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字書きがいいねの数だけ答える


文字書きとして活動してきて約二年、前々からやってみたかったこの企画を遂にやることにしました。ありがたいことにTwitterの方で40を超えるいいねをいただいたので、今回は全問回答していきたいと思います。

ちなみに私がどんな小説を書いているのか気になった方はこちらから読むことができますのでぜひ。

pixiv(一次創作、二次創作)

Nolaノベル(一次創作)

カクヨム(一次創作)

字書きがいいねの数だけ答える

01.小説を書き始めたきっかけは?

下記のnoteでも述べていますが、私が創作を始めたのは絵が描けない劣等感とROM専であることへの焦燥感でした。
友人やフォロワーさんなど私の周りは「創作をする人」で囲まれていたから、創作をしていないことへの劣等感はずっと抱いていました。周りの人たちはファンアートを書いて、素敵なイラストを生み出している。それに対してROM専の私は何もしていない。イラストを描けないなら、文章を書くしかない。そんな気持ちで小説(ファンフィクション)を書き始めました。
今では文章を書くことが好きになりましたが、当時は文章を書くことは諦めの選択肢でした。今なら何かを生み出す人がいるなら、それを消費する人も必要で、二者の間に貴賤はないということがわかるのですが、当時は視野が狭くなっていたなと思います。
ちなみに初めて書いた小説は自分がプレイしたTRPGの後日談でした。きっかけをくださったフォロワーさんには感謝してもしきれません。

02.長編と短編どっちが得意?

圧倒的に短編です。今年になって初めて10000字を超える小説にチャレンジしましたが、普段は短編(掌編)ばかり書いています。というのも思いつくままに筆を走らせているので、プロットや設定をよく考えないといけない長編とは相性が悪いんですよね。だから緻密に設定を考え、物語の起伏を設計して長い物語を書ける文字書きさんを心から尊敬しています。いつか長い物語を書くことにチャレンジしてみたいなという気持ちはあります。

03.好きなシチュエーションは?

これと言って思い浮かぶものはありませんが、言葉を選ばずに言うとクソデカ巨大感情に弱い自覚はあります。お互いがお互いに強い感情を向けているのが好きです。

04.自作でお気に入りの台詞やフレーズを教えて

嗚呼、僕のファム・ファタールよ、願わくば一生僕をあなたに繋ぎ止めておいてくれ!――僕のファム・ファタール

印象に残っている台詞はどれも二次創作のものが多いですね。僕のファム・ファタール、お気に入りの作品です。今年作った本のカバーにもこの一文を抜粋して記載しました。

05.一/二/三人称はどれが書きやすい

一人称です。どの人称で書こうかということは特に意識していませんが、一人称の物語の方が多いかなと思います。一人称の方が感情描写がしやすいのが魅力だなと思っています。大好きな作家さんである伊藤計劃先生が本のあとがきで書いていらっしゃったその人の物語なのだから一人称で書くべきだといった趣旨の言葉がずっと心に残っています。

06.プロットを見せて

プロットを書いたことがないので、申し訳ありませんが見せられるものが無いです……。むしろ皆さんのプロットを拝見して参考にさせていただきたいです。

07.好きな話の終わり方は?

余韻の残る終わり方が好きです。読んだ後に心がじんわりと温かくなったり、ぎゅっと胸が締め付けられるような切ない感情を覚えたり、読者の方々の心を揺さぶりその後の想像を搔き立てる終わり方ができていたらいいなと思っています。

08.書くのに何を使ってる?

パソコンを使って執筆することがほとんどです。書きたいアイデアを思いついてパソコンを起動するのすら煩わしい時はスマホのメモ帳に打ち込みます。
アプリについては最近までずっとwordで書いては保存していたのですが、試しにNolaを導入したらこれが使いやすい使いやすい。パソコンとスマホで同期できていつでもどこでも編集できるし、設定や展開も整理しやすい。小説を書くのにほしい機能が全部揃っています。おすすめです。

09.普段どんな本・小説を読む?

