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アイドルに求められるスキル 〜「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」に思う48グループとハロプロの個性〜


「第3回 AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」予選の生放送をTBSチャンネルで見ました。

“AKB48グループの中でもっとも魅力的な歌い手を決める“

“人気”でも“運”でもない、完全実力勝負の中で生まれる数々のドラマとヒロイン誕生の瞬間“

ということで、第1回、第2回と決勝まで見てきましたが、
確かに、過去2回とも人気でも運でもないのは事実ではあると思いました。

◯第1回優勝者:SKE48 野島樺乃

・7期オーディションでは2トップの一角
・チームS在籍後はその歌唱力をフルに活用
・湖山医療福祉グループ CMソング歌唱
・NHK 「J-MELO」 May.Jとのデュエット歌唱
・11月8日「第53回日本女子ソフトボールリーグ決勝トーナメント」決勝戦(パロマ瑞穂野球場)にて国歌独唱

◯第2回優勝者:AKB48(当時)矢作萌花(現 矢作萌夏)

・2017年11月『第3回AKB48グループドラフト会議』にて、第1巡目でAKB48チームK・チームB・チーム4の3チームから指名され、予備抽選の結果、チームKが交渉権を獲得。以降チームKに所属するも、2019年10月に卒業発表、今年2月にAKB48としての活動を終了。


私はSKE48創設2年目以来のファンですので、どうしても野島樺乃ちゃんに肩入れしてしまいますが、ゴリ推しなくとも世に出る力を持っているので、ソロでの活動も安心して見ていられます。

正直、48グループメンバーの歌唱力は、野島樺乃ちゃんのそれ以外はアーティストの土俵に立つには厳しいため、有吉氏の「AKB村でやっていることは、俺は知らない」という言葉を何かにつけ思い出します。

井の中の蛙と誰かに言われても、第2回、第3回と、この企画を続けていくことの大切さを感じるのは、名前も知らなかったグループのメンバーの中に、そこそこ上手い子も現れ始めたからです。

矢作さんもいろいろとあった中でのそこそこガチな優勝ということで、
今後の48グループを支えるメンバーの出現と発見を期待しての部分は大きいのではないでしょうか。

一方、ハロプロは48グループと比較して、
“ダンス&ボーカル“を主軸としているだけに、
それらのスキルを持たなければ在籍していられないグループです。

とりわけ、
「Juice=Juice」
はワールドツアーの経験も積んできたこともあり、
ハロプロのスキル面での集大成的なグループだと思います。

ここで“スキル厨“という存在が浮かび上がってきますが、
“AKBはスキルが低いから負け“ 的な考え方を頑なにしているならば、
アイドルの楽しみ方に自ら蓋をしてしまっているようなものです。

SKE48に「桑原みずき」というメンバーが在籍していました。

ルックスはアイドル然としていないのですが、
珠理奈から、

“あたしのアンダーはみぃ(桑原の愛称)じゃないと嫌なの“

と全幅の信頼を得るほどに、そのダンススキルや諸々やり切るガッツは48グループから明らかにはみ出ていました。

ファンからは“今日もカツオ(桑原の愛称)か…“ と揶揄されることもあったでしょうが、年間通じてほぼ桑原センターの「制服の芽」公演時代は、アイドルを楽しむのと同時に、ダンスの一挙手一投足に注目するようになったきっかけでもありました。

これはスキル厨のはじまりかと思いきや、決してそうではなく、

“アイドルグループとしてのバランス“

を意識できるようになった重要な節目でした。

また桑原みずきの話になりますが、

“高知出身のカツオというチャキチャキのバリっとしたキャラクター“
“誰もが一目置くダンススキル“

が両立されていながら、人気面では遅れをとっていたかと思います。

結局はルックスなのかと…。

しかしながら、
ルックスも性格もアイドル然としていない人材が、
アイドルグループに在籍して活躍している様は、
いかにも男性ファン受けを狙ったアイドルが多い中、非常に新鮮に感じました。

ハロプロは、その辺りを上手いバランスでキャラクターを作り上げているかと思いますが、最近のメンバーは一般層が知るハロプロメンバーと比べて、キャラが薄いとも言えます。

キャラ立ち>ルックス として、
キャラを下支えするものに各種スキルがあり、
運営がある程度メンバーに自由を許容することで、
演じることの少ない、比較的のびのび、生き生きした個性的メンバーが現れるのではないでしょうか?

うつつほしですか?

もちろん、カツオや真木子(現 SKE48キャプテン)みたいなメンバーに在籍してほしいです!






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