Rock Garden〈初一行詩集〉
初めての一行詩集となります
1975年にエリザベス2世が来日し龍安寺の方丈庭園を見て「Rock Garden」と絶賛し石庭が世界中に知れ渡りました
元内閣総理大臣の細川護煕筆「雲龍図」襖絵特別公開がされていました
(3月31日迄)
系図上では細川ガラシャの子孫になりますが養子を挟んだので直系子孫ではないそうです
作者不明の石庭
15の石の意味も解明されていません
私は虎の子渡し説よりもこの不完全説の方が好きです
裏庭には手水鉢があり「われ、ただ足るを知る」を意味する「吾唯足知」が書かれていました
自由律俳句ではカタカナをなるべく使用しない様にしています
一行詩ならではという事で今回は少しチャレンジしてみました
では金閣寺(1397年)の南西1.6kmにある
細川勝元が建立(1450年)した寺へ参ろう
こんな私は嫌よ
空想の中で過ごし面倒な孤独を両眼で灯す
ぶら下げた豆球に体当たりする命
そして堕ちる
美しい私でありたいのにあなたは遠ざかる
初なフリするあの子に吸い寄せられて
枕を抱きしめて歩く
ドビュッシーの月の光みたいな夜に
わたしには余白が似合う
闇闇そこに呪物を葬る
優しい君が優しかったに変わる頃
月を差し出す貴方
受け取る準備は出来ている
行先不明のチケットに"May your wish come true."
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