弦を張って音を取る
手元にあるのを浮かれて眺めてるだけでは勝手に鳴らないのが弦楽器。さすがにお店で弦は張ってくれたけど、駒を置いて調弦するのは自分だ。どきどき。まさかチューニング段階で絃が切れるとかないよね?加減がわからん。でも次のお稽古まで日があるので、調弦(チューニング)のの仕方を習うまでなんて待ってられない。音を鳴らしてみたい!
調子笛で合わせられたら格好いいんだろうけど、音取りに自信はないのでKORGの邦楽器用チューナーを入手してある。調子笛もセットで譲ってもらったので手元にはあるので、慣れたらトライしよう。まずはチューナーで耳だけでなく視覚も頼ってやってみる。
駒は牛の骨で作られた舎利駒というやつ。ええ、水牛の鉛駒も付いてましたよ?私が初心者過ぎて恐れ多くて使えないだけで。撥だって、慣れるまでは、先に入手してたプラスチック撥でやってくつもり。ビビりなんだよ。仕方ないんだよ。道具に申し訳ないじゃない。せめて基本的なお作法とか音出しが身に付いたら使うことも考えてみるよ。それまで仕舞い込んでおく。(どちらがもったいないか議論の余地はあるだろうけど)。
で、やってみた感想。
大変でした。
近い音を探り当てて聴きながら見ながら糸巻きを回すのだけど、音があった!と思った場所にちゃんと糸巻きを止められない。手を離した瞬間に巻き戻ってしまうこと数回。やっと止まったと思って次の弦に移ると、それをやってる間だけで緩んで下がる。やり直してる間にさっき合ったはずの弦がまた緩む。永遠に繰り返すのか、これ?と絶望しかけるも30分後、なんとなく三本の弦が揃う。感無量。音を出し始めると、あっという間にダダ下がりしていったけどね…。それでも、楽器を構えた姿勢で調弦を繰り返し、三本とも開放弦で撥で均等に音を出せるように練習できるとこまで漕ぎ着けた。全部で小1時間のチャレンジ。めげなかった自分えらい!きっと繰り返してれば手際も良くなってくはず!信じてやってこう。
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