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乳がんになって#8_断捨離をして引き寄せた縁。


携帯電話にあった連絡先を削除!!

うぅ子です。乳がんになって、人との関わりを自分本位て考えるようになった。というお話し。

最近はのーんびりと、身の回りを整理をし始めている。その中にはいつか連絡とるかもと消していなかった連絡先。あるよね。断捨離、断捨離〜!

身軽になりたい。そう思うのは、病気をして人生の大きな転機に立っているから。それは新しい価値観や新たなものを手に入れるために!
それが身の回りをのーんびり断捨離している理由。

縁のある人とはまた会える奇跡。

職場には、病気について話をすることにしたのだけど。

何年も会えていない人や趣味の仲間にはまだ話せていない。
性格的に面倒くさがりでたまにしか合わない人にカミングアウトは必要?そこは合理的に考えちゃう。いやそれは建前だ。

どちらかというと、経緯を話して、驚かれて、なだめて、を繰り返す精神力がないことが一番の理由かな。今は自分優先でいたい、それが本音だ。

だけど不思議と縁のある人がいて。その方は前の職場の上司で20代からプライベートもよくしてくれた25年来のお付き合いのある方。実はナウなタイミングで一緒に抗がん剤治療をしている。

家族は支えでもあるけど重い存在

両親は他界していて身内は妹がいる。
長いことおひとりさまだし、家族とのかかわり方がわからない。なので妹に話すことに躊躇していた。

はじめは治療費はかかるしこれもひとつの寿命だ。病気で終わりを決められることは終活もできるしそれも一つの選択だ。そんなことをふわりと思っていたのだけれど、妹に乳がんを伝えたら、かなり動揺をしていて、さらに考えを察知し、即座に治療を強くすすめてきた。

けれどそんなことを言った妹は、がんになったら治療しないって決めてるみたい笑。そうだよね。理解できる。もし、将来その時が来てしまったとき、わたしはなんて言うのだろうか。家族なら同じように治療を勧めるよね、きっと。

ある日病院の受付で揉めている女性がいた。

「もう副作用がつらくて治療したくないので今日は帰りたい。先生に伝えるのも大変だし、家族も治療しろというけどつらすぎて今日は帰ることを伝えてくれ」大声で叫びながら泣いている女性。

わかるぅうん、わかるーーーーーわかりすぎるーーーーーーーと心の中だったけどわたしも叫んだ。最終的には家族に頼らざる得ないのだけど。たまには重い存在なのである。これは病人の本音のひとつなのか、わたしがひねくれているのか。笑

話は戻って同じ治療をしている先輩の存在。

携帯電話の連絡を整理したのち番号のみ通知された電話がきた。
それが先に話した、25年来の元会社の先輩。彼女は20年前に乳がんで闘病し完治宣言されたが、最近骨と肝臓に転移し治療を再開していると連絡がきた。

2年くらい疎遠になっていたのだけど、なんだか虫の知らせがあったよと連絡をしてくれたのだった。

びっくりすることに、わたしの抗がん剤治療を始める1週先に抗がん剤治療を始めるとのこと。先輩はいつまでたっても先輩であると同時にこうして必要な縁は引き寄せができるのだって証明してくれた。

卑屈だけど、こっちだってさ健康な人に病気の話は話ずらい。パワーもいる。重くないように笑いに替えるようにアレンジも必要だし、そもそも、かわいそうなんて思われるのはプライドが許さない笑。
例えるなら、おばさんていわれるのはさみしいけど、自虐ネタでおばさんだからねーと自分でいうのはOKみたいな感じ。この身勝手なやつ笑。

だから同じ状況でいる先輩の存在は、情報の交換ができ、お互いほしいものがわかり、してほしいことが言わずともわかる。他人なのでほどよい距離感で、本当につつみ隠さず本音を話せる。治療で病んだ気持ちを支える安定剤のような存在。

あーーー!
断捨離してよかった!!
やっぱり人生の大きな転機に立っている。身軽になろう。今日も部屋を掃除していちにちを終えた。来週は回復期で、いちばん元気な1週間。
美味しいものいっぱい食べるぞー

それではまた今度!今日も絶対にいい一日にしましょうね!




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