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実家の畑


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実家へ行く途中で苗をかって持っていった。昨日のこと。チマサンチュ、高菜、紫のブロッコリー、売れ残りのキャットテールは母へのお土産。ローマンカモミールはうちにもって帰る分。

夜はもう、大きな掛け布団が必要。山奥だし。

朝は霧。盆地だから霧が多いです。そういえば、この町では、お茶を盛んに栽培していた時期があったのだけれど、今年、お茶を加工する機械が壊れた、ということで、新品も買えなくてお茶の栽培の継続ができず、街中のお茶の木を抜いてしまったのだとか。近所の丘の上には抜かれて真っ黒に枯れた茶の木が何列も畑に影を落としていて。機械の事情で、お茶の木の運命が決まるのか、となんとも言えないきもちになリます。もちろんお茶を育てていた人の暮らしもかわるだろうし・・

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霧が晴れるとこの空ー!
実家に帰るといつも夜空がきれいで写真を取ろうとしてスマホを空に向けるのだけど、だいたいうまくいきません。綺麗だよな、空。

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こぼれ種のトレニア達。

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これから苗と種まきする実家の地図を書いてみました。
要するに、どうしようもなく、広くて、私が借りた土地はほんのこれだけ。それでもマアマアあります。

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私でも取り扱える軽めの草刈り機を思い切って購入し、先月のうちに、草を2回刈ってマルチにしておいたはずの畑、前回行ったら、綺麗に掃除されていて、ご近所さんが良かれと、雑草の刈草をどけていただいていたらしい、なかなかうけましたが、それをもとに戻しておいた前回。どうなってるかなー。

おお、なんか、いい感じ(わからんけど)外来種のツユクサもどきを少し手でそっと抜いて準備終わり。

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植えました。水菜の種も蒔きました。

母は草を殺さないで農業ができるはずがない、と最初は頭ごなしでした。それで諦めた人をたくさん見てる、と。そして、どれだけ草と戦うのが大変か、と。それでも、今回は、もっと前から雑草刈ったのをおいておけばよかったね、なんて言ってくれてました。まあ、そもそも何を言い出すかわからない娘のほんの思いつきで、またいつ飽きるかわからないものに、本業として農家をやってきた母の当然といえばの反応だったと思いますが、母なりに理解を示そうとしてくれ始めてるのは嬉しいところです。

戦わない、雑草とも、農業とも。できることしかできないし。

地図にある田んぼ跡地は、除草剤が撒かれていました。胸が痛むけれど仕方ない、音楽すててこれにかけられるわけじゃないからね。それでもなにか、動くかもしれないと思って、こうやって自分で育ててみることにしたのです。何を育てるって土を、そして、母との関係性を、その傍らで野菜も育つといいくらいな。

枯れ草の上からそっと土に手を乗せるとじわっと土が可愛くなって、自分で驚きました。野菜じゃなくて、土。

実家のそばの池。

以前、「カエルが飛び込む音の背景に」というなまいきな子どものコロのことをかいた、あの、池。今は半濁してる。

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あった、この記事です。



実家から帰り、道草中にみつけたどんぐり。

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ということで実家帰省日記でした。

愛媛の片田舎でがんばってます。いつかまた、東京やどこかの街でワークショップできる日のために、とっておきます。その日が楽しみです!