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短歌集

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和語だけで旧仮名遣いの和歌と、和語以外も入り現代仮名遣いの短歌との両方を収録しています。
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2021年7月の記事一覧

月のあらはる 【短歌】

月のあらはる 【短歌】

忘られぬ人はいますや奥山の 分かるる雲に月のあらはる

青き前髪 【短歌】

青き前髪 【短歌】

令嬢の鏡に秘むる恋人は 染めしばかりの青き前髪

夕蛍 【短歌】

夕蛍 【短歌】

夕蛍薫るうなじを遡り 耳に触るるや息を潜めて

魂だけが 【短歌】

魂だけが 【短歌】

七夕は別れた同士年一度 魂だけが河に出会う夜

だからよく雨が降るのかもしれません。

舞台狭しや女と男 【短歌】

舞台狭しや女と男 【短歌】

東京新宿への所要で花園神社に立ち寄ったら、境内に芝居小屋がかかっていました。劇団椿組の公演とありました。どんなお芝居なのでしょう。
短歌ができました。

芝居小屋
  かけて浮世の
    しがらみの
  舞台狭しや
    女と男