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【失敗談】「他人軸」で働き続けてきた繊細リーマンの末路

こんにちは。繊細リーマンゆうたろうです。

このnoteは適応障害で休職と転職を繰り返す繊細サラリーマンの体験談を、一方的にあなたの脳内に語りかけていく記事です。

今回は「他人の失敗だからこそ学びになる」と信じて、私の失敗体験を晒していきたいと思います。

「でもしか」で働き続けてきた繊細リーマン

「でもしか」で働き続けてきた繊細リーマン

「自分自身の欲だとか、やりたいことは我慢しなければならない。」

私は仕事とは自己を消し、ただただ他者への貢献を優先するのが当然だと思って働き続けてきました。

自分と向き合うことなく、惰性でやっていた仕事をそのまま続けるしかない。

そう思い込んだまま、特に思い入れもなく、気付けばコールセンター歴16年。

採用担当、スーパーバイザー、研修講師、マネージャーやなどの様々な役割をこなしながら社会人として大半をこの業界に費やしてきました。

正直なところ、熱い思い入れのようなものははありません。

「もう自分にはこの職種しかない
「慣れてきたから別にこの仕事でもいい

特別な能力が無い自分には、今までの仕事の延長線上にしか未来はないと本気で思っていました。

自分自身を知らない転職で招く3つの失敗

自分自身を知らない転職で招く3つの失敗

「転職したいなぁ」

20台も終わりにさしかかる頃、なんとなくの「でもしか」でやっていた仕事からなんとか脱却したい。

そう思った時に、転職を考えだします。

しかし、過去の記事でまとめたことがありますが、私は他人軸で物事を考える癖がありました。

※過去記事リンク
自分を知らないと人生ハードモードだ

適応障害になって休職を繰り返した挙句、カウンセリングを受けるようなって、今やっと自分を中心にすることが出来始めています。

それまでは次のように、周りの目を過剰に意識して生きていました。

 ・普通、皆と同じであることに安心
 ・自分でやりたいことは特に無い
 ・周りがやって欲しそうなことをやりたい

そうやって生きていると、人生で大切な仕事選びで、私は次のような3つの失敗をしてしまいます。

<他人軸転職で招く3つの失敗>
 ①自分が一番苦手な職種「営業」へ転職
 ②結局「~しか」でまた同じ職種へ戻る
 ③大好きな会社なら頑張れると勘違い

それぞれ晒させてください。

失敗①自分が一番苦手な職種「営業」へ転職

失敗①自分が一番苦手な職種「営業」へ転職

大失敗1つ目。

まだ私が適応障害やうつ状態になるなんて、夢にも思わないとき。

職場にいるポジティブモンスター達を見習って、自分も変わらなければ!という思いで突っ走っていた時期のことです。

当時は自己啓発系の書籍にどっぷりハマり、ポジティブで前向きになる方法を模索していました。※

とにかく今の状況から脱出したい。そのためには苦手分野の克服が必須だと思い、自分を追い込んでいた時期です。

突っ走っていた当時の自分は、絶対向いてないと確信していた「営業」一択で転職活動を始めます。

8年間続けてきた会社を辞め、とにかく営業職にこだわりました。

何社も不採用になる辛い転職活動の結果、医療機器の小さなメーカーで採用が決定。

だだこの会社、入ってから気付いてしまうのですが、入社時すでに経営難の状態。

営業未経験の学歴もない人を採用する会社だということもあって、当然と言えば当然ですよね。。

結果的に倒産の危機真っただ中だったので、半年ほどで退職。

「この会社、経営状態が危ないから退職した方がいい」と気付いた時、私はなぜかホッとしたんです。

きっと「辛い、辞めたい」という思いが念頭にあったのでしょう。

パワハラやサービス残業などのブラック企業要素はなかったのですが、とにかく楽しくない毎日でした。

鳴りやまない携帯。無茶なお客様からの要求。非協力的なエンジニア。別に好きでもない商品の売り込み。

唯一楽しかったのは製品の使用方法をエンドユーザーに説明するときだけ。

それ以外はただただ居心地悪く働いていました。

