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信越トレイル day3
山に入ってもう3日目だ。
昨日と同じく5:45に起床。
あまり疲れていないのか長くは眠れない。
天気は晴れ。
2日目↓
身体は絶好調、やはりマッサージが効いている。ヨガパワー。
朝ごはんに昨日の行動中に食べてなかった、「POWBAR」を食べた。
白砂糖、添加物、動物性食品を含んでないBAR。身体に負担をかけない感じは好き。でも肉は大好き。焼肉いきたい。
唐突だが、山に入るといつも便秘になる。水分が足りないのか緊張しているのかわからないが、屁ばっか出る。登りで屁をしたらブーストできる(加速装置)
とはいえお腹が重いのは嫌なので、なんとか捻り出した(軽量化)
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(趣味がパッキング)
パッキングとは・・・梱包のこと。 輸送を目的に、荷物を作り上げることをいう。登山などのパッキングは、ただ入れるだけではなく重さのバランスも考えて梱包することだと思う。
今日は13kmぐらいの行程でそこまで辛くはない。
ただ、暑さだけは気をつけなくてはならない(戒め)
汗をかくのって結構体力を削られる。汗がダラダラ垂れているとその汗を意識して、更に暑さを感じる(洗脳)
「それではお先に〜」と独り言なのか、誰に話しかけているのかわからないくらいの声で、テントサイトを去る。
「お気をつけて」と返事がもらえた(嬉しい)
水をセーブしたかったので、汗をかかないスピードを見極めて歩き始める。
朝露で葉が濡れているので下だけカッパを装着。
以前、お構いなしに濡れて歩いたらびしょ濡れになり被れた(敗北)
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朝はやはり気持ちが良い。澄んだ空気がおいしい。
だんだん身体が山の中に慣れてくるのがわかる。
歩くことが当たり前になってきた。
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誰も通っていないので蜘蛛の巣との戦い。
トレッキングポールを前に出して防ぐ(ドラクエの魔法使いの動き)
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少し歩くと沢が出てきたから、叫びつつ頭を洗った。
水も冷たくて美味しい(濾過必須)
どんな野生動物が糞尿垂れ流したりしているかわからないので安全に。
しんどーい登りを終えると、ひらけたゲレンデに出た。
日向は暑いが日陰は寒いくらいに気温差がある。ここで朝飯に。
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朝ごはんをモシャモシャしていたら、遠くから熊鈴の音が聞こえた。
同じ桂池テントサイトから出発した二人組だ(ちょっと嬉しい)
僕がいるリフトは少し道がから外れており、奥のリフトの方にいくとキャンプ場の方へ下山し、今いるリフトを右から左に横切るコースがこれから進むコース。
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何やら話し込んでいる様子。
と思ったら、下山する方に向かっていった。
ここでリタイヤか?元々その予定だったのか?
後者であってほしい。
それは本人達にしかわからない(届かぬ想い)
後日、YAMAPアプリの機能にある「すれ違い」で発見し、
日記を読んだら
「暑すぎてリタイヤ」と書いてあった(あゝ無常)
気持ちはわかる(納得)
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全身から汗が吹き出て生命の危機を感じたため、休憩。
叫んでも誰もいない(ストレス解消)
己との戦い。「5連休に一体何をやっているんだ」と一瞬思った。
びっちゃびちゃになって誰とも会わない山道で水の量気にしながらちびちび飲んで。。。このときは結構切なくなっていた(自業自得)
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こういうトレイルにでると「これこれ!」とテンションが上がった。
ガイドブックとかで見る光景に興奮する(汗びちゃ男)
ちなみに何回もシャリバテを起こした。
食べるタイミングがなく、もってきた行動食が柿ピーミックスナッツなので、水分を奪われる。1時間に1度は何か口にしないといけないことはわかっているが、完全に行動食のチョイスミス。
1日1つセブンイレブンに売っている「レモンわらび」を楽しみに生きていた。あれは本当に美味しい。生き返る。
7プレミアム レモンわらび」53g ¥138(税込)※1本:130kcal
食べるたびに「おーーーまいこーーーーんぶ!」と叫んでた。
塩だけはとらないと死んでしまうので、もってきた塩をペロペロ舐めていた。
このとき発明したのが、
自分の腕を軽く舐めて塩分を感じなかったら塩を舐める。という汚いルール。
このとき、塩分カットの行動食は役に立たないと知った(至言)
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色んな表情を見せてくれるトレイルで、飽きがこない。
飽きがこない人間になりたい(無関係)
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木々がさわさわと音を立てて涼しさを演出してくれている。
ぼーっと上を眺めて自然の中に溶けていく(汗だく溶けかけ)
本日の核心。鍋倉山についた。
信越トレイル事務局、ボランティアの方々が新しい看板を設置していた。
その周りに数人登山者もいた。
人だ!うれしい!
