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糕干(天津の有名なお菓子)

今回は天津の有名なお菓子について紹介する。


天津の有名なお菓子といえば、

〇「麻花」má huā 

→揚げツイスト菓子(サクサクタイプ)

〇「耳朵眼炸糕」ĕr duŏ yǎn zhá gāo

→あんこ餅の揚げ物、これまたサクサクタイプ

〇「天津栗子」tiān jīn lì zi

→「天津甘栗」で有名なあれです。「天津の栗」?と疑問に思っている人もたくさんいるのでこれについてはまだ解明されていません。友人の話によると、河北省で取れた栗を輸出していたのが「天津」ではないか。ということ。各地で出来立ての甘栗を食べることができます。


この3種がピックアップされるだろう。特に、「麻花」は天津の代表的なお土産として挙げられており、各地で販売されている。最初に天津に訪れた時には、必ずと言っていいほど、このお土産を買うことになる。そして、2回目の時には、「前回とは違うお土産を…」という気持ちになるのも天津に2回以上訪れた人にとってはあるあるのことである。


扨て今回は、その「麻花」よりも有名ではないけども、天津の有名なお菓子「糕干」を紹介したいと思う。

糕干…gāo gān

→発音上で難しいのは「gān」の発音である。これは前鼻音と言われるもので、後鼻音の「gāng」との区別が大変難しい。前鼻音をどうやるのかというと、発音する際に顔と鼻を前に突き出すような気持ちでやるとよい。

後鼻音は後ろ髪を引っぱられる思いで音を後ろに飲み込むようなイメージである。私なりの経験でいえば、後鼻音がやりやすい。鼻母音を有する日本語なので、鼻母音を出してしまうと後鼻音に近くなってしまうという特徴がある。その点、前鼻音は鼻母音を出さずに前でパスッと止める必要があるため、その具合が難しい。これは慣れであり、私も練習中の日々であるので、ぜひ気をつけてほしい。


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このようなお店で売られている。「桂发祥」のお店は有名で「麻花」もここのお店のものが有名である。左上にも書かれている「十八街麻花」が特に有名なので忘れないようにしてほしい。


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1つ3元(=45円)となっている。中身は、基本的な小豆から始まり、ナツメ、紫芋、サンザシ、パイナップル、イチゴなど豊富にある。小豆餡はとてもおいしく、この食べ物の基本なのでぜひとも食べてみてほしい。

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このようにして真なん中に亀裂が入っているため、注文したものが何かは一目でわかるようになっている。今回は、「小豆」「パイナップル」「イチゴ」を選択。パイナップルとイチゴはジャムのようなものが入っていたので、甘いお菓子といったイメージであった。


「小豆」は少し違っていて大福のようなイメージといったら分かりやすいだろうか。フワフワな食感とモチモチとした感じがたまらない。小豆の塩気がそれをうまくサポートして、残りは甘みが広がっていく。

緑茶と一緒に食べるのがとてもおいしいのではと感じた一品であった。


この糕干、天津に来た際はぜひとも食べてほしい一品である。その際は、飲み物も忘れずに。これだけ食べると、「お茶」が飲みたくなりますよ。


もちろん天津にいらっしゃる際は、いつでもご相談ください。

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