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ハードでもソフトでもない第三の領域を扱う| ユカイ工学エンジニア 大川雄平 インタビュー

みなさんこんばんは。デザイナーの はらだ です。

BOCCO emoのクラウドファンディング終了から、あっという間に1ヶ月が経ちました。
年が明けてからも、たくさんの方から「BOCCO emoがうちに来るのが待ち遠しい!」とお声をいただけて本当に嬉しかったです。
3月の発売に向けて誠意準備中ですので、もう少しだけお待ちください!

さて、今回はBOCCO emoチームインタビューにも登場してくれた、エンジニアの大川さんに話を聞きました。

【 Profile 】
大川 雄平( Okawa Yuhei )
- エンジニア
Blogを見たとメールが来て2016年にユカイ工学に入社。
ソフトとハードの狭間を担当。BOCCO emoのLinux OS周りも担当した。

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遊んでいたら仕事になってた

----- エンジニアになったきっかけを教えてください。

大川
エンジニアになりたくてなったというよりも、これしかできなかったって言ったほうがいいかな。

元々ものを作るのは好きだったんです。
それに、家にWindows 95だったかな…コンピューターがあったので、幼い頃からよくゲームをしていました。

自分のコンピューターを手に入れたのは高校生くらいだったので、インターネットに触れたのは少し遅かったかも。

----- ものづくりはじめたのはいつ頃からですか?

大川
高校をでた後からですね。
進路を選択するときに、コンピューター系かなと思って専門学校に入りました。実際にものづくりをはじめたのはそこからですね。

専門学校は、一番プログラミングをやっていそうなゲーム学科で入りました。僕、勉強が嫌いで。学術的に深めるよりも実際にやれることを優先させたかったんです。

ゲーム学科で1年過ごした後は、大まかに内容が理解できたので、情報処理学科に移動したり…毎年色んな学科に移ってましたね。

今だと、コンピューターが一般的に存在するものになっているから、それを仕事にしようと思っている人もいると思うけど…当時はそんな感じじゃなかったんですよね。

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だから、最初から何かを作ろうと思ってコンピューターを触った訳ではなかったです。どちらかと言うと、そこにおもちゃがあったから遊んでましたって感じで。それが自然と仕事になっていました。


鮮度の良い情報はTwitterから

----- 実際にどんなものを作ってきましたか?

大川
プログラム書いたり、ゲーム作ったり。
大それたものを作っているわけではなくて、いつも気になる情報や技術を見つけたら、ちょっと触って作ってみるんです。

気になる情報って、人から聞いたりネットで得ることが多くて。
特にTwitterが多いかな。

----- Twitterが多いんですね!昔からですか?

大川
昔は雑誌がたくさん出ていたので、活用することが多かったです。
ネットが一般的になってからは、情報の早さではネットの方が断然優位なので、そっちを活用することが増えましたね。

ただし、ネットでも記事になると、取材したり編集したりするから、情報が出てからユーザーに届くまで時間かかっていて。あと、自分で探して見に行かなきゃいけない。
探すって結局、何かしら起点がすでにあって、それを広げていくんで、全く新しいのって出てこないんですよね。

それに対して、Twitterって文章になっていなくても出せるから、情報が早いんですよね。それに、勝手に情報が流れてくるでしょ?
精度はともかく、鮮度は良いんですよ。


情報発信と出会いのタイミング

----- 情報発信はされていますか?

大川
ブログを書いたり、Twitterで呟いたりしてますね。

そうそう、ユカイ工学に入社したきっかけもブログでした。
ちょうど会社辞めたタイミングで「ブログ見た」ってTwitterにDMがきて。

----- Twitter経由で入社だったんですね。ちょっとびっくりしました…!

大川
たまに驚かれるけど、僕の場合は一つ前の会社もTwitter経由で入社してたし、割と多いケースかも。

面白いこと書いてやる!って情報発信しているわけではないけれど、多分情報がニッチだから、刺さる人には刺さるんですよね。

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僕がやりたい部分がニッチなのかな。
誰でもやっていて、みんなできることって、僕はやろうと思わないんですよね。

本読んでやればできることって、「速い・遅い」の世界になるというか。
できる人って、着手から完了までのスピードが本当に速いんですよ。
逆に僕は、そこの速さってあまりなくて。
だったら誰もやっていない方が良いと思ったんですよね。

もちろん、人によって向き不向きがあるから、向いている方をやれば良いよねって話なんですけど。

----- 向き不向きとは別に、やりたいかどうかもありますよね。

大川
そうですね。
僕の場合は、それが運良くハマっていて。さらに運良く、それを欲しい人がいて。なんだか双方ハマって良かったんじゃね?って思っています。


ハードでもソフトでもない第三の領域

----- ユカイ工学ではどんなプロダクトに携わりましたか?

大川
BOCCOが一番多いかな。
2016年に入社してからこれまで、半分くらいはBOCCOに携わっていたと思います。

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家族をつなぐコミュニケーションロボット「BOCCO」

他にも、TELLBOBOCCO emoなどの自社で制作しているロボット全般に携わっていました。

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家族をやさしく見守るロボット「TELLBO」(左)と
どこか懐かしい未来のファミリーロボット「BOCCO emo」(右)

製品開発支援だと、muiの試作やPaPeRo iにも携わりました。 
ただ、どれも「どこの何をやったの?」と言われると、ちょっと悩んじゃうんですよね。
「中身を作っているんだけど…う〜ん…これの一部」ってなっちゃって。

----- つまり専門性が高すぎて、一般の人からすると難しい部分?

