、左から右へとスワイプして読んでいます。
ページをめくる動作が小さくなったことで、読むスピードにも変化が生じています。
擬音で表しても、紙だと「ペラッ…ペラッ…」。電子書籍だと、「スッ…スッ…ス」。
「ペ」と「ス」だと、後者の方が読むスピードが速く感じられないでしょうか。

電車に乗っているとき、たまたまマンガをスマホで読んでいる方の画面が見えることがあります。
ほぼ100%の方が、「え?それで内容は頭に入ってるの?」と疑うスピードでページをめくっています。1秒も留まっていないんじゃないですかね……。
セリフがない場面なんて、そのページが来た瞬間に次のページに移動しています。そんなことをするのなんて、周囲に見られたら恥ずかしいコマが来たときにしかしません(要は、そういう場面)。

ぼくも、家族の中では(父親しかマンガは読まないので、実質2人の中)、読むスピードは速いです。マンガ1冊を読み終わるのに、だいたい30〜40分くらい。これが一般的に見て速いか遅いのか知りませんが。
30〜40分くらいで読み終わるのに、媒体は問いません。紙でも電子書籍でも同じくらいです。

ぼくの読み方としては、1コマ1コマを丁寧に読むスタイル。
イラストを凝視するのは当然のこと、吹き出し外のセリフも含めて、そのコマに描かれているすべての情報を拾っていきます。だって、描かれているってことは、作者さんが読んでほしいと思って描いたってことなんですから。読まなきゃ!
あと純粋に逐一情報を拾っていくのが楽しいです(それで鋭い考察ができるかは別として)。

だから、爆速で読む方はいったい何を見ているのか不思議です。
読書術にある「速読術」を実践しているのでしょうか。あれって、科学的根拠はなかったと思うんですが……。速読世界大会?で「ハリーポッター」を読み終えるのを競った際、優勝者に感想を聞いたら「面白かった」という味気ない感想しか出なかったとか。ただ速く読めるだけであって、頭に残るかは違うんですよね、たしか。

読書に速さを求めるのは、人間の性能上、難しいと思います。どうせ時間がかかる趣味なんですから、ゆっくり楽しめばいいはずです。
速さはたくさん読むほど磨かれていきます。……ってことは、爆速で読んでた方は、強者だった?!

よろしければ、サポートをお願いします。書籍など、経験が積めるものに使います。その経験を、記事にして共有します!!