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【俳句エッセイ】これって季語なんだ~香水~

 俳句を詠むうえで、なかなか厄介なのが季語の存在。その数、全体で約一万八千とも言われています。新たに加わる季語もあるので、これからも増えていくかもしれません。それと同時に、使われない季語もあるので静かに消えていきそうな季語もあります。

 さて、季語を見ていきますと、これも季語なんだ!と驚くこともあります。

 そのひとつが、「香水」です。夏の季語として、歳時記にも記載されています。夏は、汗をかきますね。この時期に、香水を使う機会が増えます。
 
 香水とは違いますが、夏場のデオドラント剤の香りはいろいろありますね。説明されてみれば納得できますが、香水は季節を問わず使うイメージがありました。実際に、四季を問わずに使いますが、夏場に使う人が増えるようです。

 香水の傍題として、香水瓶、オーデコロンもあります。香水を夏の季語として認識していなかったので、同じように香水瓶も夏の季語として考えていませんでした。

 季語を知れば知るほど、季語の海でただよって困ることがあります。

 ひとつ一つの季語として向き合いたいと思ってはじめた、俳句ポスト365と通販生活。

 さらに、毎日、ひとつの季語と向き合う、『夏井いつきの365日季語手帖』。

 知らない季語ばかり、自分ひとりでは素通りしてしまいそうな季語もあり。

 俳句の道のりは、まだまだ長そうです。



 

 

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