大川
そう。一般的な表現が見つけづらい分野なんです。

BOCCO emoインタビューでは、” パソコンでいう「Windows」のようなOS部分を担当している " と表現しましたが、厳密に言うと的確な表現ではないんですよ。
ハードウェアでもなく、アプリなどのソフトウェアでもない領域で…目に見えない部分だから、表現が難しくて。

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ものづくりの業界では、よく「ハードウェア」と「ソフトウェア」の二つに分かれているって言うけれど、実際にはその間にもう一つあるんです。
ハードでもあるし、ソフトでもある。逆にどちらでもないとも言える領域って言うのかな…。

----- ハイブリットでもあり独立もしている、第三の領域ってことですか。

大川
少し難しく聞こえるかもしれないけど、そうなんですよ。
一般的には浸透していないけどあるんです。

むしろ僕に言わせれば、世の中にこの第三の領域が浸透していないのがおかしいって思っているくらい。

まぁでも、今の日本ではそこをハッキリしているところってあまりないから、会社によってハード側に寄せたり、ソフト側に寄せたりしています。ユカイ工学はちょっと面白くて、どっちにも寄せていないかな。


「面白いかどうか」で選ぶ

----- 働くモチベーションはどんなところにありますか?

大川
「面白いかどうか」ですね。
面白そうだなと思ったらやってみる。

たまに「面白いの基準って何?」って聞かれるけど、それって音楽とかと一緒だと思うんですよ。
全然違うジャンルでも良いと思ったら良いし、合わないものは合わないでしょ。そんな感覚なんです。
だから、「興味関心の先にあったから。たまたま。」って答えちゃう。

----- 例えがわかりやすい…!面白さの対象に「人」も入ってきますか?

大川
「この人面白そう」もありますね。
実際に面白いかどうかは、付き合ってみないとわからないから、最初はその人の作っているものを見て興味を持つ感じかな。

もちろん仕事を選択するときも、どんな人がいるか見ます。
やっぱり仕事するなら面白い人と一緒にやりたいからね。

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----- 面白さと給与って天秤にかけたりしますか?

大川
まず、世の中には絶対的に仕事はあると思っています。
その中で、給料同じでも「面白い仕事」と「面白くない仕事」があると僕は考えていて。
だったら給料同じで面白い方を取るよね?

何より、給与と違うものを同じ土俵に上げないようにしていて。
給与のない仕事って仕事じゃないと思うから。
つまりそれって、仕事じゃなくてボランティアになっちゃうでしょ。

だから僕が仕事を選ぶ時には、理想の給与があって、そこをベースに面白いかどうかを見ています。


「さくら水産難民部」部長

----- そういえば大川さんは面白い名前の部活をやられていますよね。

大川
「さくら水産難民部」のことかな?
あれ、ユカイ工学に入社する人みんなに「何それ?」って聞かれるんですよね。笑

簡単に言うと、みんなでご飯食べに行く部活です。
入社してからいつもランチに行っていた、さくら水産がなくなっちゃったのがきっかけで立ち上げたんです。だから「さくら水産難民部」。

ユカイ工学では、有志5名以上で部活が立ち上げられて、部費がでる制度があるんです。せっかくだから活用しようと思って。

ユカイ工学オフィスがある新宿御苑前エリアを中心に、お店を開拓してはGoogleマップに記録しています。

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----- 私も入社したての頃、このマップに超お世話になりました…!

大川
これを作った当時は、ユカイ工学では一人でランチ行く人が多かったんですよ。
でも入社したての人からすると、ランチのタイミングとか、スタッフに話しかけるタイミングとか…よくわからないじゃないですか。

そういうのってキッカケ欲しいですよね。
だったら「ご飯に行けば良くね?」って思って、部活にしたって経緯もあったりします。

立ち上げ当初は、ユカイのコアメンバーと、入社歴が浅い人をランダムに組み合わせたメンバーでランチに行っていました。
例えばCEOの青木さんCTOの鷺坂さん、新入社員だった石本さん和田さん。って感じで。

最近は状勢的に活動ができていなくて残念ですが、またみんなで気軽にランチに行けるようになると良いなぁと思います。

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----- 本当にそうですねぇ。その時はぜひ私も!楽しいお話ありがとうございました!


あなたもユカイ工学で働いてみませんか?


編集後記:「縁」と「タイミング」

よく「ご縁があって」と言いますが、私は「縁」と「タイミング」は隣人だと感じます。

大なり小なり、変化が起きるときに顔を見せる彼ら。
例えば、メンバーが加入したり、取り組みを始めたり、アイデアを出したり。積んでいた本を読んだりする時もそうかもしれません。

それらを振り返ってみると、良い方向に進んでいるときは行動とタイミングがうまく合っている気がします。まるでパズルのピースがパチッとハマるような、そんな感覚。

そして、私にはユカイ工学も「縁」において「良いタイミング」を幾度も味わっているように見えました。大川さんがユカイ工学に「たまたま」入社したエピソードなんてまさに。

ユカイ工学のなんとも不思議な「縁」と「タイミング」を体験する機会は、これからもまだまだありそうです。


その他のインタビューnoteはこちら


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