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そんな毎日が好きなんだ

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昭和・平成の懐かしい話、日常生活のことをエッセイにまとめています。
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#エッセイ

桃の天然水と甘くない高校生活

あれはペットボトル症候群だったかもしれない。そう思える出来事が私にはある。高校一年生から…

なかむら詩子
8か月前
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ゴミと向き合い続けたあの夏から半年

今年の夏、noteで「八月の棚卸し」というゴミと向き合い続けた夏の記録を公開しました。反響を…

なかむら詩子
11か月前
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絵本とほんとわたし

子どもの頃、「夜8時半までに布団に入れば本を1冊読んでもらえる」というルールがありました。…

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八月の棚卸し|ゴミと向き合い続けた夏の記録

このエッセイは、ゴミと向き合い続けた夏の記録です。 ✿ プロローグ|幼心と社会の仕組み …

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昭和レトロな鍵〜捻じ締り錠

昔、捻じ締り錠(ねじしまりじょう)という鍵があった。私の実家の窓には、この鍵が使われてい…

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町のお豆腐屋さん

小さい頃、近所にお豆腐屋さんがあった。昭和後期。あの頃、町にはまだ〇〇屋さんというお店が…

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怪しい宗教から足を洗ったA子の話

友人が怪しい宗教に入会してしまったことがあった。A子という。マジで本当にヤバい宗教だと聞き、私は他の友人たちと一緒に、どうにかしてA子が戻って来られないか?考えていた。 A子はつらい時期だったのだ。だから、つい怪しい宗教に入会してしまったというのも責められなかった。しかも、彼女は昔から頑固なところがあった。親しい友人だからこそ、心の内を話したくないという癖があり、いじめを受けていたときも限界まで隠していたくらいだ。 A子が怪しい宗教に入会したことは、S美から電話で聞いた。

ばあばの健康梅酢生活がムック『高血圧 食べて下げる最高の治し方 』で取り上げられま…

noteエッセイ「ばあばの健康梅酢生活」で紹介した梅酢を活用した健康法が、1月15日発売のムッ…

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詩子は真夜中の庭で

あれは6年前のこと。忘れもしない。あの頃私は引越してまだ間もなく、仕事が変わり、今の夫と…

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掲載情報|ばあばの健康梅酢生活が健康雑誌『壮快』で取り上げられました

ばあばの健康梅酢生活とは、うちのばあば(大正14年生まれの96歳)の梅酢を活用した健康法のこ…

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夢女子になった私たち

高校生の頃、「私の心の恋人はブラック・ジャックだったの!」と言う先生がいて、おお、私のよ…

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帰宅難民になったあの日

忘れられない東日本大震災。この地震を経験するまでは、震度3くらいなら「あっ、地震?」と様…

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毒牙が抜けた日~親知らず、圧倒的破壊力!!【下】

親知らずを抜いて、何がつらいかって、食べられないのがつらいっ!!人間は、食の楽しみを奪わ…

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毒牙が抜けた日~親知らず、圧倒的破壊力!!【上】

親知らず。それは、親が子どもの歯が生えてきたのを知らない年頃、大人になってから生えてくると言われる歯。奥歯のまた奥に、本人さえも気づかないうちにこっそり生えては、イヒイヒと成長し続けて歯茎を突き破り、私たちに驚きと憂鬱を与えては楽しんでいる悪趣味な歯。昨年の12月、とうとう私は奴に決闘を申し込んだのでした。 「もうそろそろ、抜いたほうがいいですね」 いつものように歯医者の定期健診を訪れたとき、先生からそのように言われたのです。 「親知らずのところは出血が多いのと、隣の歯