猿でもわかるコンサルティング (ホリエモン式経営について)

漫画に出ている主人公がマーケットインとプロダクトアウトを間違って使って依頼主を丸め込むやり方は非常に良いやり方です

と書きました。それはなぜかと言うと経営コンサルタントの仕事とは基本はベビーシッターだからなのです。

コンサルの仕事とはペテンにかけてでも、経営者のマインドを変えさせる事です。

まず、この漫画に出てくる喫茶店のオーナーは単なる馬鹿なだけであって本質的に経営コンサルタントがいなくても問題解決できます。

頭が柔軟で、自身の我に固着せず、新しい事を取り入れることに抵抗がなく、行動力がある。

からですね。この手のタイプはコンサルなんかいなくてもいずれ自分で問題解決します。優秀なコンサルが居たら問題解決が早まるだけの話です。

これは人の話を聞けるような柔軟な思考の持ち主だったらそもそも致命的にならない。

客観的に物事を判断できるような経営者なら失敗した時点で何が失敗か判断できるし、別のやり方に変えることもできる。

だから本質的にはコンサルなんか必要ない

ではコンサルが必要な経営者とは誰のことでしょうか?それは感情的な経営者です。

基本的に感情的に自分のやり方に固執する経営者は大成功するか大失敗する。

その中で大失敗した経営者こそコンサルが相手をするターゲットです。

ただし

大きな矛盾として

感情に支配され、人の話を聞かないから、現在失敗している自分のやり方がうまくいかないから失敗しているので

コンサル入れてコンサルがいくらアドバイスしても話を聞かない。話を聞いたり感情をコントロールできるような人間ならそもそも本質的には。コンサルなんか必要ないです。

感情的な人間はいくらデータを集めて見せても。自分のやり方に絶対的な自信を持っているから(失敗しているのにね)データ使っても説得なんかできない。

また、失敗した理由を、LP率が考慮に入っていなくて、そこがウンタラカンタラ。と理論的に説明しても下手の勘ぐりをされて、個人攻撃されているように受け止められてしまう。

(こいつは俺がバカだから経営に失敗したといいたいんだな)

とか、

と、コンサルの仕事は経営することではなく、こういった地雷を抱えたどうしようもなくなったおじさんの地雷を踏まないように

こっそり近づき、地雷おじさん気づかれないようにゆっくりと誘導する事なのです。

いわゆる羊飼い型リーダーシップと呼ばれるやり方です。

経営コンサルタントの主な仕事はいい年こいた地雷おじさんのベビーシッターです。

自分のやり方に固着して自分のやり方を変えたくないから失敗し、失敗を方向転換できないから(自分のやり方を変えたくないから)方向転換できない。

だからどんなペテンだったりマーケットインとプロダクトアウトを正しく理解できていなくても、自分が行った内容が全くのフェイクで一切の証拠がなくても、それで頑固オヤジの価値観を捻じ曲げる効果があるならなんでも使って。好きで目の前の沼に突っ込んでいって、

なぜ自分が溺れているのかわからない頑固オヤジに

「貴方がいま進んでいる道は沼です引き返してください!」

といって引き返せるような経営者(人間)ならそもそも、コンサルなんか必要ない。

コンサルが必要でコンサルに頼むような経営者は好きで沼につっこんで行き、なぜ自分が溺れているのかわからない聞き分けのない人物に

「私のような若輩者が優秀な経営者のOOさんにお聞きするのは大変恐縮なのですが、売上を伸ばすにはどんなやり方がありますでしょうか?ご教授ください。」

といって選択肢を沢山出させ。

その中から地雷おじさんがハマっている沼から脱出できるようなアイデアを地雷おじさんの感情を逆なでさせない方法で悟られないように誘導する政治力、話術、技術が必要なのです。

ようするにベビーシッティング能力が高いことが優秀な経営コンサルの資質なのです。


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