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現代に合わない指導

はじめに

最近改めて、指導を受ける立場になることが多い。そのなかで思ったこと記載していく。

全て調べさせる系指導

知識習得のため、上司や先輩に声をかけると「なんでこんなこともわからないの」と一蹴。挙句の果てに大雑把なキーワード(専門用語)だけ出して「それを明日までに調べてこい」と言ってくる。中にはノーヒントでその言葉を言ってくる人もいる。最早、会話を暗記する必要がでてくる。
もちろん調べてくる時間は帰宅後の自宅だ。仕事のために調べ物をしているのに残業代は出ない。
翌日調べてきたら「そんなことまで調べなくていいよ。無駄でしょ。」と大雑把なキーワードから必死に調べたのに何故かダメ出しをされる。また「そうそう、っでそっから?」と新たなワードが出てくる。負のループの始まりである。

なぜそうせるのか

・自分でゼロから調べたほうが学びになるからと思っている
・まずは調べてから教えを請うものだと思っている
・会話の中で、必要なワード選び取る訓練だと思っている

指導者が求めている答えが正解系指導

調べ物や技術の確認事項なのでマニュアル通りに答えが、指導者が求める正解ではなかった場合、全てが否定される。もしくは「違うそこじゃあないんだよ」と言われる。
指導者が求める答えだけが正解であり、それ以外は不正解になってしまう。

なぜそうせるのか

・自分の知識が正しいと思っている
・1番に知ってほしいことが優先になっているから

指導者が求めているものが解りにくい指導

無理に答えを言わないように重要な部分を、濁すような指導を行うと余計分かりづらくなる傾向にある。指導者は「察してあのワードだせよ」と考えているが、色々求めすぎていると思う。
察せない時点で指導戦力を変えたほうがお互いのためだと思う。

なぜそうせるのか

・察す能力を伸ばしたいと思っている
・相手の知識量を試している

上記の指導傾向にある人達

・同じ組織に長年居続ける人
・過去にそのような指導を受けた人
・年配者
・組織全体がその指導方法

どのような指導が良いのか

1:調べてわかることはその場で教える

現在では調べ物は片手間で行え、ほしい情報は直ぐに手に入る時代である。年配者より若者の方がネットワークを駆使する時代に調べてこいは、如何なものかと思う。
なので調べれば手に入る情報は、その場で教えてもいいと思います。そしたら直ぐに次のステップに進められ、知識取得も早くなる。

2:調べさせるなら正解の80%を教える

調べてきてほしいモンがあるなら、正解の80%は教え、残り20%を調べてもらう。大雑把なワードで0から調べるのは、精神的にも厳しい。正解が80%もわかっていれば、その場で直ぐに答えが出せる。しかも余力もあるので、付随して色々調べて知識定着に結びつく場合もある。

3:求めているものをしっかり伝える

相手にあやふやに指導したままだと、不明瞭な回答しか返ってこず、お互いに不快な気分のまま過ごすことになる。
指導を受ける立場の人間に「察する」ことは難しい。ましてや学び中の知識を察してほしいと思うは酷である。

指導を受けるものとしての対応

何を調べてきてほしいか・答えてほしいかを明確にする。これに尽きます。
指導を受ける立場として、先輩・上司への配慮は必要であるが、自分があやふやなまま学習しても意味が無い。
なので「〇〇を調べればいいのですか?」や「このページに答えがあるんですね」と相手に投げかけられるようにしていく。







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