見出し画像

藤孝について調べていたら忠興に思いを馳せていた話

縁あって

「明智光秀と細川藤孝の関係を語る」

という謎のプレゼンをさせていただいたのですが、その準備のためにこんな本を読みました。

細川藤孝(幽斎)、息子の忠興(三斎)、孫の忠利という細川家三代の事跡を割と深いところまで、それでいて分かりやすく紹介している名著で、特に二代目である忠興の立場の変遷が面白い。

本名は忠興、出家して三斎。彼は細川ガラシャの配偶者、あるいは最近だと「歌仙兼定」の持ち主として有名ですが

父・藤孝の庇護下で、当初は最前線で戦士として活躍

父の共同統治者として細川家を差配するようになる

父の隠居に伴い細川家の主導権を握ると、今度は自分が息子・忠利の心配する立場に

忠利の成長&自身の隠居に伴い、子や孫に心配されたり気を遣われたり

この間、細川家の立場も足利将軍の側近、織田家臣、豊臣家臣、江戸幕府の外様大名と、目まぐるしく変化します。

ヨコ(外部環境)とタテ(年齢)の変化の中で揺れ動く、忠興という人間の人生を追体験するような感を覚えました。

自分はどうなるんだろう?

この記事が参加している募集

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。 小難しい話からアホな話まで、気の向くままに書いてます。 「スキ」を押すと、これまでの記事のエッセンスやどうでもいいネタがランダムで表示されます。