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10分で分かる 認知バイアス は死のかほり

10分で分かる 認知バイアス は死のかほり

忙しい人の為の10分で分かる 人間の思い込みは無限大

認知バイアスとは、人間なら誰にでもある「思考の偏り」です。
人間は、事実と違うことでさえ、思い込みをします。不思議なことに、「思い込み」や「勘違い」には、同じ傾向があります。その傾向を「科学的な研究」によって導き出したのが、認知バイアスです。

と人間は 思い込む し 勘違い するのでどうしようもありません。

この思い込み て言う奴 が実に厄介で、人は思い込む事ができるから 信念が生まれ その 思い込みを実現できるのです。

例えばニクソン政権下に置いて大統領補佐官のマーティン・アンダーソンがベーシックインカム制度を否決にまで持って来れたのも一重にこの思い込みの賜物です。

と、思い込みや勘違いは時に強いモチベーション(やる気、目的意識)につながります。

しかしそれ故に我々は認知バイアスのせいで客観性が失われてしまい、そのせいで対立を生んだり、合理的な判断が出来なくなってしまいます。

例えばとてもいい例が原発です。

まず、私は別に原発推進論者でも原発反対論者でもありません。私自身は原発に対するイデオロギーは一切持ち合わせていないつもりです。

さて

原発が事故によりチェルノブイリや福島においてメルトダウン(崩壊)し、人民や土地に多大な悪影響を及ぼしました。

しかし、客観的にデータで物事を俯瞰してみると、発電設備においては石炭の煙(PM2.5みたいな奴とか)の方がトータルでは大量に人を殺しています。

これは年間での死傷者数は圧倒的に石炭発電の方が多いのですが、一度に大量に人や物に被害を与える程では原発の方が深刻です。

ただし、原発事故は滅多に起こりません。

所が多数は、石炭発電よりも原発の方が危険だと思い込みをしております。

これが認知バイアスを説明する上でいい例なので使いました。

これは原発の方がニュースになりやすく、一度で多くの社会的な被害をまき散らします。

一方石炭発電は毒が身体中をゆっくりと蝕むようにコストを要求するので表立って多数の人の記憶やニュースには残りません。

なので、原発の方が人々に記憶にこびり付きやすくハレーションしやすいと言えます。

「ハレーション」は英語の「halation」で、写真用語「被写体に白みが帯びる現象」を指しています。ビジネス分野では、意味が派生し「周囲に悪影響を及ぼす」「他に強い影響を与える」というニュアンスで広く使われる言葉

これが人間の認知バイアスの最たる例だと思います。

さて認知バイアスによって派閥が生まれます。例えば

コップに水が半分しか入ってない 

派閥と

コップに水が半分も入っている

派閥の戦い

とかですね。

こうなると半分しか入ってない派閥の人間は、半分しか入ってないを共感している人間と仲良くなったり 半分しか入ってない学術論文やデータに無意識化でアクセスしやすくなります。

要するに常に 半分しか入ってない に対する有利な情報はないかとアンテナを張っている状態ですからです。

所がこう言う人間は 半分も入っている 派閥の人間や、 半分も入っているが合理的だ、と思われるようなデータに対して無意識的に心を閉ざしたり、情報を遮断する傾向があるのです。

なので、避けられない事ですが、認知バイアスにかかっていると我々は客観的に判断するのが極めて難しくなります。

またデータの客観性についても例えば 地下帝国に

白人60%  と 黒人40%

が住んでいるとします。

どうやってデータを取るのが論理的でしょうか?

A, 白人から60%のデータを取って、黒人からは40%のデータをとるやり方

又は、

B, 人種は二人種なんだから50% / 50%で取るのが正しいか?

これは貴方がどの立場に属しているかで変わります。

例えば貴方が白人に属しているなら、貴方は多分高確率でA案を採用するのが論理的だと訴えるはずです。

又もし貴方が黒人に属しているなら、貴方は多分高確率でB案を採用するのが論理的だと訴えるはずです。

と自分の立場や既得権がどの場所にあるかによってデータの論理性や客観性は大きく揺らぐのです。

ここにさらに人々の認知バイアスなんかか加わった日にはもう何が一番合理的かなんて判断がつきません。

なので、認知バイアスのせいで我々は客観的なデータにアクセスする事が無意識的に難しくなる。

結果、合理的で論理的な決断が出来ないため、どこかで誰かがその膨れ上がった合理的な判断が出来るなら払わなくていいコストを払ったり払わされる事になるのです。

またこの認知バイアスで日本の世の中に蔓延ってるすごいヤヴァイ沈殿物みたいなものがあります。

最上級の The ヤヴァイest に相当するものです。

では、日本に蔓延っている認知バイアスの中でもっとも醜悪な存在を説明します。

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