壱佳

大人になったらいつかは落ち着くのかなと思ってたんだけど、どうやら幻想だったらしい。あち…

壱佳

大人になったらいつかは落ち着くのかなと思ってたんだけど、どうやら幻想だったらしい。あちこち面白そうな事物がいっぱいでふわふわふらふら。

最近の記事

曲を弾くということ(お稽古7回目)

お弾き初めに、弾く者として参加することにした。そのくらいのプレッシャーがないと自主練が捗らないかと思って。人前で楽器を弾くのは、大昔に伴奏者としてピアノを弾いて以来だから数十年ぶり。合唱の一員としてなら近年もあるけど、始めたばかりの楽器で発表会的なのに参加するのは、実は人生初なのでかなり緊張感がある。大丈夫かな、自分。 でもって初の人前で弾く曲は『お江戸日本橋』、三味線と箏の人達との合奏。唄もあり。1ページに納まる譜面を繰り返して弾くという。さっそく今日から練習開始と楽譜を

    • 譜尺シール

      自主練用三味線をしっかり使えるようになためにと、譜尺シールを貼ってみることにした。位置を合わせて貼るだけで、剥がすのも簡単らしい。指の位置がズレるのを防げるのを期待してるのだが、どうだろう?とりあえず弾き慣れない音の時に、動く先を迷わなくなるといいなぁ。よく弾く音の位置はなんとなく覚えてきたのだけども、新たに出てくる音があるとまるっきりダメなのだもの。ある程度の位置を覚えたら、ちゃんとした姿勢で弾けるようになるかな。期待。 で、やってみたところ。良し悪しかな?頼りすぎると姿

      • お弾き初めのお誘い

        年明け一月に、お稽古教室全体での「お弾き初め」と呼ばれる新年会があるそうな。中級いじよの方々が演奏されるのを聴いて、美味しいものを飲み食いしてればいいのかと思いきや、新入会の初心者さんコーナーを作って簡単な曲を合奏させるとか。他人事のように聞いてたら、出なさいよとのお勧め。いや、無理でしょと拒否しかけたら、ちゃんと考えてきてねーと即答は受け付けてもらえなかった。反射的に断ろうとしたのがバレてる。わかりやすいな私。 聴くだけなら行かなくてもいいかなと思ってたのは確かなのだが、

        • オクターブ上がる(お稽古6回目)

          うちの先生はサクサク進めてってくれちゃうタイプのようで、お稽古事に新たな試練が待ち受ける。今回の初対面は譜面上で数字の横に点が打ってあるというもの。開放弦状態から1オクターブ上の同じ音だそうだで。しかもそいつらが出てくると同時に、これまで割と規則的だった運指が変わってきた。ある意味それも規則的なのだと言うけれど、これまでとガラッと変わったので混乱する。運指は譜面に書いてあるのだが、音をひろうのに必死で情報として入ってこない。目がうろうろしてしまい、どこを弾いてるのかすら迷子に

        曲を弾くということ(お稽古7回目)

          3の弦は切れ易い

          そうは聞いてたけど、切れすぎでしょ。古いから?張り方が下手だから?バチがあたる角度?30分に一本切れちゃうのは悲しすぎる。 古い絹糸なのが良くないのかとナイロン弦を買ってみた。ツルツルで扱いづらく、張るのに時間がかかる。他の2本の弦が絹糸なのて、並ぶとツルピカで質感がまったく違う。でもお稽古用ならナイロン弦で十分て言われたしな…。 張るのに苦戦したせいでか質感が違ってて違和感を感じてしまうせいか、張り終わりを確認した時点で疲労感に襲われたので今日はおしまい。弾いてみた感覚

          3の弦は切れ易い

          春の園(お稽古5回目)

          宮城道雄小曲集はハノンのような練習パターンと、それらを下敷きにした短い曲からできている。これまで「福寿草」「吉野山」ときて、今日からは「春の園」。ここまで習った記号が容赦なく出てきて目も手も忙しい。しかも譜めくりあり。 譜めくりをする、つまり譜面をめくって次ページにも続くから弾きながら左手でページをめくって何事もなかったように棹に戻さないとならない。いや、確かにピアノでもあるけど、こちらのが難易度は高いよ。だって左手って棹を支えてしかも音の高さ決めをしてるんだよ?いったん離

          春の園(お稽古5回目)

          弦を張って音を取る

          手元にあるのを浮かれて眺めてるだけでは勝手に鳴らないのが弦楽器。さすがにお店で弦は張ってくれたけど、駒を置いて調弦するのは自分だ。どきどき。まさかチューニング段階で絃が切れるとかないよね?加減がわからん。でも次のお稽古まで日があるので、調弦(チューニング)のの仕方を習うまでなんて待ってられない。音を鳴らしてみたい! 調子笛で合わせられたら格好いいんだろうけど、音取りに自信はないのでKORGの邦楽器用チューナーを入手してある。調子笛もセットで譲ってもらったので手元にはあるので

          弦を張って音を取る

          リニューアル品到着

          ネットを駆使して何軒か専門店を見つけ、サイトの感じやSNSなども参考にしつつ問い合わせをしてみて、えいやっと勇気を出して楽器を持ち込んでみた。案ずるより産むが易しで、対応が丁寧で初心者にもわかりやすく説明してくれて好感触。修理の必要な部分と料金の見積もりをしてもらい、予算範囲内でなんとかなりそうだったのでお願いしてしまう。皮の張り替え、勘減りの修理、胴と棹の調整などなど。だいたい一週間から十日で出来上がるようだ。 そして本日、リニューアルしてピカピカになった三味線。木材は紫

