学生時代からの僕の勉強法 〜勉強中編その②〜
本記事を読む前に
本記事は、「学生時代からの僕の勉強法」における本編の勉強中編の2番目の記事になります。本編をお読みになる前に勉強中編その①をご覧いただけますと幸いです。
前回、勉強中編その①では、勉強中に集中力を高めて維持する方法について説明しました。本記事では、記憶力を高める勉強法について解説していきます。
記憶力
勉強において記憶とは最も重要な項目の1つです。記憶というと、英単語のスペルを覚えたり、歴史の出来事を覚えたりするイメージが強いかもしれません。しかし、ここでいう記憶とは、これらの例にとどまらず数学の解法だったり、文章を論理立てて書くスキルだったりも記憶になります。
本記事では記憶の種類として、短期記憶と長期記憶について説明します。
次の記事で記憶する内容のタイプ、記憶する方法のタイプ、それぞれにおける特徴や記憶のコツについて解説します。
短期記憶と長期記憶
記憶は大きく2つに分類することができます。短期記憶と長期記憶です。
短期記憶はその場で覚えて少しの間だけ記憶しておく記憶です。初めて勉強した内容はまず短期記憶として記憶されます。
例えば、学校の授業で英単語の小テストがあったとします。小テストが始まる直前に急いで覚えたものは短期記憶です。直前に覚えることでなんとか合格点を取れたとします。しかし、その数日後、小テストで正解した英単語について質問されても答えられない、そんな経験はありませんか?
短期記憶は比較的短い時間で忘れてしまうという特徴があります。ところが、忘れてしまう前に再度覚え直すことで、短期記憶をより長い間忘れないようにすることができるようになります。
長期記憶は長い間忘れることのない記憶です。
例えば、幼稚園や保育園、小学校時代の親しい友達で、もう何年も会っていない人の名前を、あなたは思い出すことが出来るのではないでしょうか?
何年もの間、思い出そうともしていなくて、誰かからその人についての情報を聞いていないとしても、友達の名前を思い出せるはずです。
長期記憶は短期記憶したものを繰り返し覚えることによって、脳が忘れないくらいしっかりと記憶した状態です。
「でも、子供の頃に友達の名前を何度も覚えようとはしなかったけど?」という人もいるかもしれません。覚える、というのは、なにも覚えるぞ、と意識して、ノートに何度も書いたりすることを指すわけではありません。友達の名前を呼ぶことを繰り返したり、誰かが名前を呼んだり書いてある名前を目にするだけで、頭の中ではその友達のことを結び付けて考えるため、それによって友達の名前が脳に刻み込まれている、ということです。
勉強する時に大切なことは、いかにして勉強内容を短期記憶にして、さらにそれを長期記憶にするか、ということです。
そのための方法を次回の記事で解説します。