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「これ一本で投資インサイトが得られる!」経済スナックタイム6月2週目

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この一本で投資インサイトが得られる!アメリカ株式義塾特集記事「経済スナックタイム」

金融リテラシーの大事さを肌で感じている日々、、、けど全部勉強するには時間が足りない皆さん。

これ一本さえ抑えておけば、トップ1%の知見がたった10分で頭に入ります。

このシリースでは昨夜アメリカ市場で起きた主要イベントを簡単簡潔にかつ満遍なくまとめて、わかりやすく皆さんにご紹介しています。



マクロ経済指標

神でしかない米国

昨日はCPI発表とFOMCが同時になんと!重なった、非常にレアな日でした。この二つが重なるのは、過去10年間でわずか7回しかなかったそうです。それだけ市場の変動性が大きい日でした。

ナスダック総合指数はCPIの発表(インフレ率の低下)とともに急速に上昇しましたが、引け前の利食い利確売りにより上昇幅は制限されました。依然として最高値の付近です。
米国10年債利回りは、インフレ発表後に急落しましたが、タカ派的なドットプロットとパウエル議長の発言により再び上昇しました。

ニューヨーク株式市場は消費者物価指数(CPI)の発表によりインフレが安定的に低下しているとの安心感から急上昇しましたが、連邦準備制度理事会(FRB)がドットプロットで年内の利下げ回数を1回に減らすと発表したため、上昇幅は縮小しました。

縮小されたものの、以前としてナスダックは1.5%の上昇を記録し、再び最高値を更新したことには変わりがございません。アップルやエヌビディアをはじめとする多くのテック株は堅調な動きを見せました。


徐々に鈍化しつつあるインフレ、だがしかしイマは気が早い

  • コアCPI(MoM)0.2%(コンセンサス0.3%)0.1ポイント下回る

  • コアCPI(YoY)3.4%(コンセンサス3.5%)0.1ポイント下回る

  • CPI(MoM)0.0%(コンセンサス0.1%)0.1ポイント下回る

  • CPI(YoY)3.3%(コンセンサス3.4%)0.1ポイント下回る

  • 今回も米金利は据え置き、ドットプロットでは年内に2回>1回に下がる


食品とエネルギーを除いたコアCPIは、前月の0.3%の上昇に続き、5月には0.2%の上昇を記録しました。中古車、医療サービス、教育などの分野で前月比上昇が見られましたが、航空運賃、新車価格、衣料品の物価上昇率が大幅に低下したため、全体的なCPIの上昇は抑えられました。

さらに、エネルギー価格が大幅に下落しました。特にガソリン価格の低下が大きく影響しました。月次のヘッドラインCPIとコアCPIがいずれも予想を下回り、指標発表後にはドル指数と債券利回りがともに低下しましたが、株式市場は大幅に上昇し、依然として堅調な上昇トレンドを維持しています。

ただ一つ懸念されるのは、物価の大部分を占める住宅費が依然として改善されていないことです。家賃支出が大きな割合を占めているため、住宅費が下がらない限り、他の分野での消費余力は今後も減少する可能性があります。

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