
アジアのベスト女性シェフ エテの庄司夏子さんは料理人かつ凄腕マーケター
こんにちは、サンチャゴです。
今回は株式会社エテの社長である、庄司夏子さんの記事を読んで感動したのでその紹介と、マーケターとしてどれだけすごいかを解説したいと思います。
まず、今回私が読んだ記事は以下となります。
ここからはインタビュー記事の内容を引用していきながら、マーケターと共通している考え方について解説していきます。
戦略思考の実践
1つ目に挙げるのが、マーケターの必須スキルである戦略思考をベースに事業を推進していったということです。
1秒でも早く話題になり、お店を軌道に乗せなければという切羽詰まった思いはありましたが、実績もない無名の女性がレストランを開いたところでお客は集まりません。そこでまずはケーキを作り、そのケーキが「幻の」と言われるまでケーキ一本でいこう、ブランディングを確立してからレストランを開業しようと決めました。
ここで、大事になってくるのがレストランを開くという目的を達成するために、最初にレストランを開くのではなく、まずは自分の名前を売り出すことを戦略として立てたことです。
具体的には、無名のうちにレストランを開いても集客できないと考え、まずはケーキ一本に絞り、3秒見たら自分の作品だと思われるくらい差別化されたケーキを作ることに専念したそうです。
結果としてそのケーキは「予約の取れない幻のケーキ」ということでブランディングに成功し、そこから少しずつレストラン側のお客さまを増やすことが実現できたのです。
顧客視点の徹底
2つ目に挙げるのが顧客視点を徹底していることです。
開業以来増収増益を続けていますが、目先の利益ではなく、支えてくださるお客様を一番大切に経営を続けています。「多店舗展開をしては?」「カフェもオープンしては?」など、助言してくれる方々もいますが、クオリティを犠牲にしたくはありません。今の規模だからこそ高いクオリティを保てるのです。
ビジネスをしているとすぐに売上拡大のための展開を検討しようとしてしまいますが、それでお客さまへ提供するサービスのクオリティが下がるのであれば、その展開を行わないという判断をしています。
このお客さまを一番大切にする動きこそ本当に大事なマインドセットであり、それは料理人やマーケターだけでなく、あらゆるビジネスパーソンにとって言えることかもしれません。
最後に
ここまで、2点、庄司さんのインタビューの中でマーケターと共通しているスキルについて記載をさせていただきました。
が、このインタビューの中で最も印象に残っているのは、下記の部分となります。
事業を成功させるためには、並外れた努力をするのは当たり前
企業に勤めていると、このようなマインドセットは忘れてしまうことが多いのですが、改めてハッとさせられました。
他のインタビュー記事でも下記のようにコメントがあり、頂点をとる方の覚悟の大切さを痛感させられます。
つねに時間がないって思ってます。頭も体も動くうちに、一日一日前進したいです、切実に。
私も日々、前身していきたいと思います。