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グラスファイバー製?で雪が降ったら曲がって耐え、雪解けになったらバイーンと戻るらしい。
事「スルーハイクですか?」
僕「はい〜」
から始まり、少しお話ができた。バックパックの話とか他愛もない会話がすごく楽しかった。
事務局の方たちが去ったあと、山頂には登山客の方達がお昼ごはんを食べていた。その裏で草木に隠れて、服を脱いで絞っていた。
邪魔しちゃ悪いと思い、そそくさと去ろうと「では、お先に〜」と独り言なのか、なんなのかわからんボリュームで呟いたところ、
登山者さんが「これもってけ」とシャインマスカットをくれたのだ!
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生のものを食べられる喜び、ジュウスィで最高だった。
思いっきりでかい声で「おいしいーーー!!!!」と登山者さんに聞こえるように、思いが伝わるように叫んだ。アイ スクリーム。
めちゃくちゃ元気が出て、足取りが軽くなった。
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さきに山頂から去っていった信越トレイル事務局の方々に出会った。
出会ったついでに少し作業を手伝った。
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Facebookにもこの写真をつかってもらった。
すごい記念になった(笑顔)
今年は暑すぎてあまりハイカーさんがきてないと言っていた。
(これぐらい暑いのが普通かと思っていたが勘違いだった)
看板に限らず、トレイルの手入れをしていただいて本当にありがたい。
お礼をちゃんと言って、先に進んだ。
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お昼ごはんを食べていなかったので、誰もいない小さな山頂でご飯にした。
タイベックシートを広げて靴を脱いでお湯まで沸かしちゃう。
チャリメラのとんこつ味。お湯を注いで2分くらい待てば食べれちゃう。
実は脂質が少ないから日常的に食べても良いと思う。というか良い。
調味油いれなければ、かなり抑えられる。おすすめだ。
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今回の5日間はアルコールストーブのみにした。
正直お湯を作るとき100度まで必要な気がしないから、ある程度温められればなんとかなる。あと、OD缶だとガスが無くなった後も缶を持ち歩かなくてはいけないのは無意味。虚無。無理。重い。辛い。
最悪アルコールがなくなっても、水で戻せば食べられる食事で構成しているので、気にせずいける。
今回のスルーハイクで一番悩んだのは食事関連で、一番良い答えにたどり着いたと思う(自画自賛)(自分で自分を褒めるしかない)
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ご飯を食べた後、うだうだしていたらおじいさんの登山者さんがきて、少しお話をした。見るからに登山を始めたばかりという格好だった。
爺「動物とか怖くね~の?」
僕「怖いですよ」
爺「ここ上がるときも怖いから手拍子してたよ」
僕「獣が近くにいると獣の匂いがしますよ、風下限定ですけど」
爺「獣の匂い!?なんだそんなことがあるのか!?いい土産話ができた!」
僕「でも事前に音を出して知らせて上げるのは大事ですよね」
爺「いやー、獣の匂いかぁ。土産話だな」
僕「ほら、熊鈴もつけてますよ」
爺「犬みたいな匂いかなぁ」
僕「洗ってなければ犬も獣の匂いにn」
爺「いい話をありがとう、じゃあな」
僕「っす・・・。」
マイペースなのは良いことだ。
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まさにハイカートラッシュ。
ハイカートラッシュとは・・・
長距離トレイルでの生活でゴミのように汚れきったハイカーたちは『ハイカートラッシュ』と呼ばれるが、 この呼び名は、どこまでも自由で個性豊かなスタイルでハイキングし続ける彼らへのリスペクトだ。 ハイカートラッシュたちにとって毎日過ごすトレイルは都市の生活と何も変わりはしない。
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いつまでいても峠を通り過ぎる車に白い目で見られるので
いやいや出発する。
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キャンプ場まで後少しのことろで、めちゃくちゃ山を降りる。
しかも次の日トレイルに戻るから、登らなくてはならない。
「そんなに降りなくていいよ!」といってもかなり急な下り坂、しかも北斜面のため苔が生えてて滑る滑る。
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ノーパンである。
ここは光が原高原キャンプ場。
一般のキャンパーもいるキャンプ場だ。
管理人のアオキさんとめちゃくちゃ話したところ、以前まではハイカーのための宿泊施設もあり、食事などもあったようだ。
現在は自販機すらない。
「水うめぇから!」と水をおすすめされた。確かにうまい。
ちなみにアオキさんは新潟で古民家を経営している。
1年半かけて古民家を改造した話を新聞の切り抜きなどでお話を聞かせていただいた。NHKの取材の話は面白かった。ぜひアオキさんに聞いてほしい。
気さくなジーさんだ、ありがとう。
一緒に写真撮影したが割愛。
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カレー+シーチキン
桂池テントサイトで一緒だった若者2人はリタイヤ。もう一人は、同じ行程だと聞いていたが、こなかった。彼もまたリタイヤ。それぞれの歩き方があるからそれでいいのだ。少し寂しい。
少しくらくなってから、別の夫婦ハイカーがやってきた。
少しお話をしたら、明日も同じコースだった。嬉しい。
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一般キャンパーの家族のかーちゃんが子供にブチギレまくっているのを横にテントに入り就寝。
3日目終わり・・・といいたかったが、
0時くらいに強風が吹き荒れてテントが倒壊した。
3日目終わり。
つづく。
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