考えない日記:6
考えない日記:6 5/7-13
5/13 西瓜を貰った。誰も食べないと言うので四分の一食べた。上町休憩室(閉室中)を掃除しに行った。シャッターを全開にして空気を入れ換えた。本を拭きながら少し捲った。夜は水餃子がツヤツヤだった。
5/12 仕事で久し振りに上り電車に乗った。普段大人数で一斉に渡る交差点はガランとしていて、電光掲示板から流れる広告の音が大きく聞こえた。
5/11 サイレンが聞こえた。外へ出てみると近所の人が「マスクしてくるの忘れちゃったわ」と言いながらやってきた。
午前中から気温が高くなった。
5/10 空き缶がどこまでも転がっていくような風。
5/9 曇っている。裏道で罵声が聞こえた。短くて一瞬で終わった。子供が歌いながら自転車で通り過ぎた。
5/8 90才を超えたか、またはそれに近いと思われる女性が、鞄を二つと杖と傘を一本ずつ持って歩いていた。
親族を病院へ送り、消毒され、買い物を手伝い、家に帰った。道すがら海と富士山が並走し、色味の愉快な貨物船がゆっくりと東京湾を出て行った。
横須賀の老舗デパートが閉店するというニュースを見た。知人が電話をかけてきた。泣いていた。洗面所で暫く話した。相手の電波か電池が切れた。灯りを消すと一段と静かになった。
5/7 知人の店で買い物。二つ買ったら、二つ余分に付けてくれた。
ある場所で、ここに花を置かないで欲しいと言われた。
明日は朝早いけれど、最近は毎日早目に寝ているので普段通りに眠った。
考えない日記:6 5/7-13