向いてないんだから、当たり前なんですよね。ほんとに。

※自己啓発書は今でも読みます。この時は自分に合う合わないの取捨選択が出来ずに失敗しただけです・・・。

失敗②結局また同じ職種へ戻る

失敗②結局「~しか」でまた同じ職種へ戻る

営業で入社した会社の経営難を建前の理由に退職後、またBPO業界のコールセンター管理者として転職。

ここで私は、次の考えがめちゃくちゃ強化されました。

やっぱり自分にはコールセンター業界しかない!

初めはホームに戻って来た!という感覚で楽しくて、マネージャー職まで昇格できて、順調でした。

ただ、1年2年と続けていくうちに、どうしても次のようなことがストレスに。。

BPO業界のコールセンター管理者イメージ
・企業のストレス部分を一手に引き受ける日々
・オペレーターの退職欠勤等の不確定要素に怯える
・体育会系のポジティブモンスターでないと勤まらない風土

クライアントからの売り上げを極限の費用で抑えて利益を拡大する業界です。

上からの要求は絶対。下からの不満は爆発。人間関係での衝突は日常茶飯事。

それでいて、コールセンターにお問い合わせをされるお客様のクレームにも疲弊する。

ぼんやりとですが、

「あれ、この業界、向いてないのかもな・・・」

と思うようになってきます。

余裕のない業界で、自分にとってストレスとなりやすいことが多く発生する職種だと感じました。

結果、様々なことが積み重なって適応障害を発症し、休職することになってしまいます。

※過去記事リンク
私の繊細リーマン生活【適応障害1回目!】

休職あけには勤めていた会社をやめ、友人の紹介でまた同じBPO業界のコールセンター管理者という職種のまま転職。

結果、2回目の適応障害診断で休職となってしまいます。

※過去記事リンク
私の繊細リーマン生活【適応障害2回目!】

この転職先では休職になった後に復職をしましたが、また体調を崩して再休職。そして退職となってしまいました。

この負の連鎖はここで断ち切れたらよいのですが、私はまだ同じ失敗を繰り返します。

それは、まだ次の考えが私にあるからです。

やっぱり自分にはコールセンター業界しかない!

失敗③大好きな会社なら頑張れると勘違い

失敗③大好きな会社なら頑張れると勘違い

半年で退職となってしまったコールセンターの管理者。

ここでも私は、次の仕事を同じ職種で探し始めてしまいます。

そんな時にまた違う友人からの紹介で、コールセンター立ち上げのための管理者を探していると連絡。

そこはITのベンチャー企業で、新たにオペレーションセンターを立ち上げるので加わらないか?というお話でした。

これはかなり嬉しくて、その企業のプロダクトが本当に素敵で、社長の考え、ビジョンにも深く共感。

これは絶対入りたい!と前のめりで入社を決めました。

<入社前の期待>
・好きなプロダクトでやりがいがあるじゃん!
・クライアントワークじゃないから楽しいはず!
・自分の経験を活かして社会貢献できるって最高!

カウンセリングを受け始めて体調やメンタルがかなり回復してきていたので、自信もありました。

「日本一のセンターを目指そう」

そんなことを考えると、自分なりに色んなアイデアが湧いてきて本当に楽しかった。

でも、以下の過去記事で晒したことがあるのですが、なぜか「物流」のチームに配属となってしまいます。

※過去記事へのリンク
【経験談】適応できない配属先でパニック事件

詳しくは上記リンク先でツラツラと晒しているのですが、結果として何とか物流から脱出。

カウンセリングを通して、正直な自分と徹底的に向き合えたおかげだと思います。

しかし、そこからカスタマーサポートの部署を兼務させて貰えたのですが、なぜか配属先の管理者からの無視、そして孤立。

中途半端な時期にやってきて、且つ兼務という形で来られても・・・。そんな雰囲気。

特に、プロダクト知識の深い本社から異動でやって来た管理者には、挨拶しても無視。

会議中に正面に座った私に目も合わせてくれない。

指示も別の管理者経由。

勇気を出して話しかけても、こちらに目を向けず「はい。」だけで終了。

・・・なんだこれ。( ゚Д゚)

