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Vol.6 建築士からセラピスト、バーテンダー、そしておにぎり屋さんに?!その4

こんにちは。
東京都神田須田町で「Bar and ONIGIRI うつせみ」という心と体に優しいお酒とおにぎりのお店の店主をやっています。
なかやまりさです。

前回のお話の続きです。前のお話が読みたい方はこちらからどうぞ。

10月末にハワイから帰国した私は、独学でアーユルヴェーダについて学びはじめ、次第に「もっと本格的に勉強したい」という気持ちが大きくなっていきます。

日本でどうやったら勉強できるのか、海外に行くことも視野に入れて、いろいろと調べ、1月の末には学校に入学していました。日本にいながら、スリランカ出身のドクターから直接学べる「英国アーユルヴェーダカレッジ」の10か月間のセラピストコースを選択しました。

学校に行く前には、スリランカに行って、実際に約10日間の施術を体験しました。滞在中は1日に2回のオイルマッサージに加えて、パンチャカルマといわれる、体にたまった老廃物などを排出する施術(デトックスのようなもの)も受けました。(正確には、オイルマッサージはパンチャカルマの前処置、後処置になります。)身体がどんどん軽くなっていくのがわかって、ここでもまた「アーユルヴェーダすごい!!」と思いました。

スリランカから帰ってすぐに、いつも通っている整体院に行きました。自分の身体の変化を確かめたかったからです。いつもは、体のあちこちが痛く、施術中に何回も叫び声をあげていましたが、その日は全く痛みがなく、担当してくださる先生にも、「違う人の身体みたいだね」と言っていただけました。そして、「これからは、2週間に1回でなく、身体が行きたいと教えてくれたときに来てくれればいいよ」とも。

本当にうれしかったです。自分の身体が、こんなにも変わるなんて!(もちろん、アーユルヴェーダだけのおかげではなく、整体院の先生のアドバイスを受けながら、自分の身体への意識をずっと向け続けてきた結果でもあります)

そして通い始めた学校では、多くのことを学びました。アーユルヴェーダのサロンで働きながらの通学だったので、月に6回ある休みの内の4日間を学校で過ごしました。サロンの仕事は予想のはるか上をゆくハードワーク。途中休学した時期もありましたが、同期の皆や、先生方のご支援をいただき、なんとか卒業することができました。

アーユルヴェーダでは、一日の過ごし方(朝起きてから眠るまで)や、季節の過ごし方などに気を配り、病気になる前の「(中医学/漢方でいう)未病」の段階で治していきましょう、という予防医学の考え方で日々を送ります。病気の人を治すだけでなく、健康な人をより健康にする。みんなのためのれっきとした「医学」なのです。

そして、身体と心には深いつながりがあり、身体が健康であれば心も健康に、心が健康であれば身体も健康になる、という考え方をします。
みなさんがよくご存じのヨーガも、古代インドの聖典である”ヴェーダ”から発生していて、ヨーガもアーユルヴェーダも、どちらもより良い人生を生きるための知恵です。

ヨーガはより精神のバランスにフォーカスし、アーユルヴェーダは薬草学や食事療法、そして生活習慣などをベースに伝えています(みなさんが見聞きしたこともあるかもしれないオイルマッサージなども、アーユルヴェーダの日常の過ごし方の一つです)。

ヨーガとアーユルヴェーダに共通しているのは、「バランス」を大切にしていることです。
アーユルヴェーダでは、生まれたときに、「プラクリティ」と呼ばれる体質(身体の中の3つのエネルギーのバランス)が決まると言われていて、そのバランスは一人一人、違います。その、それぞれ異なったバランス=個性を大事に、生まれたときのバランスを崩さないように生きることで、健康で長生きできると考えるのです。
つまり、同じ病気でも、治し方もバランスのとり方も一人一人違うし、同じように生活していても、病気になる人と健康に生きられる人が出てくるのです。
みんながみんな違っていて、その時のその人の状況に応じて対処法を決める、オーダーメイドの医学なのだということ。学校で、その知恵をしっかりと学ばせていただきました。

長くなったので続きは次のブログで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。

Bar and ONIGIRI うつせみ 店主 なかやまりさ

店舗情報
■住所
東京都千代田区神田須田町1-12-6
Norwegian Rain&T-MICHAEL TOKYO STORE内2F
■営業時間 ※最新の情報はInstagramでご確認ください。
水:12時~17時
木:12時~22時
土:12時~19時
■Instagram
bar_and_onigiri_utsusemi
https://www.instagram.com/bar_and_onigiri_utsusemi/

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