(うとQ世話し A interest to the turning point on human being人類の転換点への興味)
2022/7/26
(うとQ世話し A interest to the turning point on human being人類の転換点への興味)
前記事では1万年前の「火を味方につけた人類」のお話致しましたがその火にはどうやら功もあるが罪もありそうだという事も暗示いたしまいた。
他の肉食哺乳類に比べ体も小さく狩りに使う牙爪も持ち合わせていない人類の祖先がここ迄繁栄するに至ったのは「火を味方につけた」事が大きかったのではないでしょうか。
是を火の「功」だとすると「罪」の部分は今日の地球温暖化の元を組み込んで(built in)しまった事かもしれません。
というより「ある時点ある規模の処迄は功への力を発揮し人類に寄与していた火が、ある臨界点を超えた時点で罪に変質してしまった」とは言えないでしょうか?
それが何処の時点であったかは暫く置くとして仮に原始人なり古代人が今の現代社会に暮らす我々のニーズ(物言い、言い分)を聴いたらどんな反応を示すでしょうか?
「エアコンの吸入口には雑菌が付き易いから掃除をする際雑菌を駆除しお肌にも優しい植物由来100%の専用洗剤が必要よ」
是は以前自分の記事で書かせて戴いた「筆者も驚いたニーズ」なのですが、是を原始人なり古代人が耳にしたらどんな反応を示しますでしょう?
まず
「何の話?」
が第一に思いついた反応
第二には
(言っていることを説明できたとして)
「涼しくなる(暖かくなる)だけで驚天動地の驚き。それで十分。それ以上未だ何か要るなんて???やで」
そして最後の想像は
「丘の向うの集落には何やよう分からん部族が暮らしてはるゾ」
この話は別に原始人や古代人でなくても例えば産業革命直前の英国人でも同様な感想を持つのではないでしょうか?
そして思い出したのが世界人口推移図。
是によれば産業革命以降、特に20世紀に入って以降、世界の人口が爆増した事が一目瞭然の推移図です。
原始以来地を這う様に推移していた人口推移グラフの線が産業革命以降、縦軸を壁面に見立てたとしてその壁に突き当たった蛇が壁面伝いにググっと垂直に伸び上っているのです。
そして農業中心の社会から工業社会が生まれ且つ主役はそちらにシフトしました。
この工業化された社会が生み出す大量生産と交通網の延伸拡大等により社会や市場は多様化、複雑化し、その動態を捉える為にマーケティング理論が樹立される様になりました。
図らずもこのマーケティング理論樹立(結果として市場の細分化とレッテル張りが横行、全人格的人間を属性分けして用途毎にパーツ化した)により戦争のintelligent化と大規模化が進行し、更にはちょっとした差別化や殆どこじつけに近い様な言いくるめによる需要創造ならぬ「不要品押込」が専行しその後には余剰物がほったらかされ其れに関して誰も責任を取らない「無責任社会」が現出した様な。
そしてこの「無責任でもOK。自動修正役がバックにいるから」というお墨付きを与えてしまったのがAdam Smith「国富論」中最後部、実証法上の超飛躍。
「神の見えざる手」
であった様な気もします。
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