あんなに楽しみにしていたカスタマーサポート。

任せられたのは、お客様が怒りそうな気まずい系の電話発信、システムからダウンロードしたCSVをスプレッドシートに貼るだけの仕事・・・くらい。

全く楽しくありませんでした。

そんな中で唯一楽しみにしていた仕事として、新人さんの教育担当。

半分社内ニートみたいな私は時間だけはあったので、自分が担当になった瞬間、今までのやり方を刷新して資料を作りこんで奮起していました。

しかしこれまた私に担当が回ってきたその月から、教育期間が2週間から1日まで短縮させられてしまいます。

あなたのやりたいことは、ここでは必要ありません。

そう言われているような気持ちになってしまい、この瞬間に悟りました。

「コールセンターの管理者、向いてないな。
 いや、もうやりたくないんだな。」

もう、ここから巻き返してやる!!という気概がなかったんです。

というか、、あやうくまた適応障害になるところだった。

39歳でやっと自分を見つめなおしてみた

39歳でやっと自分を見つめなおしてみた

先述した失敗③の後、仕事に行きながらもカフェで自分と向き合う時間を30~40分ほど毎日取りました。

自分は何が辛いと感じるのか、何が得意か。

特に「人と比べて難なく出来ちゃうこと」をリストにしていきました。

<難なく出来ちゃうことリスト>
 ・何かを説明することが好き
 ・直接的に人に役立てることが好き
 ・PC操作が好き(でもエンジニアほど知識は無い)

色々書き出しましたが、ギュッと要約すると上記のような感じ。

そこから、エンジニアや情シスっぽい仕事に憧れを持ちました。

とはいえまったくの未経験分野なので、どうしようか職探しを悩みに悩みます。

・・・結果、今年2021年10月一杯で転職先を見つけ、退職を決めました。

IT企業の社内ヘルプデスクから人生再スタート

IT企業の社内ヘルプデスクから人生再スタート

2021年の11月中旬から新しい会社で採用いただけることに。

このnoteを書いている今は有給消化中です。

IT企業での社内ITサポートのお仕事で、テクニカル好きなので楽しみにしています。

PCやネットワーク設定いじりが一番落ち着く。
それを説明したり、サポートしたりで人に感謝されると特に嬉しい。

これが自分と向き合った結論です。

黙々とバッチファイル作ったりマクロ組んだりしている時って、ドラクエやっている時と同じ脳内物質が分泌されてるんですよね。

39歳、8回目の転職。それでも新しい職種にチャレンジしてみる!

不安はあるけど、しっかり自分と向き合って決めた結果だ。

また「失敗談」になんてしたくない。

新しい仕事についても、noteで心境を晒していきたい。

まとめ 他人軸を捨てるには

まとめ 他人軸を捨てるには

自分の軸で動けていないはいつも、

・これをやるべきなんだ
・これはやってはいけないんだ
・これをやらなくちゃならない

こんな思考で頭がいっぱいでした。

まずは自分を満たさなければ、他人を満たすことなんて出来ません。

どこかの本か何かで知った例え話しですが、シャンパンタワーのてっぺんにあるグラスが自分。

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そのグラスが満ち足りない限り、他のグラスへシャンパンはいきわたりません。

他人の期待だけに応える人生を終わりにして、自分を満たすために、これからどうするか。

これからはそこを意識して、まず自分を満足させて、そこから他者への貢献に目を向けたいと思っています。


以上、長文で自分語りしてしまい、恐縮です。

最後まで目を通していただき、ありがとうございます。


これを読んでいただいたあなたを、前向きとまではいかなくても、横向きくらいにはしたい。

繊細リーマンのゆうたろうでした。

ではまた!

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