どんな本を読んできたのかは下記のnoteで語っているのでご興味がある方は是非。最近読んだ本だと恩田陸先生の『夜のピクニック』、窪 美澄先生の『夜に星を放つ』ですかね。好奇心がいっとう強いので、小説から専門書までジャンル問わず自分が興味を持ったものはなんでも読みます。

10.起承転結/序破急どこから書く?

初めから書きます。どうしても書きたい台詞や終わり方がぱっと浮かんだときはメモしますが、稀です。最初から順を追って書いて、書きながら展開を考えていく感じです。

11.本を作ったことはある?

今年、自分がこれまで書いてきた文章をまとめた再録集を作成しました!前々からの密かな夢だったので自分の文章が本という形になったときの感動は一入でした。同人誌を作るのは難しそうと躊躇っている方は拙作で恐縮ですが、よろしければ下記のnoteを参考にしてみてください。
ちなみに完成品はこんな感じです。

12.過去最大の誤字・脱字を教えて

つまらないありふれた誤字しかしたことがないですね……。私自身が誤字を見つけるのが得意なのか、誤字を見つけると作品に集中できなくなってしまうタイプなので誤字に関しては特に気を使っています。作品に誤字が原因で没入できなくなってしまうのは悲しいので……。

13.場面切り替え時の記号や改行の数を教えて

台詞を際立たせたかったり、場面転換を分かりやすく演出したいときは一行改行を入れます。最初の一文で心を掴みたいので、最初の文の後に改行を入れることが一番多いかも知れません。

14.よく見る辞書、辞典、参考書を教えて

辞書や辞典などは特に使わないです。思いついた言葉が誤用でないか心配になったときにインターネットで調べたり、しっくりくる言葉が無かったらインターネットの類語辞典を引いたりするくらいですかね。

15.こだわってることは?

誤字脱字をなくすこと、文章の基本的なルールを守ることです。誤字はもちろん、「いうこと」ではなく「ゆうこと」と書いたり、三点リーダーのかわりに、、、や。。。を使っていたり、三点リーダーが二つ続きでなかったり、とにかく文章に関する苦手な表現が多すぎるのでせめて自分の小説は快適に読めるように気を使っています。念のため言っておきますが、上記の表現を好んで使っている人もいると思うので強制するつもりはさらさらありません。私は苦手なので使わないというだけです。

16.最後に『了』や『END』などの印は付ける?

付けないです。物語は書いてあるところで終わらず、そのあと読者の方の頭の中で生き続けるものだと思っているので。私が書いているのは、一シーンを切り取っているだけで、もともと存在している物語の一部分を抜き出して書きだしているというような感覚ですね。

17.原稿やってる?

原稿という形式で物語を書いたことはないです。筆の赴くままにその時の気分で書いているので、締め切りがあってこの日付までに書かなければいけないという経験をしたことがないです。書くときは集中して一気に仕上げるため一つの物語を書くのに一日以上かけたことがほぼないので、いつかそんな機会もあったら面白いだろうなと思います。

18.自作でお気に入りの小説を教えて

前に上げた『僕のファム・ファタール』と、『愛おしい食卓』です。この二つは特にお気に入りの作品です。どちらも二次創作なので、いつか最近始めた一次創作でもお気に入りの作品が書けるといいなと思います。

19.上で挙げた小説の秘話を教えて

秘話というほどでもないかもしれませんが、『僕のファム・ファタール』の一節は伊藤計劃先生の『虐殺器官』より引用しています。あと、『愛おしい食卓』でやっちんのお母さんが作っている料理のメニューは実際に私がクリスマスディナーで作った料理たちです。

私が作ったクリスマスディナーの写真

20.次は何を書く?(今は何を書いてる?)

最近は一次創作の花言葉シリーズを主に更新しています。花にまつわる色とりどりの物語たちです。ショートショートなのでさくっと読めます。よろしければ読んでくださると嬉しいです。

ここまで読んでくださってありがとうございました!いいねしてくださった方も、たまたま見かけて読んでくださった方も、この文章に関わった全ての方に感謝申し上げます。

ここまで足をお運びいただきありがとうございます!もし記事を気に入ってくださったら貴方様の無理のない範囲でサポートしてくださると嬉しいです。