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手作りラー油

毎日授業以外の楽しみとして食事がある。1日1回~3回の食事は、今日は何かな?今日は何を作るのかを考える機会になる。もちろん、全部他人まかせでなんにも考えないという楽しみもありだ。その場合は、考える要領を他の部分に充てることができるので、便利である。


私は料理を作りたい側なのだが、1つ作り出すと色々なものに手を出したい性分なので、どうしようもない。調味料も砂糖・醤油・塩があればとはいかずに、いろんな調味料を購入している。例えば、唐辛子、コショウ、八角、山椒、たまり醤油、マーラー油、オイスターソースなどである。そして、今回、新たな調味料を作った。ラー油をいつか作りたいと思っていたが、どうやって作ったら良いのか分からなかった。


知っている人は知っている、『鉄鍋のジャン』に出てくるゲップとはいったいどういったものなか興味があった。ネットで調べてみると、とても簡単にできることが分かった。

参考URL→https://www.hotpepper.jp/mesitsu/entry/noriki-washiya/19-00089


さて、油を大量に使っているので油は家にあり、問題なかった。唐辛子粉が家の近くにあるのかどうか、近くの市場を以前紹介したが、買いに行ってみた。この市場にいる調味料ショップのおばちゃんは愛想もよく、相談にも乗ってくれる良い人だ。最初はおじちゃんが対応してくれたが、「ラー油を作りたいんだけど」と伝えると笑いながら「だったら家内に聞いてくれ、詳しいから」と答えた。なんだか微笑ましい光景にこちらまで笑顔になった。「できないから、専門家に聞いてくれ」こうお客に言えるおじちゃんは、素敵だった。おばちゃんに用件を伝えると、数種類の唐辛子をブレンドして(頼んでもないのに)入れてくれた(さすがプロ)。必要なグラム数を伝えるともっと要るのか、と聞かれさらに量を増やしてくれた。その際に、「辛すぎても食べられないから気をつけたよ」という優しい言葉をかけてくれた。1回作ってみて、次は辛めで!次はもっと香りをつけたい!ということを伝えようと思った。バランスを取るのは難しいが、おばちゃんの基準がスタンダードになるのでありがたい(たぶん、次回はどれぐらい入れたのか忘れているかもしれないが、それはご愛敬)。


それを持ち帰り、テンション高めでその日を過ごした。そして、昨日、ついにラー油づくりに着手することにした。油をこれでもかと注ぐのは「天ぷらでも作るかな」と考えさせてくれる量だった。それに残しておいたネギの青い部分や生姜を入れて、からっと揚げる。それを唐辛子に入れていくとじゅわーという音とともに広がっていく香りはたまらなかった。このまま食べたいのだが、美味しくなるのは2~3日後ということだったので、そのままラップをかけて保存することに。


今日は味見をするため、少し取り出して味見をしてみたが、何とも言えない唐辛子と油が混ざったうまみが花びらのように広がっていく。そして、全体に広がり過ぎず、花火のように散っていく。そこまで辛くないので、いくらでもおかわりできてしまうおいしさがある。これが手作りラー油のうまさなのか、と気づきはまってしまった。これはリピート決定だなと思いつつ、2日後にはどうなるのだろう、という期待がある。


楽しみは自分から作れるということを学び、一つずつできることが増えていく。この経験は、今後も生かすことができると思っている。手作りラー油、本当にうまい。後日談は、また書きたいと思う。ラー油を使った料理もお楽しみに。


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