(うとQ世話し エアコン余話)

2021/7/25-2
(うとQ世話し エアコン余話)
盛夏の夕暮れ、扇風機。
小学生の頃を思い出します。
その頃は当然家にはエアコン(当時はエアコンと言わずクーラーといっておりました。冷暖兼用がなく冷専しかなかったからです)等というものはなく、あるとすれば扇風機。
しかも今と違って結構高かったのであってもせいぜい一家に一台。
家族がいない時は独り占めできましたが、いる時はその扇風機を首振りさせて皆で風に当たっておりました。
そのほか涼をとるものと言えば団扇か10円のカップアイス又は5円アイスキャンディ、それと裏庭の井戸水で冷やしたスイカを食べる位でした。
その後中学生になってから家にもエアコンが入ったのですが、入った先が親父の書斎兼応接間で自分たち子供は相変わらず居間で扇風機の回覧板状態、回しっこをしておりました。
ただ高校受験の前の年の夏だけは勉強の為にエアコンのある親父の書斎兼応接間にいる事が許され、大変涼しい思いをしました。
自分たち専用のエアコンを手に入れたのは結婚してアパート住まいを始めてからでした。
その後はずっとエアコンのある生活をしておりましたが、今コロナ禍の猛暑による冷房能力オーバーで、まずお店の調理台兼冷蔵のテーブル冷蔵庫がイカレ、続いて自宅兼本社である、この住まいのエアコンもイカレてしまいました。
しかも、悪い事に自宅本社のは、エアコンの頭脳であるマイコンがイカレたらしく修理を依頼すればかなり高額の請求が予想され、お金があればまずは従業員給与に充てなくてはならない身としてはおいそれと修理も頼めません。
そんな訳でここ数日「夏の夕暮れ、扇風機」状態なのですが、昼間帯びた熱が静まるこの時間帯になる迄が大変です。
例えば今日も猛暑日でしたが、本日の室内温度は36.7度にもなる始末。昨日が34度で、一昨日が33度。
そのせいで本日昼間、軽い熱中症状態になってしまいました。
幸いにも去年一足先にイカレた二階のエアコンがダメ元で動作させところ、なぜか復活したので、ただいま現在はそれで上がりすぎた体温を沈めておるところです。
まさにこれを書いている「今」です。
長々と昔話と近況報告を書いて参りましたが本日のメインのお話はこれからです。
それは何かというと
「気候変動で、例えば我が国もインドやアラブの砂漠地帯同様、外気温が45度とか50度にでもなれば、いくらエアコンを回したところで室内温度は35度から37度がいいところといったような日が来るかもしれないなぁ」
と、ふと思った事です。
そうなると今自分が、図らずも「見舞われているこの異常状態」は今後の「常態」となり、尚且つここ数日のそれは、その日の到来に備え、生き抜く為の「サバイバル予行演習」に既になっているのではなかろうか?という事です。
結構恐ろしい想像ですが、あながち想像のし過ぎでもないような気が致した次第。
さて温暖化対策の目標年限である2030年には何が「常態」となっているのでしょう?

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