見出し画像

#9『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2』感想


今回ご紹介するのは、ブレイディみかこ先生の『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2』という作品です。

*この先、ネタバレ注意です!

○あらすじ

13歳になった主人公は、「1」からさらに忙しい毎日と、様々な経験を重ねて成長していく。

いろいろあって当たり前。ライフってそんなもんでしょ。

これは、読んでくれたあなたの物語。
そして、この時代を生きるわたしたちの物語――


「一生モノの課題図書」ついに完結!

*一部本書帯から引用


○装丁について

『1』から大人になったなぁ〜!

本作を読みながらも主人公の成長が時折垣間見えますが、ジャケットからそれが溢れているのが良いですよね!

なんだか、親のような気持ちです。

元々『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』は後輩からの勧めで読んだのでジャケ買いではないんですけど、ジャケットも好きです!


○感想

もう今回も話したいことが多すぎてですね。
なんと感想が8個にも分かれてしまいました。多いですが、一覧にしておきますので、時間があるときに少しずつ読んでくれた嬉しいです。


【目次】

①【人には人の性自認】ノンバイナリーって何?
②【ノンバイナリー】新たな言葉を生み出すこと
③【一人の男として】ピリオド・ポヴァティ
④  リーダーの資質
⑤【教育】未来を創る教育
⑥  社会を信じること
⑦【子育て】親への憧れ
⑧【良くも悪くも】memeは凄い

こう見ると④⑥にもすみカッコ付けたら良かったですね。笑

一つずつ簡単に紹介していきます!

①【人には人の性自認】ノンバイナリーって何?

皆さんは、自分自身の性別について考えたことはありますか?
「そんなの、決まってる。」

そうでしょうか?
生物学的に決まっているからといって、考え方も同じというのは絶対ではないと思うんです。


②【ノンバイナリー】新たな言葉を生み出すこと

世界は、新たな考え方が生まれる度に言葉を作りその姿を変えます。
ノンバイナリーという考え方が生まれ、我々も変わるべきなのでしょうか?


③【一人の男として】ピリオド・ポヴァティ

「そんな話、しない方がいい」
そう思う方もいるでしょうか。
でも、この状況から逃げてはいけません。面と向かって思考することをやめてはいけません。

一人の人間として、向き合いましょう。共に。


④  リーダーの資質

"リーダーシップ"ってなんでしょう。

年齢関係なく、これまで組織やグループのリーダーやトップを務めたことがある方には是非読んでほしいです。


⑤【教育】未来を創る教育

教育の仕組みは国によって大きく違います。

あなたは現在の日本と英国、どちらの考え方が良いと思いますか?

嫌だ、と言ったって変わらないかもしれません。

しかし、知っておくのと知らないのでは天地の差を生みますよね。


⑥  社会を信じること

社会を信じる

これは簡単なことではありません。
不特定多数の考え方が、皆にとって良いことなんてあり得ませんから。

「社会を変える」?
いえ、まずは自分から変わりましょう。


⑦【子育て】親への憧れ

皆さんはどんな大人になりたいですか?
イメージする理想の大人は誰でしょうか?

もしもそれが、ご両親や身近な大人である方は、非常に恵まれています。

「自分のようになりなさい」
子どもにそう言える親でありたいです。


⑧【良くも悪くも】memeは凄い

インターネットの時代です。

毎日新しい情報で世の中が溢れかえり、昨日までなかった文化が突如生まれます。

文化を生み出すmeme(ミーム)。

それは世界を彩る天使か、それともデジタルタトゥーを刻む悪魔か。

決めるのは私たちです。


○最後に

本作『ぼくイエ2』も、"一生モノの課題図書"の名に相応しい、とても考えさせてくれる内容でした!

主人公の成長も感じてほしいのでできれば『1』から読んでほしいですが、内容の繋がりは少ないので『2』単品でも楽しめると思います!

多様性やあなたの物事の考え方に新たな知見を与えてくれる作品です。

是非皆さん読んでください!

コメントで感想を聞かせてくれると嬉しいです!

その他、読書友達になってくれる方募集中です😊


○著者について

ブレイディみかこ(ぶれいでぃみかこ)

ライター・コラムニスト。1965年福岡市生まれ。1996年から英国ブライトン在住。2017年、『子どもたちの階級闘争-ブロークン・ブリテンの無料託児所から』(みすず書房)で新潮ドキュメント賞を受賞。2019年、『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(新潮社)で毎日出版文化賞特別賞、Yahoo!ニュース 本屋大賞ノンフィクション本大賞などを受賞。他にも著者多数。



今回もお読みいただき、ありがとうございました!

★記事へのスキ、noteとTwitterのフォローもお待ちしています☆



▼最近よく読まれている記事はこちら



▼Twitterのフォローはこちらから。



それではまた!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?