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ガクブル前夜

スゥーッ。

緊張している。

明日は大学で10分間の個人発表がある。

私は人前で発表することが嫌いだ。いつも声が震えてしまい、声が震えていることを客観視して勝手に死にたくなってしまう。

そう言えば、小学校の頃クラス発表のピアノの伴奏をしたことがあった。あまちゃんが流行っていて「潮騒のメモリー」という曲を演奏した。(懐!)

その出番に向かう際に、クラスの同級生にすごく緊張しているという旨を伝えると、
「大丈夫、君のことなんて誰も気にしてないよ。」
と言われた。
「なーんもわかっちゃいねぇやい。」と思った。

私のことを誰も気にしていないことなんて分かっている。それでも確かに見られているという事実におびえているのだ。本当に気にしていないのなら今すぐ観客には帰宅してほしい。そういう誰も見ていないという確証がほしいのだ。

なんかこんな奴の緊張をほぐそうとしてくれた友人に申し訳ないな。まぁ誰が言ってくれたか覚えてないんだけどね。ア・リ・ガ・ト。

不思議なことがある。

高校時代、私は軽音楽部に所属していた。
高校1年生の頃、ライブに出たくてウズウズしていた私はバンドで初めてステージに立つよりも先に、弾き語りのライブというものに出た。(意外!)

友達も含めた数人しかいないライブハウスで初めて人前で歌った。その時、歌声はとても震えていた。

一方で、その後バンドを組み出演したライブに対しては強い緊張というものをあまり感じたことがない(記憶では)。曲間のMCで声が震えるなんてことはなく、それどころか、かなり話せていた印象がある。

何が違うんだろう?

やはり、周りに味方がいるということが大きいと思う。バンドは連帯責任だ。間違えてもみんなの責任。それが演奏中であっても面白くないMCであっても見られているのはバンドだ。
つまり、どんなに面白くない個人的な話をMCで繰り広げてもバンドの責任と思おうと思えば思える。(それはよくない)

なんか自分勝手なMCをしたこと周りのバンドメンバーに申し訳なくなってきたな。まぁ許してくれるよね。ス・マ・ソ。

まぁ、つらつらと書いてみたが結局のところこれといった緊張に対する打開策は見当たらないのが現状だ。

すごく後味が悪くなってしまったが、ここらへんで終わります。ス・マ・ソ。

あぁ、明日の発表サポートメンバー来てくれないかなぁ。居てくれるだけで良いのになぁ。
ちぇっ。ガクブルガクブル。

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