(うとQ世話し 切なる願い)書き直し版

2021/9/13-2
(うとQ世話し 切なる願い)書き直し版
「好きなことをやって食えるなら世話はない。好きなことをやって食える奴なんて言うのはほんの一握りだ」
その手の話をよく耳にします。
確かにその通りのようです。
しかしこういう言い方も出来ます。
「食えなくてもやりたいのが、本当に好きなことだ。食えないからと言ってやめるのは、本当に好きではないのかもしれない」
もっと平たく言えば
「貧乏してでもやりたいこと」
そう思うようになったのは、40年の歳月を経て迄、あのとき同様アルバイトをしながら、としか考えられない状況下で、まだ芝居を続けているその人をテレビの時代劇のちょい役で見かけた時からです。
その折り、自分は
「とてもいいものを見た」
と思いました。
その後、昔からの大好物(こうぶつ)だった「起業」
にするすると自然に「箸」が伸びました。
今から8年前の話です。
手本は市井の中に在るや、も。
今もそんな気がし続けております。
ご健在であれば、齢(よわい)既に70代も半ば。
自分の希望通り、もしご健在であれば、
あのとき同様ご活躍されていることを
心底、切に願うところで御座います。
そう思うのも、今の自分がこの商売では
満足に飯が食えていないからでしょう。
なので、手本には消えてほしくないのです。
負けてしまいそうですから。
 

よろしければサポートをお願い申し上げます。戴いたサポートは自分が書く上での活動費として使わせていただきます。