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非進学校からの東大受験体験記Ⅵ

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非進学校出身東大生の合格体験記です。 彼ら・彼女らが何を思って孤独に東大を目指したのか。 個性豊かな合格体験をお楽しみください。
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記事一覧

はじめに

 この度はUTFRの合格体験記を手に取っていただきありがとうございます。  弊団体は5年目に突入し、合格体験記は第6弾を販売するに至りました。ハイブリッドとはいえ対面での五月祭が2年ぶりに開催されるということで、今回は紙媒体です。コロナ禍で出した第4弾と第5弾も紙媒体で 出しておりますのでぜひ一緒に手に取っていただけると幸いです。また、入構制限や地理的距離等の関係で来場できなかった方のために第6弾も過去のもの同様noteでの販売を予定しております。  今回の合格体験記も例

「ドラマ」はないけれど、-藤井隼斗(文科一類1年)

1. 簡単な自己紹介名前:藤井隼斗 出身:山口県 出身校:地元(山口県)の私立中高一貫校 部活:中学→卓球部 高校→帰宅部 塾:東進衛星予備校(高 1〜) 現在の所属:文科一類 フランス語選択 趣味:スポーツ観戦、サイクリング、勉強 2. はじめに

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ライオンとは戦わない-のだっち(文III→農学部4年)

1. 高校3年生、校内偏差値40からスタート 普通偏差値40(東大模試ではなく、校内の模試)の人は東大受けようなんと思わないですよね。東大は頭が良くて勉強ができる人が行くものですから。絶対自分には無理、とほとんどの人が思っていると思います。  簡単にまとめると、この「絶対自分には無理と多くの人が思っている」という事こそが僕が東大に受かると信じれた理由で、実際に受かった理由だと思っています。

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道に迷うことこそ、道を知ること-M.S.(文科三類1年)

1. はじめに 読者のみなさん、はじめまして。合格体験記の執筆は初めてで、辿々しい場面もあるかもしれませんが、しばしお付き合いください。  今回執筆するにあたり、自身の特異点について考えた結果、自分が常に周囲と異なる道を選択していたことに気づきました。家族が「転勤族」ではないにも関わらず、中学・高校・大学と三度受験し、いずれの入学式でも同じ学校の出身者がいなかった私の東大合格までの流れを記そうと思います。 2. 中学受験から進学校を中退するまで

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音大か東大か、自分の目指す道-古賀晶子(理科一類2年)

1. はじめに 私の合格体験記にたどり着いていただきありがとうございます。  音大を目指しピアノに打ち込んでいた私が東大を目指し始めたきっかけから、1 年の浪人生活を経て入学するまで、そして実際に今東大に来て感じていることについて書きます。1つ断りを入れるとすると、受験から1年が経っていることもあり、受験の時のことが鮮明に書かれている一般的な合格体験記とは異なる側面があるかもしれません。ですが、私なりに伝えたいメッセージも込めましたので、最後まで読んでいただけると嬉しく思いま

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好きの追求と応援-お猿さん(理科一類1年)

1. はじめに みなさん、こんにちは。今春に東京大学に入学した「お猿さん」です。  まずは、簡単な自己紹介から。僕は、英検1級、数検1級と、国連英検A級(超マイナーな英語検定)に合格しています。他にも、数学が好きで、中学生の頃から研究をしており、いろんな賞を受賞しました。  これらの実績を挙げられたのは、自分の「好き」を追求した結果かな〜と思います。親(特に母)が僕のやりたいことをとことん応援してくれたので、本当にその影響は大きいと思っています。  僕自身の経歴は地方出

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大失敗して合格してしまった男の話-下薗創太(理科二類2年)

1. 簡単なプロフ 皆さんこんにちは、こんばんは。2022年4月現在東京大学理科2類2年のどーなつ(仮名)と申します。出身高校は鹿児島県立加治木高校というところで、東大には浪人含めて8年ぶりの進学者でした(怪しい記憶)。そのようなところから来る人は早い段階で東大に来ることを決めて努力してきた人間が多いと思いますが、私はかなり短い期間で仕上げた部類になるかと思います。短いが故に伝えられる要素はあまり多くありませんが最後まで目を通していただけると幸いです。  選択科目は物理化学地

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地方公立高校から推薦入試で東大へ-冨田晃宏(理科一類1年)

1. はじめに 合格体験記を手に取っていただき、有り難うございます。この本には東大に合格した方々の貴重な体験が書かれています。きっと、皆さんの受験の助けになるでしょう。さて、私はこの春、推薦入試で東京大学工学部に合格することができました。推薦入試に関する情報は少ないと思うので、私の体験記では、一般入試の学習よりも、推薦入試に関することをメインで書いています。推薦入試を考えている方は、是非お読みください。 2. 私の高校について

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受験は、気合と根性-宍戶(理科二類1年)

1. はじめに 理科2類の宍戶です。出身高校は、宮城県にある仙台第三高校です。小、中、高すべて公立でした。僕の受験は、少し特殊ですが、その経験を通して、東大合格に必要なのは、気合いと真っ直ぐに東大を目指す気持ちであるということを伝えたいと思います。 2. 小、中学時代

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「勉強するな」をはねつけて東大へ-ばばはる(文科三類一年)

1. はじめに わたしは、地元岐阜の公立高校から、塾なし現役で東大合格を果たしました。いわゆる頭のいい子ではありませんでした。「人よりできないから、人の何百倍も勉強した」わたしの受験をひとことで言うとこうです。自分のことを頭がいいなどと思ったこともないし、むしろ人よりできないというコンプレックスさえ抱えていました。それは誰にも言えませんでした。  凡人だけど東大に合格したい、または情報が圧倒的に少ない田舎にいながら、塾なしで志望校に合格したい、という方はぜひこの合格体験記を

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おわりに

 ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございました。  私自身の体験記は本作にはありませんが、編集した身として、この本を取っていただいたことに大変感謝しております。つたない部分もあったと思いますが、この体験記を読んで何か感じていただけたり、参考にしていただけたりしてくだされば、我々としてこれ以上ないです。  さて、ここではUTFRの活動について記したいと思います。我々UTFRは、本作に記載されているような経験を経た東大生による団体です。孤独な状態で入学した東大生のた