          リニューアル品到着

          津軽三味線コンサート

          『響』と題された津軽三味線・浅野祥のコンサートに行ってきた。とにかく惹かれたのは和とジャズやクラシックとのコラボという点。ジャズ界から曽根麻央、クラシック畑からは西江辰郎、ビルマン遼平が演奏に加わってるとなれば期待しかなくて。ちなみに肝心の浅野氏については中村壱太郎のアート歌舞伎に参加してくれてたから名前を覚えてたけど、そこでしか聴いたことない。 二部構成で前半は和装で先ずソロで演奏。覚えたばかりの三味線の技巧の知識を引っ張り出しながら、ひたすら凄いと目を丸くして見てしまう

          津軽三味線コンサート

          八月は納涼歌舞伎

          週末は歌舞伎座で納涼歌舞伎の第二部第三部を楽しんだ。三味線に以前より注目してしまうのは仕方ないんだろうな。我がことながら面白い。 髪結新三は勘九郎、勝奴が巳之助、大家さんに彌十郎、手代が七之助でお熊は鶴松。いろいろ感慨に耽りながらも皆様のイキイキとした芝居に惹き込まれてあっという間だった。その後の踊りとセットでの第二部だったけど、順序が逆だともっと楽しめたかも。出てる役者さんらを考えるとこの順だったのかもとは思うが。 第三部は京極夏彦が、作家生活30周年にして初めて手がけ

          八月は納涼歌舞伎

          弦を"はじく"(お稽古4回目)

          久しぶりで緊張。前回やった擦り上がりの記号のとこから。相変わらず音は出ないが格好だけは覚えてた。そのうちちゃんと音も付いてくると思いたい。 今日の無理難題は「はじき」。開放弦のときは中指、それ以外は薬指で棹の上で弦を弾いて音を出す。バイオリンとかのピチカートとは違うようなのはわかるんだけど、この狭いとこで横に指を滑らすだけで音って出るもの⁉︎でも先生はきちんと鳴ってるのよね…慣れよ、と言われましても。 その後、弦を撥で「すくって」弾く記号も出てきたけど、こちらはまだ出来そ

          弦を"はじく"(お稽古4回目)

          楽器入手!

          探してたのは中棹、地唄用の三味線で、もちろん中古。結局フリマアプリとかいろいろ見比べて皮は破れてるけど他は良さそうなのを入手した。でも写真と説明だけで選ぶ難しさときたら!自分の求めるものを明確化して情報と照らし合わせる困難さに幾度めげそうになったことか。 そんなわけで、すぐに弾ける状態じゃないとはいえ、手元に楽器が来たのが嬉しい。種類まではわからないけど一見良さげな木材でできてるし、撥はおまけって付けてくれてるけど撥先が鼈甲だし、かなりいいものなんじゃないだろうか。長袋に入

          楽器入手!

          三味線の曲

          先日の奉納演奏・琴と三味線合奏で驚いたのは演奏する曲の幅広さ。私の持ってる練習曲集に載ってる初心者用のものに始まり、ジブリとか中島みゆきの曲もあった。いろんなジャンルの曲をやるのは津軽三味線とかだけかと思ってたのでビックリ。まぁ弦楽器だもんね、音域に合えば何でもできるか。イマドキは邦楽だからって畏まるもんでもないのね。面白いものだなぁ。

          三味線の曲

          深川バロン

          深川八幡祭の奉納演芸と言えばバロン。踊りもガムランも地元民が担当する深川バロン倶楽部としての出し物。全日程通してもこれが一番人気だろう。今年初めて通して見られた。いつも途中からだったので感慨深い。 最初に見物客も込みでの参拝、そして奉納演芸大トリなので締めは手拍子三度じめまであり。コロナ前よりコンパクトかな?それでも満足度は高かったけどね。 昨日は琴三味線教室の生徒さん方の奉納演奏も見られたし、お能と仕舞いも見たし。今回は初めていろいろ楽しめたので嬉しいお祭り期間だった。

          深川バロン

          石見神楽

          一向に埒があかない三味線探しのネット旅を棚上げにして深川八幡祭りへ。今日は島根から来た石見神楽を見られるのだ。去年も来てたらしいのだけどバタバタしててチラ見もできず。今年は楽しみにして予定も空けてた。オリンピック女子マラソンをゴールまで見てたら時間ギリギリになって座れなかったけど、なんとかなるでしょとか思って立ち見。まさかたっぷり3時間もやってくださるとは。太鼓2種と笛と鐘の小さいやつ(摺り鉦?)と声と舞い。衣装も小物も面も大蛇も地元で作成とか。見応えあって面白くって最後まで

          石見神楽

          弦を擦る(お稽古3回目)

          体験では楽器に触り、初回は唄まで出て来てあわあわしてるうちに終わり、2回目では三本ある弦のうち真ん中の弦に触り、一番上の弦もちょろっと出てきて棹を押さえて音を変えることがいかに難しいかを知り、そして3回目。これまで目にしたことのない記号が突然現われる。弦を擦って一音上げ下げする指示の記号らしい。弦を弾いて音を出し、そのまま弦の上を指が移動して隣の音まで行く。この間の音を擦って出す…って、音、する⁉︎ 見本をやってくれると、確かに音がある。自分でトライ…先に鳴らしたはずの音も

          弦を擦る(お稽古3回目)