見出し画像

(うとQ世話しお知らせ 12/21「原稿用紙3枚以内掌編小説シリーズ 124「オチがオチして落着けず」 発売)

2022/11/28-2
(うとQ世話しお知らせ 12/21「原稿用紙3枚以内掌編小説シリーズ 124「オチがオチして落着けず」 発売)
●案内文(本文、序からの引用) 
「芭蕉の俳句が手本。このコンセプトを活かし、今少しガイド的な言葉添えをした新しい表現形式が出来ないものか?」
で、今回からその訓練がてらに掌編小説を原稿箋3枚以内で書き表すトライアルを始める事に致しました。

●2022/11/28-2本日のオマケ記事
本書はその㊿+㊿+㉔でございます。

2022/11/28-4
(オマケの英語教室 battle ship)
本編の中に出てくる「宇宙戦艦ヤマト」の中の「戦艦」を英語ではbattle shipと言います。
巡洋艦も駆逐艦もフリゲート艦もイージス艦も「戦う船(艦)」なのでみんな「戦艦」の筈なのですが巨砲を積んだ排水量〇〇トン以上を特に「戦艦」と呼びならわしているようです。
何でこんな事を話せるのかと言うと自分のオヤジが重巡洋艦足柄に乗っていた元海軍軍人だったからです。
船は今のインドネシア、スマトラ島沖で撃沈され、命からがら艦載ボートで沈みゆく船を後にしたオヤジ等何十名かの生き残り残存兵達は、その後、スマトラ島近くの小島に漂着し、其処で創設された海軍臨時陸戦隊に組み入れられたのだそうです。そのオヤジは時折、元乗っていた船やその頃の話を問わず語りに聞かせてくれたりもしておりました。
ま、オヤジが元海軍軍人だったかどうかは別にして、本日はちょっとそのオヤジの思い出をご披露したいと思います。
オヤジはとても仕事の忙しい人間で、お袋との新婚生活早々、仕事で1週間泊まり込みで帰ってこないような人だったらしいのですが、自分と弟が小学校低学年の頃、仕事から帰ってくると自分が乗り組んでいた「重巡洋艦足柄」の鉛筆画を書いているところを弟共々に見せてくれておりました。
自分はその絵が少しずつ進みながら段々と出来上がっていくのを見るのがとても楽しみで、「早く夜にならないかな」とか、「オヤジは今日残業が少ない日だといいな。ちゃんと帰って来れないと詰んないな」とか、毎日自分が学校から戻ってくると先ず其れを心配しておりました。
自分のオヤジは字も大変上手だったのですが、とりわけその絵が信じられないくらいうまかったのです。
「重巡洋艦足柄」の絵は鉛筆描きで、書いた紙はその辺にある画用紙でしたが、その出来栄えは素晴らしく、まるで本当に外洋を、波を蹴立てて疾駆しているかの様な感がありました。
「すっげぇ」と子供心にも思いました。
オヤジ亡き後その事を思い出して家の中をかなりの時間をかけて家探ししたのですが、とうとう見つかりませんでした。
時計や骨董等金目の遺品は欲しいとは思いませんが、オヤジ自らの手になるそれら本当の遺品を見つけられないのは大変悔しかったです。
後、お袋の長年に渡っての書き込みが有る料理手帳も見つけられないのが本当に悔しくてならない気持ちです。
Damn it, so Damn it!!
(チキショー、ホンマに畜生!!)
Thank you so much.

アマゾンの電子書籍Kindle本、うときゅういっきコーナー取扱
 「うときゅういっき」で検索
●発売日:12/21
●無料購読期間:2022/12/23~12/27
●定価:99円

よろしければサポートをお願い申し上げます。戴いたサポートは自分が書く上での活動費として使わせていただきます。