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好きは自分を救う

好きなものについて。私圧倒的に漫画やアニメ、小説が好きだ。めちゃくちゃのめり込む。そして感情が揺さぶられて、漫画の主人公になったような感覚に陥る。これから何回かにわけて、自分の好きなアニメや漫画について語っていこうと思う。

まず、一つ目、「ちはやふる」

ちはやふるは私が高校生の時に連載が始まったと思う。学校の図書室にあったんだよね。そのときチラッと読んで、なんかその時はしっくりこなくて読まないでそん時の彼氏と遊びに行ってたわ。恋愛に夢中だったからねえ。この時は、この本の情熱をまだ知らない。

ちはやふるは競技カルタのお話。百人一首だね。私も小学生の時やった。全然面白くなかった。ならトランプにしてくれよ先生、って思ってた。

何年か前に映画(実写版)ちはやふるがやっていた。映画を見るのが好きだった私は、もちろん見に行った。あの、音楽と美しい映像に心が打たれたのを今でも覚えている。感動して泣いたよ。

ちはやふるは、主人公の綾瀬千早が競技カルタでの最高位になるために頑張ってるお話です。さまざまな魅力的なメンバーがたくさん出てきます。

映画は、競技カルタの格好良さや魅力が伝わってきてとってもよかった。

でね、最近になってNetflixにアニメのちはやふるが出てきた。ここからわたしのちはやふる人生の始まりでした。

映画とアニメはお話が、少し違うのだけれどアニメは百人一首の歌の意味にかなり触れていて、奥が深い。

このアニメを見て、何かにハマれたり、何かに没頭する、それに自分を懸けられることの素晴らしさをカルタを通して描かれています。

例えば、それが社会で言うところの資格や何にもならなくても好きだからやるんです。

競技カルタにはプロなんてありません。職業でもなんでもないんです。

社会の普通でいうところで、やってて意味あんの?って声が作中にも聞こえてきます。

やってて意味あるのか意味ないものにするのかは、自分次第というのも描かれていて好きです。

人生を問われてる感じ。何のためにカルタをやるのか。

何のために、自分はカルタを今、やっているのか。

作中の文章の中で好きな言葉があります。

「いろんなおっさんを、おばさんを見てきたから先生知ってるんだ。いいか、お前ら。青春は何度でもくる。何度でもくるから、何度でもがんばれよ。な。」

このシーン大好きです。青春って何度でも、ほんとに来ます。来ないと思ったら来ないけれど、来ると思ったらきます。だから私も、何度も頑張ろうと思う。自分を諦めたくないから。

私たちが生きてる現代社会の「普通」の洗脳は恐ろしく、時に人を苦しめると思います。

でもちはやふるを見て思うのが、例え、社会的に何も残らなかったとしても、自分の中に残るものが必ずある。ということ。

そして、常に「自分はどうありたいのか」を問いながら生きていくこと。

わたしは、大人がまずこういうところに気が付いていけたらいいんじゃないのかなと、読んでて思います。

人生に問い続ける。それが生きる意味なのかもな。そして生きたい人生を生きる。

人もそうだけれど、作品や好きなものの出会いって、私はめぐり逢わせだとおもっていて、出逢いだと思うんです。

なぜならば、わたしの背中をいつも強く押してくれるから。その時々で、必ず作品の中に、自分のために必要なメッセージが散りばめられているんです。

読書や他人との関わりは素晴らしい。やっぱり人間って最高だよね!!!言葉を作ってくれた先人に感謝!!!!!!

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