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不正解はある世の中…

この不透明で変化が激しい時代で生きていくためには、なにかしらの方針が欲しくなります。それこそ、航海中の道標となる「北極星」のような光が欲しい。
これさえやれば人生勝ち確!これをこなせば成功間違いなし!みたいな、ただ一つの正解に引き寄せられます。

だけど、そんな「絶対的な正解」なんてありません。どんな分野においても、そんなものはありません。
あるとしても「比較的によい正解」、ようは「正解ではないけど、不正解でもない」答えです。テストでいうと、三角や部分点になります。

ことテストはわたしたちにとって、馴染み深い存在です。学生が終わるまで、終わったとしても資格勉強で受け続けるものです。つねに⚪︎×で評価されてきました。
その評価をクリアするためには、問題に対して必ずある「たった一つの正解」を提示しなければいけません。
つまり、「必ず正解がある」という思考に染まりきっているということ。

その前提がなかなか払拭できないから、「〇〇をやれば、副業で稼げます」といった悪質な情報商材に陥ってしまうのはないでしょうか。
稼ぐ側面だけでなく、恋愛面でも同じ。「〇〇をすれば、必ずモテる」と謳った情報は多々ありますが、ぶっちゃけ「人による」のが事実です。
動画のコメントを確認してみてください。全員が全員、賛成していません。必ず、わたしは違うという意見があります。

どうしたって、唯一存在するであろう絶対的な正解を追い求めてしまうのです。
そりゃ、ぼくだって年上の女性にモテたいですよ。必勝法とかあれば、教えてほしいくらい。ガチで。
けど、残念なことにそんな魅力的なものなんてないんです。

たしかに、絶対的な正解はありません。逆にいえば、相対的な正解はあることになります。ざっくりいえば、各々の嗜好による正解。まあ、好き嫌いってこと。
それよりも確実に存在しているのは、「絶対的な不正解」です。

初対面で相手の顔をブン殴ったり、1週間お風呂に入っていない状態でデートに出かけたりすることは、明らかによくないことです。
その人にとっては正解かもしれませんが、相手方にしてみれば「えっ??」です(奇跡的に嗜好が合うこともあるかも?)。

身近な絶対的な不正解を挙げると、法律違反とかになるのでしょうか。車の無免許運転とか、万引きとか。
それはやってはいけないよ、となるものが「絶対的な不正解」。

それでも結局のところ、その人の価値観によっては、正解にも不正解にもなり得ます。その人の「正義」や「倫理」によって、変わってしまうということ。
そう考えると、「絶対的な正解・不正解」がないことになってしまいます。結局、「相対的な正解・不正解」しかないのでしょうか。

いまのぼくでは、分かりかねる問題です……。

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