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クイズはコスパがいい

まずは下のクイズを解いてみてください。
ごくごくメジャーなマッチ棒クイズです。

マッチを2本取り除いて、正しい等式にしてください。

おそらくすぐには答えが出ないと思いますので、頭の片隅で考えながら記事を読んでいただければと思います。記事の最後に正解を発表します。


さて、タイトルの「クイズはコスパがいい」という理論、正直ピンと来なかった人が多いのではないでしょうか?
というのもこの理論はクイズ製作者目線の言葉だからです。私はクオリティは低いにしてもクイズをそれなりに作ってきた方の人間なのでそう思ったわけです。

小学生の頃からクイズや迷路の類が好きでした。自分でクイズや迷路の本を集めるだけでは物足りず、次第に自分の力でクイズや迷路を自由帳に制作するようになりました。

クイズと迷路がいまいち結びつかないと思われるかもしれませんが、答えが一つで、それに辿り着くまでに試行錯誤を繰り返さないといけないという点で個人的には似たものだと思っています。迷路に難しいという感覚を持たない人も多いかと思いますが、小学生の自由帳に書かれる迷路には限界がありませんから、極論誰も、自分すらも解けない迷路が作れてしまうわけです。
実際私が小学生の時に作った合計34ページの超ロング迷路は、いまだに正解のルートが見つけられていない始末です。うっかり自由帳を失くしてしまう前にそろそろ答えを見つけ出さないとですね。

そしてこれらに共通して言えるのが「自分の感性を他人に押し付ける」というエゴのもとに成り立つものであること。クイズの正解を聞いて「そりゃない、ズルいよ」と思ったり、予想だにしないところに正解への鍵が眠っていて「流石に思いつかないな…」と感じたり、なんてことは珍しくない話でしょう。冒頭のマッチ棒クイズなんて、イジワル問題だと数字だけで等式が成り立っているわけがなく、アルファベットやら漢字やらを紛れ込ませた正解が何食わぬ顔で立ちはだかっていたりします。

このようなエゴを前提としている分、クイズや迷路はコスパがいいんです。自分の勝手な思いつきや感性で作ったものを、赤の他人はうんうんと唸って長い時間をかけて解く。そして「難しかった、面白い!」と簡単に賞賛を浴びることができてしまうわけです。ひらめきさえすればクイズ作家はいとも簡単に世間に名を轟かせることができてしまいます。

もちろんクイズ作家を貶めたいわけではないです。この「ひらめき」が、実は一番難しいわけですから。誰も思いつかないような独創的な発想を持てる人にしか成せない技です。

ひらめきの力は慣れとともに培われてはいくと思いますが、やはり一番は日本語そのものやその表現に対する飽くなき興味と探究心が生み出すものだと思っています。普段から「これはクイズになるかもしれない」と思って過ごしていないと、そう簡単にクイズのネタは浮かんできません。

実は冒頭のマッチ棒クイズも、一応自分で考えたものです。既出かもしれませんがパクっているつもりはないです。著作権とか特にないと思いますので、よければ身近な人に出題してみてください。


ということで正解発表。

マッチを2本取り除いて、正しい等式にしてください。
答えは思いつきましたか?

まず「6」の上と下の横マッチを取り除きます。そしてこれを180°ひっくり返すと…

24h (時間) = 1日。等号成立ですね

本文中でそれっぽい匂わせをしてましたから、ピンときた人もいるかもしれませんね。それではこのへんで。よい週末をお過ごしください。

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