（2000文字実験）書くために書く

文章の字数をとにかく稼ぐために書いた事が、ほとんど有りませんでした。小中学校の作文の授業などで少しやった事が有ります。

今日は実験を兼ねて、2000文字を目標に絞り出して書いてみます。

さて、そもそもとして僕に書きたい事は有りません。僕のnote記事一覧を見れば分かりますが、今までに何記事も書いてきています。が、僕自身は考えの整理という側面が強く、「書いた」ではなく整理の過程で「書けた」という印象が強いです。

もう書く事が有りません。無くなってしまいました。

僕は世に問いたい主張があまり有りません。先述の通り、考えの整理をしたくて書く事は多いです。そしてそれを他者に見える形で公開もしています。ですが、公開している理由は僕の考えを受け入れて欲しいからではありません。僕が書いたものが何らかの役に立てばと、お裾分けの気持ちで公開しています。

書かれたもの、本やネットの文章を読んで感動し、僕自身の生き方が変わった事が沢山有ります。なので、僕の書いた事もそういった事の一助になればと公開しています。

暇です。書くために書くのは思っていたより頭を使うし、疲れますね。

世の中ほぼ毎日何かを書いて公開している人が居ますが、ああいった風になりたいと憧れています。僕にはとても無理だと思っています。特に主張したい事が無いからです。

ここには2つの問題が有ると思っています。価値と労力の問題です。

価値とは、僕が僕自身の書いた事・考えた事にあまり価値を感じていないという点です。僕が何を書こうと、それを公開しようと世界が変わるとは思っていません。先に述べた通り、僕自身は書かれたものから良い影響を沢山受けてきたので、書いたものを公開しています。不思議ですね、僕は確かに書かれたものを読んで良い影響を受けてきたのに、自分の書いたものにはその力が有ると感じていません。

けれど、完全な無価値とも考えておらず、一応慎ましいながらもお裾分けの気持ちで公開しています。不思議です。学習性無力感に絡む話でしょうか。

2つ目は労力です。以前noteに書いた記事で、書く事は大変で労力に見合った快感を味わえていない、それに近い内容を書いた事があります。下にその記事をリンクしておきますね。

書くことは、考えの整理という建前が無いとあまり労力に見合っていません。考え事が好きなのですが、その考えを自分一人だけが知っているのは何だか虚しいので、よく考えた事を人に説明できる形になるまで、ノートなどに書き写して練り上げる事が有ります。

考えの整理の為に書くのは割と好きです。僕は頭が良い人になりたいので、そういった理由も有るのかもしれません。

僕は「書くこと・読むこと・考えること」の3つがとても好きです。頭の良さや賢さ、知性を感じる言葉の羅列の様に認識しているからかもしれません。

デジタルノートにも「書くこと・読むこと・考えること」というノートを作って、それぞれを上手くやる方法論を書いてまとめたりしています。面白いのが、この3つの並びはいつも書くことが最初で、考えることが終わりです。いつも「書くこと・読むこと・考えること」という並びで書いています。

自分の書いたものにそれ程の価値を感じていないのに、ましてや考えの整理という理由が無いと労力に見合わないのに、わざわざ書くことを最初に持ってきてしまいます。語感や字面が心地よいというのは勿論有るでしょう。単なる並びじゃないか、他愛無い事だよ。本当にそうでしょうか？

僕が好きな思考を深める手法にマインドマップというものが有ります。大きな紙の中心に考えたい事のテーマを絵として描き、そこから放射状に木の根を伸ばす様に関連する事を絵や文字で書いていくものです。文章だと分かりづらいので、良ければ検索してみてください。簡略化されたものが一般化していますが、本元のマインドマップは絵が描かれたり沢山のカラーが使われていて綺麗ですよ。

マインドマップはイメージを大切にしています。絵を描くのもそうですし、中心から伸びる関連事に繋がる線は色を変える事が推奨されています。その色からも自分の考えている事を自分がどう認識しているのか、イメージとして再認識する事ができます。

「書くこと・読むこと・考えること」の並びを一種の潜在意識のビジュアル化・イメージ化だとして捉えて、その並びに何かを見出したいと思っています。

知的な言葉の羅列と先ほど書きましたが、そういう認識も合わせて考えると、僕は書くことを知性の象徴だと考えていて、自分の書いた事に価値も感じず、労力も釣り合わないのに何故か惹かれて追い求める。だって僕は頭が良い人に賢い人に、知性ある人になりたいから、そのシンボルたる「書くこと」がどれだけ困難を極めてもやりたい、成し遂げたい、どうにか書ける人になりたい。そう思っているのかもしれません。

色々書きましたが、そろそろ2000文字です。書くために書くのが目的なので話はまとめません。実験にお付き合い頂き、ありがとうございました。