はじめに

 この度はUTFRの合格体験記を手に取っていただきありがとうございます。

 弊団体は5年目に突入し、合格体験記は第6弾を販売するに至りました。ハイブリッドとはいえ対面での五月祭が2年ぶりに開催されるということで、今回は紙媒体です。コロナ禍で出した第4弾と第5弾も紙媒体で 出しておりますのでぜひ一緒に手に取っていただけると幸いです。また、入構制限や地理的距離等の関係で来場できなかった方のために第6弾も過去のもの同様noteでの販売を予定しております。

 今回の合格体験記も例のごとく体裁、誤字の確認はしているものの、それぞれが書いた文章に対する検閲行為は一切しておりません。そのため、一部の学校や予備校にとっては不都合な内容が含まれていることもあります。それも含めて生の声を、我々が見聞きしたものをありのまま伝えることができるものとなっております。

 そもそもUTFRの合格体験記とはどんなものか。一言で言うと、我々UTFRメンバーの合格までの歩みです。それはメンバー1人1人のバックグラウンドであり、本来出会うはずのなかった「東大」との出会いであり、逆境を克服した壮絶な受験体験でもあります。単にどんな参考書を使ったとか、どのように勉強していたとか、それだけのことが書いてあるわけではありません。あえて受験勉強の内容という点に関して触れるのであれば、そこに記されているのは極限まで最適化された勉強法です。

 この合格体験記を読んだあなたは、我々が逆境を克服するために費やした努力量の多さにばかり注目してしまうかもしれません。それは確かに、想像を絶する程の時間と労力でしょう。しかし、この合格体験記を通して我々が伝えたいことは「東大合格のためにこれだけ頑張りました。」ということでは決してありません。わざわざ逆境を乗り越えてでも東大を目指そうと思えたきっかけであり、理由です。そして、我々と同じような境遇から東大を目指したいと、そう思う人に我々の戦略を、歩みを残すことであり、我々自身を彼らにロールモデルとして提示することです。それこそが、この合格体験記の価値であり、我々が継続的に合格体験記を出し続ける意味でもあるのです。この体験記とどのように関わるかはみなさん次第です。頭から読んでも、タイトルが面白そうなものだけ読んでも構いません。読み物として、我々の受験ストーリーを楽しんでいただいてもいいですし、もしいいなと 思える人がいたらその人をロールモデルとしていただいてもOKです(もしそうなったらほんとにほんとにありがたいです)。

 この本を読む人に何か一つでも届けることができれば大変嬉しいです。それでは、ぜひUTFRの合格体験記をお楽しみください。

2022年5月14日 UTFR代表 會田 直樹

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非進学校出身東大生の合格体験記です。 彼ら・彼女らが何を思って孤独に東大を目指したのか。 個性豊かな合格体験をお楽しみください。

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