あすなろ歌譚リリースライブ@CottonClub
3月16日(水)
12月にリリースしたアルバム「あすなろ歌譚」に1曲「メリーゴーランドの夜」をプラスして、アナログ盤「あすなろ歌譚」が3月2日に全国リリースされました。皆様のおかげです。ありがとうございます。
そして、そのリリースライブがあの憧れのCottonClubで開催されました。
ご来場頂きました皆様、いらっしゃれなかったけれど気にかけて応援して下さった皆様、本当にありがとうございました。本当に素晴らしく特別な、忘れられない一夜となりました。今日はその夜の様子とコロナ禍ならではのハプニングもありましたので、それらをこちらに綴っていこうと思います。(長くなります、たぶん)
前日にドラマー秀輝から電話
前日は色々と準備をする為に1日空けておいたので、練習やイメージトレーニングをしようと思い、午前中から少しづつ練習を始めていました。お昼になった頃、今回お願いしていたドラマーの森秀輝から「電話できる?」とメッセージがあったので「何か確認でもあるのかなぁ。」位の軽い気持ちで電話をすると、なんと”ご家族が陽性の可能性がある“との事でした。つまり秀ちゃんは濃厚接触者という事になります。本人はいたって元気そうでしたが、その時点でライブには出られないという事になります。
「CottonClubの舞台に立つ」というのは、私達の中でひとつの夢であったので、みんなで楽しみに準備を進めてきていました。中でもドラムの秀ちゃんは一番喜んでいたので、彼の気持ちを思うと居た堪れませんでしたが、こればかりは仕方がない。前日なので延期もできないし「彼抜きで強行するか、他のドラマーを今から入れるか」メンバーと相談し、「他のドラマーが見つかったら入ってもらい、見つからなければ腹を括って他のメンバーで強行する」という事になりました。
いつもドラムを叩いてくれている足立浩さんならば曲を全部知っていて叩けるので、連絡をしてみた所、やはり仕事が入っているとの事💦焦る💦
「今からアレンジを変えてドラムなしで成立する方向に持っていく」というのはなかなか難しく、実際成立しない曲も演奏する予定だったので、どうしようかと考えている時に閃いた。
「あっ!ガンジ君が居た!」ハシモトガンジ君は音楽学校メーザーハウスの講師時代に、バンドを入れた授業や発表会でドラムを叩いてくれていて、私の曲も何曲か叩いてくれた事があったのだ。私のライブにも観に来てくれていたので、様子もわかってくれているし、と連絡をとってみた。
すると「空いている」との事!(やった!)しかし、ドラムに入って欲しい曲は10曲もあり、今(その時点で前日の夕方)からそれを覚えられるのか不安もあったし、無理をさせるのも嫌だった。けれど、真面目で懸命な彼を信じてお願いする事にした。結果、完璧に覚えてきてくれてとても気持ち良く演奏でき、とても良いライブになった。
もう、感謝しかないです(涙)
セットリスト
1.気分上々パレード
2.恋のエトセトラ
3.悲しみのパレード
4.メリーゴーランドの夜
5.ヒメゴト
6.ブラウス
7.さくら(カバー)
8.サヨナラ
9.5分
10.すべてのブルースを
11.書を捨てよ唄を歌おう
12.超特急亜細亜号
13.暗闇ダンス
【アンコール】
14.こもれび
4曲目〜7曲目は、入る予定のドラムが居なかったので、残りの4人が演奏を頑張って下さいました。
会場のお客様が手拍子を手伝ってくれたりして、もう本当に、、涙で、、会場が滲んで見えました。
大切なメンバー紹介
ギター:坂村宰
ベース:野地智啓
ピアノ:渡邊友彦
バイオリン:ムトゥ・アラータ(妖精)
ドラム:ハシモトガンジ
ボーカル:樋口舞
うん、幸せそうだ。
そしてもう1人頑張った人も載せておくね。
ドラム:森秀輝
今回のこのトラブルをみんなで乗り越えた事で、絆も深まったし、沢山の方の応援とご協力がある事を改めて実感できました。
本当にありがとうございました。
バンドアンサンブルとは
先日ラジオから流れて来た言葉に耳を止めた。どなたかは分かりませんでしたが、ブルーノートでのライブ告知をしてらしたので、おそらく有名なミュージシャンの方だと思う。
「アンサンブルとは、会話なのです。お互いをリスペクトしあってお互いを想ってする会話。だからこそ聞くことが大事なのです。」
忘れません。
本当にありがとうございました。