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#4 生涯学習の種蒔き

しくじり課長のうたたねです。

私のnoteでは、これからの人生設計のために読んだ本を紹介し、そこから学んだことや考えたことなどを書き溜めていきます。

40代からの生涯学習

私は技術者として企業で20年間ほど勤めてきました。その間、様々な研究開発や商品開発に携わってきましたが、自分が身を置いている業界や分野は一貫して同じです。今後、定年までの残り20年間を同じ分野の技術者として働き続けることができるのか将来のことはわかりませんが、この先もまだまだやりたいことはあって、おそらく10年、20年とかかる研究開発なので、それをやらせてもらえるのであれば、飽きることはないと思っています。

そんな私ですが、会社人として折り返し地点に差し掛かってきた40代になって、何か定年後にも役立ちそうな、あるいは楽しめそうなことに対して、これから少しずつ学びを深めていきたいなと思うようになりました。いわゆる生涯学習というものです。

そこで最初に始めたのが「英語の学び直し」です。

私にとっては大きな挑戦でした。なにせ高校時代から苦手意識が強く、受験勉強でも苦しみましたし、大学生や社会人になってからも学会の発表では用意した原稿を読み上げるのが精一杯で、質問は聴き取れないし、当然回答もできずに頭は真っ白。もはやトラウマに近いものを感じていました。

しかし、2年ほど前に転機が訪れました。子供の頃にハマったゲーム「ファイナルファンタジーⅦ」のリメイク版が発売され、それを題材にした英語版のゲーム実況やセリフに使われている英文法などの解説をしているYouTube動画を見つけ、嫌いな英語なのに食い入るように見ている自分、新しい動画が更新されるのを楽しみにしている自分がいることに気付いたのです。

ちなみに、その動画投稿者は元予備校講師の岡崎修平先生です。今もお世話になっていて、YouTubeの投稿動画だけでなく、オンライン講座にも参加させてもらい、様々なバックグラウンドを持つ方々と楽しく英語の勉強をしています。もし、興味ある方はリンク先から覗いてみてください。

今では毎日のようにゲームやアニメ、映画などを通して、少しずつ英語に触れるようになりました。おかげで、英語に対する苦手意識が少しずつ薄れ、英語の勉強も続けられるようになり、10年ぶりに受験したTOEICでは、スコアが450点から750点まで上がりました。

英語の学び直しから気付いたこと

思い返すと、苦手だった英語を生涯学習にするなんて無謀だったかもしれませんが、今となっては私にとって1つの成功事例になっています。

では、なぜ私が英語との向き合い方を180度転換できたのでしょうか?

最も大きな要因は「学ぶ楽しみを実感できた」ことにあると思います。

以前の私は受験のための英語学習、プレゼンや昇格試験のための英語学習といったように、必要に迫られてやむを得ずやっていました。苦手意識をひきづったままの学習は辛いものがあり、モチベーションは上がりません。それに、やってもやっても成果が出ない自分に嫌気がさしてきますし、ネガティブな側面ばかりが表に出てきていました。

ところが、自分の好きなゲームを題材に学び直した英語は、登場人物のセリフの理解はもちろんのこと、感情の機微や物語の背景を知りたいといった好奇心をくすぐるものがたくさん溢れていました。

好奇心を満たしてくれる学びはとても楽しく、継続の原動力となってくれます。

そして、この継続の原動力を伴った学習こそ、生涯学習にはとても大切なことだと思います。

私はこれまでずっと英語が苦手で、英語が嫌いだと思ってきました。しかし、そうではなかったのです。これまでの英語の勉強方法が自分に合っていなかったために、自分で苦手意識を植え付けて嫌いになっていたのです。

つまり、大切なことは「自分が何に楽しみを見出せるのか」をきちんと理解して、それに合った学習方法を選択することにあると思います。

2つ目の生涯学習

さて、生涯学習としての「英語の学び直し」が軌道に乗ってきた今、2つ目の生涯学習の種を蒔いていきたいなと最近思うようになりました。

そのきっかけを与えてくれたのが、経済アナリストである馬渕磨理子さんのYouTube動画です。こちらもリンク先を貼っておきます。

実は少額ながら株式投資をしているのですが、全くもって結果が振るわず、損失ばかりを出しています(泣)

そもそも株式投資は将来の資産形成のために始めたはずなのに、ベースとなる金融リテラシーはないし、勉強もしてきていないので、運用ではなく、運に任せてただけであることを考えると、損失が出るのも当たり前ですね。

そのような中、藁をもすがる思いで投資関連のYouTube動画をいろいろ見ていたのですが、金融商品の運用に関する成功事例や失敗事例を紹介する動画が多い中で、経済情報を初心者にも分かりやすく解説しながら、様々な角度で分析して独自の考えを発信されているところに興味を持ちました。

その馬渕磨理子さんの著書である「収入10倍アップ高速勉強法」が今回取り上げたかった本になります。前置きが長くなりすぎましたm(_ _)m

馬渕さんは、勉強について本書で以下のような持論を書かれています。

一生を通して学ぶような教養としての勉強と、「お金を増やす」ための実践的な勉強は分けて考えるべきです。

収入10倍アップ高速勉強法

なるほど!

稼ぐことに視点を置いた勉強は、同じ生涯学習でも勉強方法が異なりそうです。

さらに、馬渕さんは「稼ぐための勉強」のポイントを3つ挙げています。

① 「基本」を押さえる・・・「物事の本質」を押さえる
② 徹底的に専門性を高める・・・今の仕事に必要なスキルだけを身につける
③ 手放す勇気を持つ・・・いらない勉強を見極める

収入10倍アップ高速勉強法

鋭いなと思いました。

どんな世界でも基本が大切なのは変わりません。本質を理解している人は、新たな情報を理解するスピードが速いですし、正しく解釈して的確に人に伝える事もできますし、いろいろと応用が効きます。

そして、この基本の土台の上に自分の価値をどう乗せて高めていくかが、専門性を高めることと手放す勇気を持つことにあると思います。投資家でもない私が数多いるプロの機関投資家や個人投資家と簡単に張り合えるわけはないので、自分がどの領域で尖った価値を育み発揮するのかを真剣に考えないといけないわけですね。そのためには選択と集中が必要になるので、この点で広く学びを深めていく教養とは異なるのだと理解しました。

とはいえ、将来のための資産形成は長丁場ですから、やはり継続の原動力が必要だと思いますし、そのためには自分が何に楽しみを見出せるのかを理解して自分に合った勉強法を見つける必要があると思います。

資産形成に関する基本と専門性をどうすれば楽しみながら学べるのか、そして何よりどうすれば稼げる勉強へと変えていけるのか、それについては次回考えてみたいと思います。

今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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