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(うとQ世話し mutsukashii)

2022/6/14-3
(うとQ世話し mutsukashii)
日頃何気なく使っている日本語。是を外国人に教える事がこれ程大変なことだとは思ってもみませんでした。
英語に翻訳するのがどうこうという話では全くありません。
そこに辿り着く前の難関の話です。
それは
「一体何をどこまで教えたらいいのか、その範囲の膨大さに唖然としてしまった」
のです。此処迄が整理の話。
次は
「それをどうやって」
という技術の話。
そして、最後は
「分り易く」
というコミュニケーションそのものの話。
まずこれが整理できませんと英訳する意味がなりません。
無論これは数多あるコミュニケーション方法の「語学」という分野に限っての話ですが、我が国の「公」がそれを求める以上何らかの方策を考えなくてはなりません。
ひらがな、カタカナ、漢字に始まって音読み、訓読み、敬語。
数の読み方にも、いち、に、さん、がある他にひとつ、ふたつや、ひぃ、ふぅ、みぃ、もある。
小舟が一艘で大きな船は一隻。紙は一枚、飴は一粒、雨は一滴などなど。
是をどうやったら分って貰えるのか?話を聞く気になって貰えるのか?
譬えが悪いですが是は丁度自分の様な日本のじいさんに
「HTML構文を掛けるようにしろ」
と言っている様なものです。
「構文文法を1,2年でマスターして試験に受からないと入国許可は出せん」
と言っている様なものです。
外国人の中には日本語ができる人もいるでしょう。例えば欧米の大学の日本語学科を出た様な人。
しかしそんな人が入国希望者の中に何人いるでしょう?
そもそも外国人が皆高等教育を受けた人間だとも限りません。いや、圧倒的に受けていない人の方が多いのです。
となると何が起こるかと言えば、日本語学科卒以外で高等教育を受けた外国人入国者は日本語依存度の比較的少ない外資系企業の日本法人や英語が公用語のごくごく一部のグローバルIT企業に流れてしまいます。
詳しいメカニズムは説明できませんが富や付加価値分が海外に流出してしまい我が国には残りません。
残るのは生産的付加価値の低い外国人労働者ばかりになります。
是では我が国にとっても又働きに来られた方々にとってもお互いが不幸になる様に思えます。
結果、移入によって生産人口は増えたが生産性はまるで上がらなかった。我が国は骨折り損の草臥れ儲け。「ならばいらんから出ていけ」と言われた外国人は恨み節。という結果が見え見えです。
ならばどうすればいいのか?
まず最大の障壁と言われている「言葉の壁」を「官民一体国民的レベルで我が国側から崩す」事。その為の工夫を全てやりきる事。
前提は
日本語の難しさを肝で認識する。
少しでも多くの日本人が英語を喋れる様にする。
方法論としては
公的看板、メディアはひらがな表記と併せてひらがなのローマ字表記(アルファベット26文字)をする(外国人は26文字だけですみます)
英語を逆に受験必修科目から外す(争いの武器としてではなく生活の道具として扱う様、見立てを変える)
等でしょうか。

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